ニシノユキヒコの恋と冒険(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

聞いたことがありますが、安住の家庭は少しだけ不完全な相手と一緒になること。本作がそれに当てはまっているのかな？なんでもこなせる二枚目でさえも、悩みがあるんだなと思いました。

とにかく竹野内豊を愛でるために作られた作品だと思いますが、かなり入り込んでしまい、最後までとても楽しく拝見させていただきました。

原作の川上さん×監督の井口さん。それぞれが持ち合わせた世界観が見事に溶け合った素敵な作品。登場人物の住まいや、主人公がデートに出かける場所、音楽なども含め、目と耳の両方で楽しめる映画でした。

正直、とんでもなく面白いってことはないですが、じんわり心に残る日本らしい作品です。出演者のみんながキラキラ輝いていて、女優陣が最高に可愛い映画でした。

ニシノユキヒコの役が竹野内豊さんだから、虜になってしまう女性たちの気持ちに共感できる。外見が良いだけでなく、仕事もできて、来るもの拒まず、女性を区別することもない。相手の望んでいることを躊躇することなく、直感的にやる天性の才能を備えている。そしてどんな嫌なことをされても嫌な顔をせず、決して怒らない。更に、相手を思いやる言葉を掛けてくれる。傍にこんな男性が現れたら、居心地がよ過ぎて益々、好きになってしまうだろう。でも、誰にでも優しいニシノユキヒコに不安になり、悩む日々を送ることになってしまいそうだ。一瞬、完璧に見えるけれど、本人に悪意がある訳ではないのが罪というか、人間味が感じられないのだ。ニシノユキヒコなら、歳を重ねても衰えを知らず、永遠にモテキが訪れそうだ。最期を迎える時も誰かが傍にいて、お世話してくれそうな気がする。何をしても許してくれる寛大な女性が現れない限り、一生、独身のような気がする。ニシノユキヒコには、本人も周りの女性たちも一緒に過ごした時間がとても幸せな良い思い出にしてしまう魅力があるのだろう。竹野内豊さんとデートしている気持ちになれるし、好感を持たれるニシノユキヒコの言葉や仕草や目線など、参考になる作品だ。

「犬猫」「人のセックスを笑うな」などで有名な井口奈己監督がメガホンを握った話題の映画ということで期待を込めて観たところ予想以上に見どころがある作品でした。竹野内豊が演じるモテ男「ニシノユキヒコ」はルックスも良く仕事も出来て、セックスも上手いと男として完璧なんですが、そんないい男の周囲には常に魅力的な女性が付いており、そんな女性たちの欲望に答え満足させるニシノでしたがなぜか女性たちはニシノの元を去っていきます。それでも本当の愛を求めてまた誰かを愛していくそんなニシノの姿になぜか愛おしいものを感じてしまいます。誰もがうらやむような完璧なモテ男しかしなぜか幸せな結末にはならない不思議だけども何となく離れていく気持ちが分かるような気がします。モテルが故に二股や三股は当たり前のようにしておりそんな感覚のずれから、最初は良くても結婚相手としては選ばれないタイプの人間何ですかね。実際にこういったタイプの相手と結婚するなら浮気される事を前提に結婚するしかないですよね。モテル男は何歳になってももてますからね。しかしこのプレイボーイを演じる竹野内豊さんがはまり役過ぎて違和感を全く感じません、この男になら浮気されても仕方ない。

竹内豊、尾野真千子、成海璃子、木村文乃など豪華な役者でいっぱいの映画でした。竹内豊の魅力が最大に出されていて、彼に惹かれまくりました。彼の演技やルックスはもちろん素晴らしいですが、なんと言っても声が絶妙でした。本田翼は、ヘラヘラ感がとても似合っていてはまり役だなと思いました。ユキヒコの言葉選びから全ての行動まで全てかっこよかったです。モテてるけどふられまくってしまう、しかも別れがサッパリなことは現実でもよくあることだろうなと思ってみていました。遊び人でもないのにクズでもない、というような人は私も実際に出会ったことがあるので非常にリアルでした。それと同時に女は面倒臭いいきものだなと、女の私でも思ってしまいました。この作品は独特な世界観があって、今まで見てきた映画作品ではなかったのでそれも魅力に感じました。個人的に大好きな役者がたくさん出演している映画でもり、とても楽しんで見ることができたので必ず見返したいと思っています。少し今までとは違った感じの恋愛作品が見たい人や元気を出したい人で、まだこの作品を見たことがなかったらぜひ一度は見てほしいなと思います。キャスト、演出、舞台など色んな面において大満足すること間違いなしです。

川上弘美の原作よりも、ニシノユキヒコの亡くなった年齢をやや若く設定したようです。ひげが濃いですがとても感じのいい竹野内豊が、女性たちへの敬意に満ちたユキヒコを演じるとても上品な映画です。ユキヒコは不慮の死を遂げます。幽霊になったユキヒコが会いに現れたのは、彼女とかかわりをもった数多くの女性たち（阿川佐和子さんがその中でもっとも年長の女性を演じていて、阿川さんが女優もしていることを知りました）の中で、よりによって生前のユキヒコが、小さな子供だった頃しか知らない少女。かつての恋人の今は高校生になった娘です。幽霊初登場のシーンの、偶然吹いたとはとうてい考えられないほどのすごい風が印象的でした。この映画で何度も笑わせられたのは、ユキヒコに対して「いやです」と言うと次のシーンで必ずユキヒコは彼が拒否されたことをやっていること。「いやだ」と言ったことを次のシーンで、「いやだ」と言った本人がしているというのは、映画でよく使われる手で私は大好きなのですが、それの変種です。女の気持ちがわかってしまうユキヒコ（少女がパフェが嫌いなことも知っていた）としては、「いやです」ということばの裏の本当の気持ちにしたがって行動していると言えましょう。