カラスの親指(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

キャスティングが非常に良い。長女役の石原さとみさんが贅沢な使い方してるなと思いました。物語は次女の方が重要でブレイク前の能年玲奈さんを起用し、なかなか適役でした。

邦画のサスペンス映画に良くありがちな、ギャーギャーと叫ぶシーンが多かったり、無意味に過剰な演技を見せられる事を想像していました…が、このカラスの親指にいたっては、阿部寛が演じる主人公タケさんの温度が丁度良く…と言うよりも阿部寛の演技が、声が、丁度良い静けさで、物語を進行させているのだ、と思いました。それと対比の様に、村上ショージが演じるテツのフワフワとした、お調子者のキャラクターが良い意味で魅せられていると思います。内容は詐欺師の二人が、ひょんな事から美人姉妹(石原さとみと、のん(能年玲奈))と青年(小柳友)と共に生活する事となり、そこで絆や愛情を育みつつも、色々なトラブルに巻きこれてゆく様を描いている。詐欺師、ということもあり、そのトラブルを色々な伏線を張り巡らせて回収してゆく。巧妙に会話の中から感じ取れる伏線や、家族の形の行方など、難解過ぎる謎解きと言うことも無いので、とても丁寧で観やすい映画だと思います。ラストの展開、結末には、男の哀愁が詰まっていると思います！サスペンス映画に抵抗がある方、重苦しい雰囲気を想像されている方は、より気軽に観れる作品だと思います。村上ショージの演技力も、是非はあるかと思いますが良い味だと思います。難しく考えず、ご覧になって頂きたい作品です！

一歩でも躓いたらそのまま転落への一途をたどっていってしまう、現代日本だと本当にありそうな話です。その元となったのは会社の同僚の借金の保証人となったから、いい人ほど損をするという典型です。ですが、そのまま地獄に落ちていくわけではなく「鶴の恩返し」だって日本の作品なのです。悪い事をしたと認めて人のためになることをすればご恩を返そうとしてくれる人はいるわけです。バッドエンドでどうしようもなく終わるかと思いきや、まさかのハッピーエンドに心が暖かくなりました。とは言え、すぐに良いことは起こりません。借金の取り立てをするお仕事に嫌気がさしてやめようと思い裏帳簿を警察へと持ち込むことで組織を壊滅に追い込んだタケ、でもだからと言ってまっとうなお仕事に付けるわけでもなく、やっぱり詐欺師として日々のこまごまとしたお金を稼ぎ続けるしかないのです。そんな彼を引き上げてくれる人物の正体は最後の最後にようやく分かることに、何となく自分自身が詐欺に合っているかのようなどんでん返しのストーリーで面白かったです。原作もあるとか、読んでみたいと思います。詐欺師が主人公ですが、自分自身だってこうなっていて不思議ではないわけで何となく人間味もあり嫌な気分はありませんでした。

2012年の劇場作品で、自分としては阿部寛と石原さとみが好きなので見に行きました。村上ショージや能年玲奈(のん)が出てて、バラエティ豊かなキャスト陣だったなと思います。みんな実力派だったのが記憶にも新しいです。原作があるらしく、それを後から知ったのですが読んだことはなくそのまま見ました。割と話の中で複雑に伏線が張られていたり、思わぬギミックが仕掛けられていたりと、かなり楽しめるような仕掛けだらけの作品で製作者の手の入れようがすごいなと思いました。前半は割とたんたんと進んでいくのが特徴なのですが、中盤あたりからかなりギアを入れてくる感じが全体としてかなりアクセントや緩急がつけられていて、見ていて飽きないような構成になっていたのが非常に印象深かったです。起承転結やトリックもしっかりしており、非の打ちどころのない作品に仕上がっていて視聴したあととてつもない満足感に包まれました。特にきわどい表現だったり、分かりづらい展開がまったくないので老若男女幅広い層の人間に自信を持ってオススメできる作品になっております。これくらいの雰囲気の明るさと、ギミックがしっかりとしている感じが保たれている日本の作品は、なかなか無いのではないでしょうか。

この映画は絶対最後まで見切ってほしいです。ラストに衝撃が隠されています。私が注目したきっかけは、石原さとみさんとのんさんが姉妹役を演じるということから。少しミーハーな気持ちもあって見たのですが、ストーリーの面白さにドはまりしました。主演阿部寛さんが演じるのは詐欺師の役で、その相方が村上ショージさんなのですが、村上さんの演技が素晴らしいです。こんなに演技が上手い人だったとは知りませんでした。2人の掛け合いは見ていてとても心地よく、他の作品でもこのコンビでいろいろな役を見てみたくなりました。兄弟役とか面白いかもと思っています。物語に出てくる人たちは、皆訳ありまくりな人ばかり。一見ぶっ飛んで見える彼らですが、心の中での葛藤や、優しさ、弱さなどが上手に表現されていると思いました。悲しい生い立ちって、やはりその後の人生に大きく影響してしまいますよね。でも、彼らのすごいところはそれらをバネにして立ち上がったところだと思います。最後まで飽きずに見ていられるのは、役者陣の素晴らしさとじっくり考えこまれた脚本ありきだと言えます。このメンバーで他の映画もやってほしい！と思える作品でした。まだ見ていない方は、早めに見てみてください！爽快感が病みつきになりますよ。

あなたもきっとダマされる！？詐欺エンターテイメント映画。自分以外にも感想を聞きましたが、結末が予測できてた人は少数派。あなたがコナンくんじゃない限りは、きっと気持ちよくダマしてくれると思います。ヒューマンドラマのような感動の要素もあり、いろんな面で楽しめる作品に仕上がっているので、カップルで見ても、家族で見ても、きっと満足できるはず。あなたはきっと、もういくつかレビュー見ちゃっているかもしれませんが、なるべく他人の感想や事前情報は入れずに見た方が面白いですよ。もし鑑賞する予定があるなら、今すぐレビューを見るのをやめた方がいいです。面白さが半減します。また、ものすごく存在感のある女の子が出てるなあと思ったら能年玲奈さんでした。演技とか、タレント性は今の方があるけど、初々しさとか透明感とかかわいさは、今よりこの時の方がいいかもしれないですね。透明感をいつまでも失わない人ではありますが、この時期はクリオネくらい透明。すごくいいです。ただ、演者で不満があるとすると村上ショージ。演技がちょっとわざとらしく・・・。どうしてもこの人じゃなきゃいけなかったんですかね。かなり重要な役回りなので、この人の演技次第で映画全体の出来が変わってしまう。使うにしても、こんなに重要な役にしなくたって・・・。周りがうまいと余計悪目立ちしてしまうなあと思いました。

阿部寛さんが、さすがの演技力で素晴らしかったと思いました。ほんとにいい俳優さんだと思いました。村上ショージさんが、以外にいい味を出していてひょうひょうとしてて魅力的で、とても良かったと思いました。インチキくさい標準語が良かったです。阿部寛さんとのコンビがとても良かったです。石原さとみさんが、とてもきれいで可愛かったです。とてもいい演技をしていたと思いました。「カラスの親指」というタイトルにあるように、親指だけが全ての指と正面から向き合えるというエピソードは、とてもいい話で誰かに話したくなりました。能年玲奈さんが、不幸な境遇の身の上なのに健気で一生懸命で、圧倒的な演技力で存在感がすごかったと思いました。ミステリー要素があって、スカッとする爽快なストーリーがとても良かったと思いました。最初から引き込まれてしまい、最後まで飽きることなく観ることが出来ました。ストーリーの構成が、無駄が一切なくて素晴らしかったと思いました。どんでん返しに次ぐどんでん返しで、最後の最後までほんとのことがわからない展開がすごくて、最高に面白い映画だと思いました。文句なく傑作だと思いました。たくさんの人に観てもらいたい映画だと思います。

本作はミステリ作品で有名な道尾秀介さんが原作の作品です。原作を以前読んだことがあり、面白かったのでこの映画を観てみました。原作同様ハラハラドキドキする面白い映画でした。主演は阿部寛さん。とてもダンディな俳優さんですが、詐欺師の役で、やさぐれた姿を見事に演じています。阿部寛さんの相棒役が村上ジョージさん。わたしはこの村上ジョージさんの演技力にとても驚きました。お笑い芸人さんの姿しか見たことがなかったのですが、この映画ではとても自然で、味のある演技をします。名バイプレイヤーとしてもっと沢山の映画に出てほしいと思いました。また、出演者にはまだ出始めたばかりの能年玲奈さんや、石原さとみさんがいます。能年さんはこの映画の出演にあたり、髪の毛をショートにし、ブレイクを果たしたそうです。生真面目な役柄を演じています。初々しくて可愛らしい姿が見ものです。石原さとみさんのぶっ飛んだ役柄もかわいいです。ストーリーとしては、詐欺師の話でもあるので、ハラハラドキドキの展開が度々あります。飽きることがありません。そして、その背景にある、人の苦悩や優しさが切なくて、深みを感じます。いくつかの伏線があり、最後は驚く展開です。

阿部寛と村上ショージのコンビが良い味を出していて、ストーリー展開もテンポが良くて良かったと思います。特に村上ショージはどこか抜けているイメージがあるのに、実はそうではなかったというどんでん返しもあったりして、最後まで先が読めずに飽きることもありませんでした。様々な人間模様が描かれていて、いくつかの作品が組み合わさったかのような濃厚な感じがしました。それでいて、きちんと筋が通っていて、違和感は全くなかったです。長編大作にはなりますが、どれも欠けてはいけないシーンでした。ハラハラドキドキする展開がいくつも仕掛けられていて、見るたびに驚かされました。コメディ要素もありつつシビアなところもあり、終始驚いたり笑ったり、泣きそうになったりしました。一番最初のシーンで、阿部寛が巧妙なテクニックで詐欺をするところから始まるのですが、そのテンポの良さに一気に引き込まれました。そして、冒頭部分であるにも関わらず、この映画は絶対に面白いと思わせてくれる雰囲気もありました。原作のイメージとは少し違う部分もありましたが、これはこれで違う視点から楽しめた感じがします。脇を支えるキャストも、それぞれの個性が生かされていました。

主演が阿部寛さん、そのほかに石原さとみさんやのんさんなど、ビッグスターの共演が楽しめます。詐欺師が主人公の映画なので、黒くてドロドロとしたストーリーかと思いながら見始めましたが、実は詐欺師ならではの人情にあふれた映画で、家族を想い人に優しくなれそうな気持になる映画です。数々出てくる詐欺師のテクニックにも脱帽しますが、それ以上になぜ彼らが詐欺師になったかというバックグラウンドが切なく、また詐欺師であるが故の危険と隣り合わせな生活は心が苦しくもなります。もちろん詐欺はいけない行為ではあるけれど、この映画に出てくる詐欺師たちは、人を傷つけ善良な人から搾取する悪い人達から奪ってやろう、一儲けしようというという筋の通った詐欺行為で一泡ふかせます。そこがまた見ていて気持ちよく、スカッとします。ぶっきらぼうで口は悪いけれど、心は優しい主人公の阿部寛さん、また彼らと行動を共にする今どきの若者である姉妹の石原さとみとのんさん、彼らの共同生活には社会から外れてしまった人々の悲しさの中に愛が感じられます。最後の最後に詐欺仲間が大きな詐欺を仕掛けていたことがわかるわけですが、それもまた家族愛にあふれた善意の詐欺で、じわっとくるとてもいい映画です。