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アクション・アドベンチャー

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TENETテネット(映画)の内容

映画『TENET テネット』は、2020年8月のイギリス、翌9月に日本とアメリカで公開されました。

本作は『インセプション』、『インターステラー』、『ダンケルク』など数々のヒット作を生み出し、作家主義と大作主義の両立に最も成功している一人と称されるクリストファー・ノーランが監督と脚本を手掛け制作されました。

物語は突然、国家を揺るがす任務に巻き込まれた名もなき男の姿が描かれた、脅威のスケールで放つ極限のタイムサスペンス超大作となっており、主人公の名もなき男役をジョン・デヴィッド・ワシントンが熱演しました。

ほかにロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ディンプル・カパディア、アーロン・テイラー=ジョンソン、ヒメーシュ・パテル、クレマンス・ポエジー、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナーなど名実ともに演技力のある俳優陣が勢ぞろいしました。

とても見応えがありました。ただまだ頭が追いついていない箇所は何か所がありますが、もう一度観ようと思います。

難解ですけど、何回でも観たくなる作品でしたし、逆再生映像を使った映像トリックは楽しかったです。

相変わらず、とんでもないことを毎回思いつきますね。始まって直ぐ2回目の鑑賞が決定。久々に満足できた超大作。

アクションみたいな映画は苦手ですが、友達と一緒に見ることになりました。でも、色々ギミックがあって飽きずに見られましたし、映画の違和感が気持ち良かったです。

あらすじ

満席の観客で賑わうウクライナのオペラハウスは突如現れた武装グループによって占拠されてしまい、罪もない人々の大量虐殺を阻止すべく特殊部隊が館内に突入します。

部隊に参加していたCIAエージェントの“名もなき男”が仲間を救うため身代わりとなって捕らえられてしまいますが、その間に逆行する弾丸を操る謎の男によって観客の命は救われました。

敵に捕まってしまい拷問を受ける“名もなき男”は隙を見て自殺カプセルを飲みましたが、その中身は単なる鎮痛剤。昏睡状態から目を覚ますと、フェイと名乗る男から“あるミッション”を命じられます。

それは、未来からやってきた敵と戦って世界を救うというもの。突如として巨大な任務に巻き込まれた男は、無事に任務を遂行することが出来るのでしょうか…?

見どころ

名匠クリストファー・ノーラン

まずは本作を手掛けたクリストファー・ノーランとは、『ダークナイト』、『インターステラー』、『インセプション』など数々の傑作を世に送り出し続けている現代を代表する名匠。

エンターテインメントでありながら深淵、難解な作品を手掛けることにより、何度も観たくなってしまう中毒性、そうした魅力を持っています。

また、SF作品を多く手掛けている中でCG嫌いが有名。本作でもCGに頼りすぎない“本物”にこだわった映像が堪能できます。

難解な時間軸

本作は時間が逆に進む“逆行”という人が登場します。タイムワープやタイムリープとは違い、未来から過去に時間が進んでいる状態のことですが、文章で説明されても良く分からなくなるかと思いますので、観ていただくのがオススメ。

時間軸をゴチャゴチャにしているので、分かりづらく捉えられがちですが、監督は時間軸を触りがちでも有名です。

2000年公開『メメント』では時系列が逆に進んでいきますし、2010年公開『インセプション』では空間によって時間の進み方が変わる。そして2020年公開の本作として10年ごとに時間軸をメインに描いた作品が誕生しており、まさに“時は来た”の作品となっております。

生身のアクション

アクションシーンも見応え抜群。予告編でもわかる通りの迫力あるカーアクションに、手に汗握る攻防が繰り広げられます。

車も相当数が壊されておりますが、何よりも衝撃なのは飛行場でのアクションシーン。そう、飛行機が登場します。しかもジャンボ。さらには撮影用にと1機買い取ったなど、スケールが違いますね(笑)

また、先ほどのお伝えした通りCG嫌いの監督であり本物志向なので、ド派手な爆発シーンは一発勝負。「これはCGではなく本当にやっているんだ」と思って鑑賞すると、その凄さがさらに感じられることでしょう。

最期に生身の人間が織りなす大人数の動き。一人ひとりキャストがガチでやっており、冒頭のオペラ会場でのテロリストに威嚇された観客の動きなどはCGでは再現出来ません。

この通り冒頭から作品に見入ってしまうこと間違いなし。また何度も新たな発見が見えてくるので何度も観返したくなる名作に仕上がっております。

スタッフ

監督・脚本:クリストファー・ノーラン
製作:クリストファー・ノーラン / エマ・トーマス
製作総指揮:トーマス・ヘイスリップ
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ

キャスト

名もなき男:ジョン・デヴィッド・ワシントン(田村真)
ある偽装テロ事件をきっかけに、第三次世界大戦を防ぐための謎のキーワード「TENET(テネット)」を巡るミッションに巻き込まれることになる。

ニール:ロバート・パティンソン(櫻井孝宏)
名もなき男に協力する優秀なエージェント。ユーモラスな一面を見せ、時に作戦に対して派手さを求める一面もある相棒。

キャット:エリザベス・デビッキ(清水はる香)
イギリスの貴族階級生まれのセイターの妻で一児の母。美術品の鑑定士。

セイター:ケネス・ブラナー(内田直哉)
ロシアの新興財閥。天然ガスで富を築いたとされているが、実は武器商人であり未来と現代を繋ぐ謎の悪人。

プリヤ:ディンプル・カパディア(高島雅羅)
サンジェイ・シンの妻。「TENET(テネット)」を知る、秘密組織の一員であり名もなき男に全面協力する。

アイヴス:アーロン・テイラー=ジョンソン(小松史法)
「TENET(テネット)」実働部隊指揮官で名もなき男を導く隊長。

マヒア:ヒメーシュ・パテル(藤田大助)
名もなき男に協力する工作員。

バーバラ:クレマンス・ポエジー(まつだ志緒理)
時を逆行する武器を研究する「TENET(テネット)」の科学者。

クロズビー卿:マイケル・ケイン(青森伸)
名もなき男にセイターに関して情報提供を行う。

フェイ:マーティン・ドノヴァン(伊藤和晃)
名もなき男を「TENET(テネット)」に勧誘し、第三次世界大戦を防ぐ任務を与える。

ボルコフ:ユーリー・コロコリニコフ(拝真之介)
セイターの忠実な部下。

ホイーラー:フィオナ・ドゥーリフ(行成とあ)
「TENET(テネット)」の実働部隊隊員。

サンジェイ・シン:デンジル・スミス(加藤亮夫)
ムンバイの武器商人。

マックス:ロウリー・シェパード(飯沼南実)
キャットとセイターの息子。

クラウス:ジャック・カットモア=スコット(落合佑介)

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TENETテネット(映画)の感想

30代女性
30代女性

視聴者置いてきぼりの全然理解できない映画。私の大好きな映画「インセプション」を作り出したクリストファー・ノーラン監督の新作映画。この映画のタイトル「TENET」も、前からも後ろからも同じように読めるあたり捻りがあり、観る前から期待が膨らみます。期待が大きい反面、一捻りも二捻りもある難易度の高い作品であることは予想していました。ストーリーの最初、場所がウクライナ、キエフということで国がらみの陰謀かなと予想していた頃が懐かしいです。だんだん思考が追いつかなくなっていきます。とある研究所で、主人公がある現象を見ます。銃で撃った弾が弾倉に戻るという時が逆行する現象です。この現象を主軸にすることによって、今後の展開が複雑になっていきます。世界の滅亡を防ぐために、過去の自分たちと戦うことになる細かなストーリーを理解することは諦め、次回の観賞に託すことにしました。逆再生となる世界観の面白さ、美しさと、ストーリーの触りに集中して観ることで、初めての鑑賞の割に楽しめました。私を含む多くの人が、ストーリーの理解を深めるため映画館にさらに足を運ぶだろう、またインターネット上で様々な考察が飛び交うことになるだろうと思わずにはいられない映画でした。

50代男性
50代男性

クリストファー・ノーラン監督によるSF映画です。個人的な感想は、戦争映画のため致し方無いかも知れませんが、少し戦闘シーンが激し過ぎるのではないかと感じました。未来において時間を逆行出来る装置が開発され、未来から来た軍隊(逆行)と、現代の軍隊(順行)が協力して、第三次世界大戦を防ぐために立ち向かうというストーリーです。逆走するカーチェイスや、時間を順行する軍隊と逆行する軍隊が入り乱れての戦闘シーンは、異様な空間の中で、展開が速すぎて、観る側としては、少々疲れてしまいました。ですが、その複雑な絡みは、推理小説のような謎を解く楽しみがあり、つい引き込まれてしまいます。また、時間を逆行している時、火の中に入ると凍死しかけたり、使った銃弾がまた戻って来て装填されたり、発想はユニークですが、直ぐには理解出来ず、面食らってしまいました。非日常を扱う中、突っ込みどころを、極力理論的に整理しようとする制作側の執念を感じさせる作品だと思います。ですが、逆回転のシーンを取り入れる事で撮影費用の軽減を図ったかのようで、時期が時期だけに、新型コロナウィルスの影響が映画製作にも出てしまっているのかと感じてしまい、収束したらまた改めて観てみたいと思います。今までに無い発想の映画で、一度は観る価値のある作品だと思いました。

30代女性
30代女性

『インセプション』や『インターステラー』など今までに見たことのない映像作品で有名なクリストファー・ノーラン監督の最新作です。非常にストーリーが難解で、一度見ただけでは理解することが難しいということでも話題になりました。CIAの一員である名前もなき主人公がとあるテストに合格し、未来の第三次世界大戦を救うための特殊任務に就くことになります。仕事仲間となるニールと合流し、任務のカギとなる武器商人セイターに近づきます。セイターは余命が短いがゆえに自暴自棄になり、時間の流れを逆行させるアルゴリズムを完成させ、現世界を滅亡させる画策をしていました。名もなき主人公はいきなり任務を任され、任務の全容が分からないまま話が進んでいくので、見ている側も混乱しながら話についていくので精一杯です。ただノーラン監督らしく、本物の映像に強いこだわりを感じます。飛行機を爆破させたり、逆向きに進むカーチェイスなど、どのように撮ったか分からない映像は新鮮で、見ていて興奮します。今までタイムリープを取り上げた作品は数多とありますが、時間の逆行を取り上げた作品は本作が初めてではないでしょうか。まずは考えるよりも、映像美を感じてください!

30代男性
30代男性

内容や設定が難しいと聞いていたので気合を入れて観ましたが、半分も理解できませんでした。これはどういうことだ?と考えているうちに、どんどんストーリーは進んでいき、また新しいこれはどういうこと!?という事が現れてきて、少しでも食らいついていくのに必死という感じでした。特に時間を逆行するという概念が新しすぎて未だに理解できていません。しかし最初から最後まで面白いということだけはわかりました。とにかくめちゃくちゃ面白かったです。何が面白かったのかというと難しいですが、年齢を重ねるうちにいろいろ考えるようになり面白いと感じる事も少なくなっていましたが、このTENETを観て子供の頃感じていたよくわからないのに面白いという感覚を思い出しました。重厚感のある音楽、迫力満点の映像、複雑ながらも非常に奥深いストーリー、これらすべてが合わさってこの体験ができたのだと思います。ノーラン監督の作品は好きでしたが、その中でも1番好きな作品になりました。賛否の分かれる映画だと思いますが、私はどハマりしました。ノーラン監督の作品が好き、SF好きという方には間違いなくお勧めできる作品です。映画を観終わった後、ネットでストーリーを調べてみたり時間の概念について勉強してみたもののやっぱり全ては理解できず、、、DVDも購入して自宅のDVDプレイヤーによる時間の順行と逆行を繰り返し、理解出来るまで何回も観ようと思います。

20代女性
20代女性

クリストファー・ノーランの話題作として公開された本作。様々な感想が飛び交う中、私は劇場に2回行ってきました。1回目見たときは正直「何だこれは」と思いました。ストーリーが複雑で伏線もたくさんあって理解できないことが多かったからです。それでも理解できないなりに「ここには伏線がある」「ここのシーンはあのシーンとつながっている」など散りばめられたものをつなぎ合わせるように見ていたので不思議と退屈になったり飽きたりはしませんでした。映像も素晴らしく、飛行機が爆発しているシーンなんかは目を見張るものがりました。臨場感を味わえる劇場で見ることをお勧めします。このストーリーの複雑さと映像の素晴らしさが劇場に2回いく理由になりました。私の周りにも複数回見にいく方が多く、何度見ても新鮮な気持ちで見られるかと思います。 また、主人公も含め魅力的なキャラクターも多く登場します。そのどれもがミステリアスで、つい見惚れてしまいます。特にエリザベス・デビッキが演じる美術品鑑定士のキャットというキャラクターは美しくも毒のある女性で引き込まれてしまうこと間違いなしです。ストーリーもキャラクターも一筋縄では行かない「TENET」、一見の価値は絶対にあると思います。

20代男性
20代男性

まず感想としては「度肝を抜かれた」と感じました。予告や宣伝にて「これまでにはない映像体験」と語られることで少しハードルが上がりすぎていないか?と自分の中で感じていました。ですが実際に映画館に足を運び、視聴を開始すると上映時間中一度も購入したポップコーンに手を伸ばせないほど集中していました。私個人の好きな映画ジャンルとして『インデペンデンス・デイ』や『ダイハード』といったアクション系です。『TENET テネット』も同じようにアクション系の映画となっています。今回の映画の鍵を握るのは「時間」です。私たちが今生きている中で当たり前に流れ続けている時間、止まらずに流れ続けている上に逆戻しもできません。ネタバレになってしまうため多くをここに書くことはできないのですが、映画を見始めて最初は頭の中に「?」が多く浮かぶと思います。ですがそれらが劇中でどんどん明らかになっていきます。ただアクションで爆発・銃撃戦が多く起こるだけではなく少しミステリー要素もあります。洋画や海外ドラマ、国内ドラマなどで伏線回収が好きな人にはとても当てはまると思います。私自身、劇場で見ていて終盤になるにつれて心中で「ここと繋がっていたのか!」とどんどん思考がクリアになっていきスッキリしていきました。ぜひ見てみてください!

40代男性
40代男性

細かいことが不明でも、とにかく凄いことになっている感がこれでもかと味わえる時間逆行サスペンスアクション大作。前代未聞の時間逆行アクション映像にあなたの頭はクラッシュ間違いなしです。スパイダーマンもかくやの高層ビルの壁を駆け上がったり、犯罪映画みたいな輸送中お宝強奪大作戦や、陰謀を暴くスパイアクション等々、主役のジョン・デヴィッド・ワシントンが、アクション大作映画が何本も撮れるようなテンコ盛りのネタの数々を八面六臂の大活躍で見事にこなしています。しかしながら、彼は美男とは必ずしも言えないところが愛嬌があって良いのですが、そこの足りないところは、相棒役のロバート・パティンソンが一手に引き受け補完していて、「バディ物」としてのコンビネーションも抜群の出来であり、その筋がお好きな向きには魅力引き出し放題かと思われます。ヒロイン役のエリザベス・デビッキ(身長がなんと191cm!)の並みの男でもなかなか太刀打ちできないであろう長身瘦躯な美女ぶりは、縦長大画面がうりのIMAX作品に映える女優を!というコンセプトでのキャスティングなのではないか、と勘繰りたくなりますね。大作映画かくあるべし!という監督・脚本のクリストファー・ノーランの熱い想いをビシビシと感じる意欲作です。

30代男性
30代男性

「ノーラン史上最も難しい」と言われる今作だが、初見では難しいことは抜きにして、ポップコーンとコーラを片手に、エンターテイメントとしてこの映画を見ることを強くお勧めする。ハイスピードでスリリングな展開と、圧倒的な映像美できっとあなたを楽しませてくれるだろう。私がなぜそう思ったかというと、序盤に出てくる女性研究者のセリフに「考えないで、直感よ」というものがあり、ここに「この映画の見方」が込められているように思ったからだ。だから「考えず、直感で」この映画を見れば、非常に楽しめるはず。私もそうだった。さて、物語はタイムリープ(時間跳躍)と時間の逆回転(ビデオの巻き戻しをコマ送りで見るようなイメージ)というトリックが用いられ、かなり早い展開で進んでいく。主人公は様々な困難に巻き込まれるが、その際に不可解な現象に襲われる。それは未来の自分が現在にタイムリープしてきて、さらに時が逆回転して、現在の自分に干渉しているからである。つまり主人公に感情移入し、彼の目線で映画を見ている分には、この謎だらけの現状を打破するため、作品にどっぷりと浸かることができる。しかし、一転してこの映画を俯瞰で捉え、客観的に見だした瞬間、途端に作品の早い展開についていけず、また非常に困難な作中の謎とトリックにとらわれてしまい、一気に作品に置いてけぼりにされてしまう。だからこの作品は無理に謎を解き明かそうとせず、素直に主人公と一緒に悩み、 頭に?マークを抱えたまま見進めていく方が絶対に楽しめる。この映画を見る人はクリストファー・ノーラン監督のファンであることが多いだろう。 ノーラン監督の作品は重厚なストーリーで描かれるが、同時に作中に織り込まれたトリックの謎解きを楽しむ要素もある。しかしそれは、ともすれば良質なミステリー小説を読んでいるのと変わらないのではないだろうか。 映画とは本来、エンターテイメントである。ノーラン監督は、この作品を「本来あるべき映画の姿=エンターテイメント」に戻したかったのではないだろうか。その想いを冒頭の研究者のセリフに込めたのでないだろうか。つまりあの台詞はノーラン監督のメッセージでもあると私は考えている。もちろん一度見た後、ある程度謎が解けた状態で、もう一度最初から見ると新たな発見や気付きがあり、それもまた非常に楽しめるだろう。だが、やはり初見はただただ圧倒的なエンターテイメントに触れてみてはいかがだろうか。考えずに、直感で。

60代男性
60代男性

この映画、正直に言うと難しかったです。おそらくこの監督は、評判通りの凝りすぎタイプだと思いました。ですので、一回観ただけでは判らないので、都合2回鑑賞しました。それでも、なかなか深い部分が理解できてないことがあり、自分の鑑賞能力がまだまだだと感じました。それでも、これだけは言えます。未来を扱った内容で、イギリスの代表的なスパイ映画の007が戦うようなイメージが取り込まれています。そして、一番の白眉はやはり最後のドンデン返しでしょう。今までの展開の意味が、半分ぐらいわかった時の驚きは半端ないです。最近では最強のどんでん返しと言えるかもしれません。それにしても、悪党のワイフの191cmの身長を誇るデビッキのポジションは、この映画の中での唯一のわかりやすい存在であり、美しい顔や肢体に魅せられてしまいました。わかりにくい部分というのは、時間軸の逆行しているのと、当たり前の時間の進行というのが、同じ画面の中で起きることです。そんな中で兵士たちは戦うのですが、しっかりしてないとあっという間に死んでしまいます。パラレルWORLDということを良く聞きますが、違う世界が同時進行というのは、固い頭の人間には容易には理解できないことです。それでも、惹かれてしまうのは何故なのでしょう。やはり、この作品は先の先を行っているのでしょうか。それに怖い兵器が出てきます。全てが消滅する兵器は、核より怖いです。いずれにしても、冒頭の襲撃から、一直線にストーリーは展開していきます。判らないことがあっても、進んでいくのです。その謎解きは後半に訪れますが、魅力の尽きない作品です。

30代男性
30代男性

複雑に入り組んでいる事が最後に一本の線で繋がる凄く見ごたえのある映画でした。世界観や設定はしっかりと説明する所は説明していて時間を逆行する仕組みなどは大体の構造を何となく説明して重要なストーリーを邪魔しないように上手くバランスが保たれていると思いました。あとで仕組みが気になった場合は調べてみたりパンフレットを買うとある程度の説明があるのでさらに作品が好きになる仕掛けが施されています。伏線もかなり張られていますしその伏線が回収されたところを見た瞬間の興奮はかなりのものです。複雑な設定を分かりやすくするための映像美もかなり驚きました。正直どうやって撮影されているのかが不思議で想像もつきません。主人公が何者なのかがあまり語られていないのもストーリーを集中して見る上で重要な要素だと思いました。悪役の俳優さんの演技がとても良かったです。どこか暗く人を信用していない何か悲しみを背負っているような深みのあるキャラクターとして魅力的でした。様々な謎を用意したうえで何個かを伏線として回収して驚きを用意すると同時に謎のままになっている事も何個かある事で見終わった後にあれはどうだったんだろうかと考える余韻を残しているのもこの映画の深みにはまる一つの要因なのかもしれないです。

 

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