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ドキュメンタリー

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標的の島 風かたか(映画)の内容

標的の島 風かたか』は、2017年に製作されたドキュメンタリー映画です。

沖縄をテーマにした作品を撮り続ける、映画監督でジャーナリストの三上智恵さんが2012年の「標的の村」、2015年の「戦場ぬ止み」に続き製作し、辺野古の新基地建設、高江のヘリパッド建設、宮古島、石垣島のミサイル基地建設と自衛隊配備に反対する人々の戦いを追っています。

プロデューサーは、ゴーストライター騒動で話題となった佐村河内守を追うドキュメンタリー映画「FAKE」や是枝裕和監督と綾瀬はるかさんが「海街diary」以来にタッグを組んだ戦争の悲惨さを伝えるドキュメンタリー映画「いしぶみ」などの橋本佳子さんが手掛け、ニュースや新聞だけでは伝わらない現実を映像化しています。

 

住民や県民や子供たちが犠牲にならないための「風かたか」に行政や大人たちがならなければならないとそういう意味合いの内容だった。時折、エイサーやパーントゥなどの沖縄の文化を挟みつつ、そこで戦う人たちの抗議活動の最前線にまでカメラは迫っていました。自分たちも県民大会や辺野古の抗議活動に参加したいと思っている人にはうってつけの映画だと思う。

この映画がドキュメンタリー映画として優れているのかどうかは、正直言ってよくわからない。でも、三上監督の前作品に出た人たちが、今も私の中で一緒に生きているのと同じように、今作に出てくる人たちも私の中で生きていくのだろう。

本州で、高平のヘリパッドの建設予定地や辺野古の反対運動、宮古、石垣の運動など詳しく報道しているテレビ局がないので、この作品が貴重な現状報告になってしまっている気がするけど、それじゃダメなんだと思った。

映像は、沖縄はさまざまな問題を抱えている現状や、沖縄の人たちが持つ県民性なども浮き彫りにしていく。国の勝手な決定が、そのしわ寄せが罪のない人たちを苦しめる事になってしまう。最後警察の人が泣いてたのは何回見ても考えさせられる。

あらすじ

2016年6月19日に沖縄県那覇市で、アメリカ軍関係者の男による暴行殺人の被害者を追悼する県民大会が開催され、当時の稲嶺進名護市長と集結した市民は事件への怒りの声を上げるとともに、沖縄からの全基地撤去に対する思いを改めて強くします。

「我々は、また命を救う“風かたか”になれなかった」。「風かたか」とは風よけ、防波堤のこと。沖縄県民の8割の反対を黙殺した辺野古の新基地建設、全国から1000人の機動隊を投入して高江で強行されるオスプレイのヘリパッド建設。現場では多くの負傷者・逮捕者を出しながら、激しい抵抗が続いています。さらに宮古島、石垣島でミサイル基地建設と自衛隊配備が進行しています。

なぜ今、先島諸島を軍事要塞化するのか?それは日本列島と南西諸島を防波堤として中国を軍事的に封じ込めるアメリカの戦略「エアシーバトル構想」の一環であり、日本を守るためではありません。

基地があれば標的になる、軍隊は市民の命を守らない──沖縄戦で歴史が証明したこと。だからこそ、県民のこの抵抗は止まりません。この国は、今、何を失おうとしているのか。映画は、伝えきれない現実を観るものに突きつけます。

「標的の島」とは、沖縄のことだけではない。それは今あなたが暮らす日本列島のこと。

見どころ

映像では、辺野古の座り込みに参加した若い女性が「知ってしまったら他人事じゃない」と語りました。この映画は、沖縄の出来事を伝えた映像なのですが、沖縄以外の人たちにも他人事ではありません。

タイトルにもありキーワードとなる「風(かじ)かたか」という言葉。当時の名護市の稲嶺市長が語った言葉ですが、沖縄の言葉で風よけ、防御壁という意味。映画では「風かたか」が2つの意味で使われています。

1つは、アメリカ軍関係者による暴行殺人の被害者を守る風よけになれなかったという痛恨の表現。もう1つは、先島諸島を軍事要塞化することで、もう一つは、アメリカの戦略「エアシーバトル構想」の中で日本が防御壁として期待されているという風よけの意味として。

沖縄県外ではなかなか知り得ない、そんな沖縄の現状を映像で知ることで何かを感じるられる作品とないっています。

スタッフ

監督:三上 智恵
プロデューサー:橋本 佳子、木下 繁貴
撮影監督:平田 守
音楽プロデューサー:上地 正昭
協力:沖縄タイムス社、琉球新報社

キャスト

ナレーション:三上 智恵(みかみ ちえ)

本名:三上 智恵(みかみ ちえ)
年齢:1964年8月13日(55歳)
学歴:成城大学文芸学部
経歴:
1987年に毎日放送(MBS)にアナウンサーとして入社。
1995年の琉球朝日放送の設立とともに移籍。
2014年3月をもって琉球朝日放送を退職。退職後はフリーランスの映像作家として活動。

 

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標的の島 風かたか(映画)の感想

30代女性
30代女性

自分が報道で知っている沖縄のことは、ほんの一部にすぎないことだったんだという衝撃を受けました。本作はドキュメンタリー映画です。沖縄の米軍基地の問題についてや、基地移設の反対運動、警察や機動隊の方たちとの衝突について知っている国民は多いはず。でも、そこで生きる一人一人の状況、立場、想いについて真剣に考えている人は少ないのではないでしょうか。私自身もその一人で、どこか遠い所で起きている話のように捉えている部分もありました。でも、この映画を見ると、これは沖縄の問題ではなく日本国民全員が真剣に考え向き合うべき問題であるということに気付かされます。そして、報道されていることに対する偏りに気付いてショックを感じました。自分自身で情報を集め、そこから考えや知識を深めていくことがいかに大切であるかということを自覚しました。沖縄戦は終わったと思っていましたが、沖縄に住んでいる人たちの心の中ではまだ争いが続いているのだと思います。「風かたか」ってなんだろう?と思っていましたが、風よけのことなんですね。映画を観終わった後、風かたかを沖縄に作るにはどうしたらいいのだろう、自分に今できることは何だろうと深く考えることができました。そして、一つずつ行動に移していきたいと思わせてくれる作品でした。

40代女性
40代女性

三上智恵さんという監督のドキュメンタリー作品ですが、沖縄のあらゆる政治問題がテーマでした。沖縄は観光地として内地の人に人気の地ですが、沖縄在住者にとってはそうではないということ。観光客が問題ではなく、自衛隊問題を中心にして国との戦いがつずいているのです。苦しく、悔しい闘争が沖縄の住民にはのしかかっているという事実を知ることになりました。一時的に報じられているニュースは時間とともに右から左へと流れてゆくものです。現実には私たちの忘れている時にも、苦しみ、戦い、迷いの中に置かれているということ。そういう現実に目を向けないといけないという考えに至った。内地に住む人に現状を知ってもらうことは世の中に拡散することになるし、多くの意見が集まることになる。権力との戦いにも優位に動く可能性も出てくると思う。この作品は重たいテーマを扱ってはいるものの、もっと多くの人に見てもらうべきだと思った。
一部の関心者だけではなくて、もっと無関心な若者、内地の人にも知ってもらうべき内容だ。沖縄以外でもこうした問題に直面する機会はあるし、権力で住民の意思に反することは許されないということに声を上げるべきだと教えている作品だ。

20代男性
20代男性

2017年のドキュメンタリー映画となっていいます。監督は三上智恵さんです。この作品はドキュメンタリーとして非常に重いテーマとなっており。沖縄戦、また沖縄をめぐる根深い問題、新基地建設、オスプレイなど日本の現代においていまだに根本的に解決できておらず、いまだ重要な社会問題となっている沖縄にまつわる様々なことに関して深く切り込み、警鐘を鳴らしている作品となっています。もちろんこれはフィクションなどではなく、現実に起こりうることが題材のドキュメンタリー映画となっているため誰もが気軽に見れる作品ではないと思うのです。だが、考えてほしいのが私たちが教科書で習ったことはすべてではないのです。そういったことがこのドキュメンタリー作品にはありありと描かれているのです。戦争がどういうものであるということであるのか、沖縄戦でどういうことがあったのか、戦後日本がどういう扱いをうけてきたのか、基地移設やそれに付随する問題が沖縄を苦しめているのか。テレビや教科書では知れないことがたくさんこの作品で学べます。それくらい作りこまれているドキュメンタリーであり、この作品を作った監督たちの熱意に改めて強い敬意を示したいと思います。より多くの日本人が見るべき作品だと心から思います。

 

40代女性
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沖縄には独自の言葉があって内地に住む我々にとっては外国のよう、おばあの話す言葉は全く分かりません。この作品にある「風かたか」とうい言葉も全く知りませんでした。沖縄と言えば日本の中の南国、ゆったりと時が流れるリゾート地です。観光で訪れる方は多く、現地の人との交流や豊かな自然を満喫して帰るのです。そんな沖縄のもう一つの姿を描いているのがこの作品です。米軍基地があるからこそ、そこに住む本当の外国の人・アメリカ人とのいさかいが起こるのは当然のことです。ここは日本だからと強く言って追い返すことが出来ないのは、戦争に負けたという過去があるからです。米軍のものにより女性が暴行されて殺されて、そんな事件は時に聞きます。もしかしたら暴行で済んだから虫に刺されたようなものと諦めて自分一人の心にとめてしまっている女性も思っている以上に数多くいるのかもしれません。そんな方たちの風かたか・風よけや防波堤になれなかったと悔やむ名護市長、沖縄でも特に大きな県庁所在地のある名護市の市長であっても救うだけの力がないという現実が付きつけられました。辺野古の基地のことなど、ニュースでただ聞き流されるよりも映画で見ると真に迫っています。金曜ロードショーなどで多くの人に見せるべき、何か思う方はきっと大勢いるでしょう。

 

50代男性
50代男性

宮古島や石垣島。あるいは沖縄本島の辺野古や高江。日本、そして究極的にはアメリカのための軍事基地と化しつつある島々と軍事基地化に抵抗する人々を描いた映画です。「風かたか」(「かじかたか」と読む)は風よけ・防波堤という意味だそうです。その意味をかみしめながら見るべき映画でしょう。といっても、毎日放送のアナウンサーとしてキャリアを始め、琉球朝日放送に移って多くのドキュメンタリー番組を制作した生粋のテレビ人である三上智恵監督の映画はわかりやすく、また映画にちりばめられた、石垣島の山里節子さん等の歌声の力で飽きることなく見られます。政治は面倒という人でも沖縄の文化に関心があるという理由だけで見て損はしないでしょう。気になったことを二点。著名な活動家である山城博治氏が県警の人たちとも顔なじみで談笑しているシーンがあったと思います。沖縄には他県から機動隊員が連れて来られるのですが、沖縄県警だけだとどうしても仲間意識が出てなれあいになるという判断が警察幹部にあるのだろうなと思いました。また、石垣島で自衛隊の基地ができる地区の農民たちについて。部落全体が沖縄本島から米軍基地に追われて移住したということです。地区の祭では本島にしかないというエイサーをやるのだと言います。歴史と文化の重層性を見た瞬間でした。

 

まとめ

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