さいはてにて(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

美しい景色と登場人物が映える作品でした。ながら観で観始めましたが、次第に惹き込まれていき、途中から最後まで真剣に観てしまいました。
久しぶりに良い邦画に出会えて、また観たいと思えた作品です。

エンディングが予想していたものと全く違っていました。しかし、自分が思っていた結末より良かったでう。

全体的なストーリーに、憧れる設定。海際に喫茶店なんて気持ちがいいなと思える映画でした。永作さん演じる店主さんが板についていて格好いいですし、実際に行ってみたいと思えるほどです。

人と人の絆が鮮明に描かれており、心温まる映画なので疲れた人に薦めたい一作です。
また女性の方にもお薦めしたいです。女性監督なので、共感できる部分が多々あるかと思います。

映画の感想にこれをはじめに持ってきていいのか分かりませんが、永作博美さん、ほんと変わらずお綺麗です。実はかれこれ２０年以上ファンをしております。綺麗なだけではもちろんなくて力のある女優さんになられました。大好きです。肝心の映画ですが、シーンのカットがすごく綺麗です。すごくセンスがいいのだろうなと感じました。コーヒー屋さんの窓から見える海の情景だとか、いちいちおしゃれというかやさしいというか、ああいいなあと心から思える描写多数です。めちゃくちゃ泣いてしまうような映画というよりも、なんか人のやさしさみたいなものが垣間見えて心の琴線に触れてくる映画という印象でした。ジーンとした余韻が味わえます。永作博美さんがコーヒーを挽いているところとか淹れているところにばかり目がいってしまったのですが、共演の佐々木希さんも良かったです。ナチュラルな演技で映画の世界に入り込むことができました。ただ佐々木希さんのシングルマザー役ってのは今思うとちょっと映画以外のこと考えてしまいますね。個人的にはあと浅田美代子さんも良かったなあと思いました。昔さんまさんのテレビでバラエティ出てたときは面白い方だなとしか思ってなかったですが、映画になると表情がガラッと変わるんですよね。

海の音と景色の綺麗な景色に癒されました。永作博美はいつものようなかわいさはなく、化粧してないのかな？と思ったほど飾り気がない役です。その感じが苦労してきたことを表しているようだったし、芯が通った、田舎でコーヒー屋さんをやる人らしくてリアルでした。人のいない所でコーヒー屋をやって儲かるのか心配しましたが、うまくやっていました。佐々木希演じる若いシングルマザーが危なっかしく、子供たちの姿を私はひやひやしながら観ていました。子供が切ない思いをしてるのは見ていられないです。本当に何もないところで生きていくのは大変です。主人公が父親の思い出を回想するシーンは切なかったです。自分が親になる年齢になっても父親のことをまだ解決できていないのは悲しいことです。そんな主人公は決して幼くはないのですが、型にはまった大人とは違う、大人でも子供でもないような不思議な魅力です。そんな主人公だから他人の子供とも独特な距離感で良かったです。少し暗い始まりから、登場人物皆がそれぞれ光っていこうとして明るい光が射し込んでくる感じが見ていて良かったです。激しく展開のあるような映画ではないので淡々としている映画が好きな人はお好きかなと思いました。コーヒーの匂いがしてきそうで観ているだけで目が覚めそうでした。浅田美代子や臼田あさ美など、脇役が好きな俳優さんで嬉しかったです。

私は、映画『さいはてにて　やさしい香りと待ちながら』を観て、「日々を懸命に生きる女性たちの姿」と「美しいさいはての景色」が特に魅力的だと思いました。まず、日々を懸命に生きる女性たちの姿についてです。この映画では、故郷に戻り珈琲店を開いた女性と、シングルマザーの女性が出会い日々を過ごしていく様子が描かれます。珈琲店の女性は悲しい過去を持っており、シングルマザーの女性は今日を生きることに精一杯で余裕がない生活を送っているなど、二人の女性はそれぞれに苦しみを抱えています。それでも幸せになれると信じて、自分ができることに全力で取り組む女性たちの姿が美しく、勇気づけられながら観ていました。次に、美しいさいはての景色についてです。物語の舞台となるさいはての地・奥能登は美しい自然に溢れています。映像の中にも海や緑が映し出され、物語に華を添えています。さいはての景色の美しさに圧倒され、癒されながら観ていました。また、登場人物たちの感情を反映したり登場人物たちの心を励ましたりするような景色が映し出される場面もあり、それぞれの景色にこちらも忘れかけていた様々な感情を揺り動かされながら、感動を覚えながら観ていました。