金曜日のソロたちへの見逃し無料動画配信と再放送情報6/19東京藝術大学｜Youtube/Dailymotion/Pandora/Miomio/9tsuよりオススメ

同じ藝大生でありながらもそれぞれに追及する分野の異なる３人の生活ぶりは、とても羨ましく思いました。私はこれを美しいと思っている、だとか、本当に好きなのはこれだ、ということをはっきりと言える、というか、そう言うことができてそれを人に対して伝えられる技術があるということは、自信になるし武器になるんだなと思いました。生活の中で何をしていても自分の表現につながっていくし、意図しなくてもつながってしまうというか、生きていくこと自体が作品につながる日々はとても密度の濃いものなんだろうと思います。結局４時間デッサンをし続けて、なお気になって加筆してそれを何度も繰り返せるだなんて、熱量が凄いです。見ていて、彼らは明日を気にすることなく没頭することを誰かから許されているような感覚があり、昔に誰かから聞いた「学生時代は社会人になる前の執行猶予期間」という言葉を思い出しました。いつもと変わりなかったのは、ストレッチマンとストレッチマンのところに届く投稿だけ。さすがに芸術で日本一の大学へ進む人ともなると強いですね。今回の３人は一味も二味も違い、謎ルールにツッコミを入れるどころか、番組に似合わずなんだかまじめに見てしまう感じでした。

今回の金曜日のソロたちへは、東京藝術大学に通う学生のMIDORIさん、岩津さん、つくしさん、３人の１人暮らしをのぞき見するものでした。芸術大学に通っている人ってどんな人なのだろう、謎に包まれているからこそのぞき見てみたい、と思い視聴しました。そして、番組開始早々、自宅で銅板をバーナーであぶるMIDORIさん、鍋でスズを溶かし始める岩津さん、床になにかを投げているつくしさん。そんなことを家でするの？という衝撃が走り、自分とはかけ離れた世界の人という第一印象でした。しかし、大人気のアーティスト曲を口ずさむ姿や自宅のキッチンで料理をする様子などみるうちに、３人ともに親近感が沸き応援したくなりました。芸術の世界にすすむきっかけや作品作りへのこだわりなんかもみることができます。個人的には、MIDORIさんの意外な経歴、眠れない岩津さん、紅茶を飲もうとしたつくしさんを襲う悲劇なんかもみどころです。スタジオの能町さん、ノンスタイル井上さん、ゲストの白石聖さんの秀逸なコメントやツッコミも満載です。芸大生なんか雲の上のような人、自分には関係のない世界、そう思っておられる方にこそ、この番組をおすすめしたいです。