嫌な女(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

映画というよりテレビドラマのような演出ではありましたが、1つの作品として素晴らしい出来の作品だったと思います。嫌な女に対してのカメラの位置だったり、絵のカット割だったりも良く、非常に見応えがありました。

タイプ的に近いテツコのキャラに凄い共感して、自分のことのように入り込んでしまいました。

ちょい役で出てくる俳優の方々が豪華でビックリです。贅沢な器用が出来るのは、監督が黒木瞳さんだからですかね？

吉田羊さんがチャーミングでとても可愛らしく描かれていました。機械のような弁護士が次第にヒトとふれあい心を開いていく様が良かったです。

ドラマでは徹子役を、映画では監督を務めた黒木瞳さん。まるで正反対の性格の女性二人を女性の視線からどのように描いているのかが必見です。ドラマでも同じような役を演じていた木村佳乃さん。悪気もなく周りを巻き込む夏子（木村佳乃さん）の姿に、清々しささえ覚える。人を騙すことは悪いことだけど、相手に幸せだったと思わせる魅力を備えている夏子。見る人の立場によって解釈が変わり、時には嫌な人にも見えるものだろう。徹子が泣いていた時、「泣いたら、皺が増えるよ。」と言って、「元気を出して」を口ずさむ夏子。一見、自由奔放に見える夏子だけれど、そのシーンに夏子の真の生き方や優しさを感じる。「星が丘ワンダーランド」という映画のように、ラストでの木村佳乃さんの上手な歌には感動した。真面目で頭は良いが人の気持ちに寄り添うことが苦手な弁護士・徹子を吉田羊さんが演じている。夏子との出会いは、人に多くを期待しないから冷たく見えてしまう徹子を徐々に人間味溢れる女性へと変貌させる。根本的な優しさを兼ね備えた二人だから、分かり合うことができたのだと思う。誰もが悩みを抱えていているのだから、気にすることなく前向きに明日へ向かって歩いて行こうと思える作品だ。

孤独で真面目な弁護士である吉田羊さん演じる徹子と、恋多き天性の詐欺師である木村佳乃さん演じる夏子という正反対の2人の女性が登場します。夏子って要領が良くて馬鹿みたいに明るくて自由奔放な感じなんです。そのうえ男性がどんどん寄ってきて誰からも愛される女性なんです。でも徹子は不器用で真面目だけが取り柄って感じなんです。徹子と夏子まさに名前の漢字の通りの人柄なんです。私は絶対に徹子タイプの人間です。だから夏子のような人が身近にいたら絶対に嫌だし大嫌いです。関わりたくない女性です。映画のタイトル通りほんと嫌な女です。だけど映画も後半になってくると、実は夏子も孤独で寂しい人間なのかなと思ってしまうんです。それほど嫌な奴ではないかもなんて思う自分がいます。この映画、監督は女優の黒木瞳さんです。初監督作品だそうです。たぶん男性ではなく女性の監督であり、さらに黒木さんだから描けた世界観だったように感じます。女性の視点で描かれているから、私も観ていて共感できる場面がたくさんあったし、完全に映画に入り込んでしまいました。演じている吉田羊さんも木村佳乃さんも役柄に成りきっていました。特に木村佳乃さんの豪快さというか、こんな女性嫌いだなと思わせる感じは見事でした。女の本音が見事に描かれていて面白い映画でした。

真面目が取り柄の堅物の弁護士が、自分とは正反対の性格をしている子供頃から苦手であまり好きではない従妹と絡んだことで今までの性格から脱却していくと言う作品でした。同い年の従妹、特に女性であると幼少の頃より比較をされ成長していくあの子のココはダメなとこみたいな事を周りから言われて知らず知らずのウチに頭に刷り込まれていくものですが、この主人公も自由奔放な従妹が苦手でしたが従妹と関わっていくうちに本当に、この従妹の考え方は間違っているのか間違っているのは自分で、生き方というのは人それぞれではないかと気づく作品でした。主演を演じている吉田羊が、自分と異なる性格の従妹に対してアレルギー反応を示しいたのが徐々に無くなっていく心情を上手く演技しているのが印象的でした。そして、主人公が苦手としている従妹を演じていたのが木村佳乃で、普段は真面目な役柄が多い彼女でしたが自由奔放に男とお金のために生きる女性を演じていたので印象が180度変わりました。人間は、自分と同じ考えの人とは共感をして付き合う様になり、自分と異なる考え方を持つ人とは距離を置いてしまうものですが、果たして自分の考え方が常に正しいのか思い直させられる作品でした。