地球ドラマチックの見逃し無料動画配信と再放送情報6/27お仕事体験｜Youtube/Dailymotion/Pandora/Miomio/9tsuよりオススメ

イギリスの６人の子どもたちが、お仕事体験として、チョコレート店で、父の日に向けたオリジナルチョコの商品開発をやっている様子を見ていると、本当にこの６人の個性はバラバラなので、商品化するところまでいかないのではないかとハラハラさせられました。日本では、初対面の子どもたちが６人集まっても、議論ができるようになるには、相当な時間がかかりそうな気がしますが、イギリスの子どもたちは、もともと議論をする素質を持っているのか、親世代の様子を見ているせいか、自分の意見を言える子どもばかりで、この点は日本とは大きく違うなと感じました。チョコレート工場で、口のまわりいっぱいにチョコレートをつけて食べている姿は、とても子供らしさを感じましたが、そのほかでは、「自分がなぜこんなチョコレートを作りたいか」という理由を説明できたり、チョコレートを入れるパッケージについての説明をしたり、また初対面の大人に対して、立派にプレゼンを行なったりと、子どもでありながら、既に日本の新入社員以上の働きをしているよう見えました。こんな“お仕事体験”は日本でやるなら、伝統を守ると言う意味で和菓子でも良いし、同じようにチョコレートでも良いし、スナック菓子などの商品開発もできると思いますが、ディベート力はイギリスの子どもたちは叶わないのではないかと思いました。

異なる家庭環境から集まった子供たちがチョコレート店で働くというドキュメンタリー。様々な子供たちが繰り広げる人間ドラマが見どころ。子供たちの性格もそれぞれで個性的。リーダーシップを取ろうとする子、期せずしてリーダーになった子、引っ込み思案な子と様々。ただ、チョコレート作りの際に全員で思い切りチョコレートを食べる場面は微笑ましかった。それぞれの子供たちの家庭事情の説明があったのは物語に深みを持たせた。家庭環境に差があることも現在の日本のことを考えさせられたが、どの親も子供を愛していること、子供の将来に期待していることは日本と共通していた。リーダーになろうとした少年が張り切りすぎて空回りし、他のメンバーの信頼を失ってしまった場面は大人も考えさせられた。人をまとめる難しさは大人も子供も変わらないと思った。その後、その少年は一度離脱してしまったが気持ちを切り替えて再度合流。精神的に成長を見せたのが印象的だった。父の日のイベントのためのパッケージを含めた新商品作りやバイヤーとの交渉は全員にスポットライトがあたっていて番組のハイライトと言える。全員で力を合わせて一つのことを成し遂げた姿は見ている私も嬉しくなった。日本でも是非同様の番組を企画して欲しい。