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ヒューマンドラマ

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ぼくらの七日間戦争(映画)の内容

映画『ぼくらの七日間戦争』は、1988年8月に公開されました。

小説家・宗田理さんによる『ぼくらシリーズ』の第1作目である同名小説を原作に、当時珍しかったアメリカ映画界で活躍した菅原浩志さんの監督デビュー作として製作されました。

物語は、管理教育に反発した青葉中学の少年少女たち11人が、インチキな大人たちを相手に奮闘する姿が描かれており、初主演作品として宮沢りえさんが抜擢。ほかには、五十嵐美穂さん、安孫子里香さん、工藤正貴さん、菊池健一郎さん、鍋島利匡さん、田中基さん、大沢健さん、金浜政武さん、石川英明さん、中野愼さんが生徒たちを演じ、佐野史郎さんや三宅裕司さんなどが大人役として出演いたしました。

僕が産まれる前の1988年の作品。子役のキャストさんたちが、今とはまた違った感じの自然さがあり、なんか気持ち良かったですし、宮沢りえさんは子供なのに色気があってドキドキしました。
同年代に生まれて、リアタイで見たかったなと思える作品です。

ホームアローンを彷彿とさせる、昭和の中学生アクションコメディ作。それにしても宮沢りえさんがかわいすぎ!!

大人たちが基地に突入してからが物凄く面白いです。お金があって人権がなかったころの邦画作品は、また現代とは違う味があって良いですね。

当時の私は、彼らの設定年齢よりも少し年上でしたし、宗田理さんの原作は小学校高学年向けのものだったので、公開時は幼稚向けに見えてしまい見てなかったです。しかし、30余年経った今鑑賞すると、スカッとし懐かしさもありで充分に楽しむことが出来ました。あらためて、同世代の自分も年を取ったなと実感しました。

あらすじ

青葉中学は、横暴な教師や理不尽な校則で生徒たちを縛っているだけでなく、体罰まがいの指導もり、生徒たちは日々の生活にウンザリしていました。

そんなある日、1年A組から菊地英治(菊池健一郎)を始めとする男子生徒8名が姿を消します。彼らは食料や生活用などを廃工場に持ち込み、家に帰らず自由な日々を彼らだけで過ごそうとして立てこもりました。学級委員の中山ひとみ(宮沢りえ)も親友の二人を連れて様子を見に行きます。

やがて、近所の通報で生徒たちの居場所がわかり、教頭の丹羽(笹野高史)を筆頭に先生たちと保護者たちがやってきました。

対峙する両陣営。果たしてこの勝負はどちらが勝つのか?史上最大のイタズラがイマ始まる!

見どころ

宮沢りえ…ブレイクのきっかけ

どの時代でも、力で押さえつけようとする大人たちがいます。そんな大人たちに対して、少年少女が様々なトラップを仕掛けて立ち向かっていく、廃工場でのアクションシーンの爽快感はもちろんのこと、原作にはない戦車の登場という大胆な展開から目が離せません。

また、佐野史郎さん、倉田保昭さん、大地康雄さんらによる嫌みな教師ぶりの絶妙さが見事。そんな見どころだらけの本作ですが、やはり何と言っても外せないのが、本作で女優デビューを果たした宮沢りえさんの圧倒的存在感。

彼女が演じた中山ひとみは、おてんばでありながら、大人びた面も感じさせる魅力的なキャラクター。抜群のスタイルとルックスなど、キャストの中でもひときわ強い輝きを放つ宮沢りえさんの完成された美少女ぶりは、そんな役どころと見事にマッチしており、日本アカデミー賞の新人賞を受賞。彼女がブレイクするきっかけとなりました。

そんな宮沢りえさんが、本作の30年後を舞台としたアニメ映画『ぼくらの7日間戦争』で中山ひとみ役を再び演じているので、こちらも要チェックです。

主題歌「SEVEN DAYS WAR」

本作にかかせない重要な存在…それは主題歌『SEVEN DAYS WAR』。

音楽を担当した小室哲哉さんが製作した楽曲で、ピアノ・ギター・ベース・ドラムスのみで、シンセサイザー(音色波形を加工して新たな音を生み出す装置)を使用しなくても、充分魅力が引き出せるような構成。よって、「アマチュアのバンドでは再現しにくい」と、小室さん自身も認める難しい楽曲となっております。

また、映画をイメージして製作されたと思われるため、TMの中では、かなりメッセージ性の強い曲で、世代ど真ん中の人はもちろん、老若男女問わず愛され続ける色褪せない名曲に仕上がっております。

そして、宮沢りえさん同様にアニメ映画『ぼくらの7日間戦争』の挿入歌として素敵なシーンで使用されているので、こちらも要チェックです。

スタッフ

原作:宗田理「ぼくらの七日間戦争」
製作者:角川春樹
監督:菅原浩志
脚本:菅原浩志 / 前田順之介
プロデューサー:青木勝彦
音楽:小室哲哉
主題歌:TM NETWORK『SEVEN DAYS WAR』
挿入歌:TM NETWORK『GIRLFRIEND』

キャスト

中山ひとみ:宮沢りえ
快活な性格で人望があり統率力もある学級委員。菊池と両想い。

菊地英治:菊池健一郎
サッカー部のレギュラーでキャプテン候補。立てこもりを提案したリーダー的存在。

相原徹:工藤正貴
菊地相棒でサッカー部に所属している。陽気でおっちょこちょいな性格。

安永宏:鍋島利匡
ひとみに恋するケンカの達人で肉体派。恋敵である菊池と時々衝突する。

柿沼直樹:田中基
通称・カッキーと呼ばれる産婦人科医の息子。オシャレ好き。

日比野朗:金浜政武
スーパーの息子。食いしん坊で食べることも料理することも大好き。

中尾和人:大沢健
成績優秀の優等生で、学校の勉強に不満を持っている。運動は苦手。

天野健二:石川英明
花火屋の息子で、火薬を調合できる。機械いじりも好き。

宇野秀明:中野慎
機械いじりが得意。共通趣味の天野と行動を一緒にすることが多い

橋口純子:五十嵐美穂
ひとみの親友。相原に好意を寄せている。

堀場久美子:安孫子里香
ひとみの親友。中華料理屋の娘で、趣味は絵を描くこと。

榎本勝也:金田龍之介

丹羽満:笹野高史

酒井敦:倉田保昭

野沢拓:大地康雄

八代謙一:佐野史郎

小柳:小柳みゆき

西脇由布子:賀来千香子

生徒達の親族

菊地英介:出門英

菊地詩乃:浅茅陽子

菊地まりこ:穴原英梨

相原徹の母:恵千比絽

安永宏の母:田岡美也子

柿沼直樹の母:宗田千恵子

日比野朗の母:船場牡丹

中尾和人の母:沢井孝子

天野健二の両親:竜のり子 / 石川清

宇野秀明の母:西海真理

橋口純子の母:正国秀子

堀場久美子の両親:三田恵子 / 粟津號

瀬川卓蔵:室田日出男

警察官:武藤章生

英介の同僚:飯島大介

機動隊隊長:漣龍造

アナウンサー:上柳昌彦

リポーター:福永典明

ラジオDJ:三宅裕司

生徒たち:荒井久遠 / 谷田真吾 / 太田浩人 / 和泉匡俊 / 辺見昌臣 / 白野貴幸 / 永田美妙 / 小島法子 / 高橋幸香 / 内田順子

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ぼくらの七日間戦争(映画)の感想

40代女性
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規則が重んじられる中学校で、男子学生が改善を求め立ち上がるというストーリーが秘密基地を中心に描かれ、とてもワクワクするものです。誰でも校則などの決まり事に「どうしてそれが大事なのか」と理不尽な思いをしたことがあるでしょう。「ぼくらの七日間戦争」はそれをさっぱりと反抗という形で描いていて痛快です。途中で女子のクラスメイト達が入ってくるのも、甘酸っぱい青春らしくてほほえましく感じます。学生が手作りの道具で武器や道具を作り上げ、大人たちに対決していくというのは最近では見られないので、新鮮味すら感じます。このくらい自分も思春期に元気がほしかった!仲間っていいな、と素直に思える作品です。戦争とは書かれていますが、子どもと大人それぞれの主張が真面目にぶつかるという面白さが感じられました。途中で味方になってくれる先生がいたりするのも嬉しかったりします。気が付けばかなり中学生の実行派のほうに肩入れして見てしまうものでした。大人になった人は、絶対に自分の学生時代を思い出すことでしょう。今まさに青春時代を過ごしている子には、ワクワクドキドキしてほしい作品です。服装の乱れや髪の毛の色、そんなに大切なのかと迷うことは誰でもあると思います。そんなことも思い出になってしまうもので、懐かしく見ることが出来る良作だと感じました。

30代男性
30代男性

昭和を代表する映画と言えばこの作品が出てくるのではないかと思える作品です。作品が公開されてから、30年以上たちますが今見ても楽しめる作品は数知れません。今ではありえない教師たちの横暴に反発する少年達をが、廃工場に立てこもり壮絶な闘いを繰り広げる姿はわくわくします。親たちも学校に任せれていれば大丈夫という時代だったのか、最初は何事かと慌てる所がリアルだとも思いました。そんな集った仲間達も7日間もいれば喧嘩もする反発もするそんな中で、全員で最後の花火を打ち上げるシーンは最高だったのではないでしょうか。女性が3人出てきますが何と言っても、宮沢りえさんの透明感はずば抜けていました。この子はこれから活躍すると思っていたら大女優になっていったので、間違いない作品だったのではないでしょうか。最後は機動隊と闘う所は大丈夫かと思いましたが、大人を翻弄する数々の仕掛けにこんな青春時代を送りたかったなと思いました。最後は退学になる事もなく無事に学生を続けられるシーンがあったので安心しましたが、警察・学校ありとあらゆる人を巻き込んで繰り広げられるまさに7日間の戦争が最高に楽しかった映画でした。続編も期待された最高の作品だったと思いました。

40代女性
40代女性

実は私はテレビで放送された当初、ビデオテープで何度もみた大好きな作品だったりします。お陰で、ヤカンでやり取りしていたほんの一言のセリフ、「672年、天下とるむねに壬申の乱」をいまだに覚えています(笑) 歴史のテストで有り難く使わせて頂きました。かなり古い作品ではありますが、服装などのファッションを除いて、ブラック校則が、今だに問題視されており、ドラマ化もされている現在。その辺りで、違和感のない作品だと思います。若くて色白な宮沢りえさんもしかり、全員分かりやすく、個性的な役柄で、主要メンバーがネガティブな暗さはありません。一方で理不尽な校則と乱暴で、モラハラ満載な教師などの大人にひと泡ふかせる訳ですが、やり方がスッキリする仕上がりで、そのスケールも大きく、力強いアクションとまではいきませんが、まだまだ弱くて、少人数ですが、知恵を駆使して多勢に無勢でありながら、大人を倒していく様は面白いです。メンバーが頭脳明晰なんですね。大人もその成長に驚く程です。重要視するポイントではないのもあり、今の時代のような恋愛模様ではなく、学生らしい雰囲気での軽い感じの淡い物語も含まれています。私がハマった一つの要素として、劇中に流れる曲が、小室哲哉さんの楽曲だったのもあると思います。映画の音楽はかなり重要な要素ではありますが、この作品はピッタリでした。お涙頂戴というよりは、ライトな話ですが、世間や規則に抗いたいという思いがある人にはおすすめです。

40代男性
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宮沢りえさんの初主演映画です。今からもう30年以上も前の作品なので、カメラワークなどは今の映画に比べるとつたないし、やはり「古くさい」と感じることもあるかと思います。ストーリー自体も、当時は当たり前だった「厳しい校則」というのが重要なキーとなっており、今の中学生高校生に通じるのかな?と思う部分もあります。造反有理とか、今の中学生高校生が聞いても意味が判らない言葉でしょうし、「校則や学校に反発する」という考え自体が、やはりちょっと「古くさい」と思われるのではないでしょうか。話しの中身としても、恐らく今の時代だとすぐにパワハラだ何だと責められるでしょうし、なんだか「昭和は重い時代だったのだ」という感想を持たれる気がします。ですが、当時の「管理教育」というものをしっかり頭に入れて見て頂ければ、「確かに、これは反抗したくなる」と思ってくれるでしょう。その割には子供たちの逆襲が生ぬるかったりと、ところどころ突っ込みたくところはあるにせよ、退屈はしない映画です。しかしながら、この映画の一番の見所はストーリーなどではなく、宮沢りえさんでしょう。映画初主演、当時15歳でありながら、その美しさは既に完成されていると言っても言い過ぎではないです。宮沢りえさんの美しさ可愛さを見るだけでも十分価値がある映画です。

40代女性
40代女性

この映画が上映されたころ、まだ映画が二本立てでした。『ぼくらの七日間戦争』も二本立てで、『花のあすか組!』だったんですよね。『ぼくらの七日間戦争』は当時大人気となった小説で、中学生くらいの子供が読みやすく、読書感想文にこの本を選んだ子も多かったです。当時は学校の拘束が厳しいところも多く、本の内容に自分たちを重ねていた子供たちも多く、それを実写化したことでより共感を得やすかったのではないでしょうか。映画を見に来ていた客層もやはり若い子が多く、保護者世代の人はあまり見かけなかったと思います。宮沢りえのハツラツとした演技が印象的で、決して演技が上手いとは思わなかったけど、等身大の彼女を見ることができ、感情移入することができました。あの頃はそんなに娯楽もないし、中学生あたりは大人たちから抑制されていたのが当たり前だったので、大人に反旗を翻す映画内容は憧れでもあったのです。でもきっと今の人たちにはあまり受け入れられない映画なのではないでしょうか。「暑苦しい」とか「もっといいたいこと言えばいいじゃん」とか、今の子たちは自由だと思います。なんたって「昭和」の時代ですからね。今とは全く世の中は違うんですよ。宮沢りえさん、当時と今は全然印象が違うのですが、そういえば同級生の男子たちが騒いでいたのを思い出しました。

30代女性
30代女性

初めてこの映画を見た子どもの頃は感動で胸がいっぱいになったのを覚えています。しかし大人になってみると、別の意味で胸がいっぱいになり、見る時々で違った感動を与えてくれる作品だと思います。子どもの頃は大人の言うことを聞くのが嫌で、反抗ばかりして…。だからこの映画を見て心がスキッとしたのを覚えています。しかし大人になると色々なことを経験して、子どもをもつと自分の子どもの頃を忘れてしまって、映画に出てきた嫌な大人達に自分も似ているんだろうな…と子どもの頃とは違った目線で映画を楽しむことができました。音楽も素敵で、いつ聞いても色あせない名曲だと思います。そして何といっても宮沢りえさんがかわいすぎる!今でももちろん素敵な女優さんですが、当時のあのきらめきと言ったら半端ないと感じます。あんな女優さんは今だにいないと感じ、まるで妖精のようなかわいく美しい魅力に見入ってしまいました。子どもたちが奮闘して大人を倒すシーンは痛快で、ついつい子どもたちを応援して大人達を笑ってしまう自分がいて、童心にかえれる映画でもあり大好きな作品です。子供と一緒に見たい映画ナンバーワンで、ぜひ家族みんなで見て盛り上がりたい映画だと思います。

20代男性
20代男性

若いっていいな、やっぱり自分の思うように生きたいなと思わせる映画でした。この映画は青葉中学交という、校則の厳しい進学校が舞台の話。校則が厳しいというのも、今の時代では考えられない体罰、暴言が飛び交っています。そのような学校に通い、鬱屈した思いを持つ生徒達が、ある日結託して皆んなで逃げ出します。そして廃工場に立て篭もり、自由の為に親や学校の先生達と戦うという話です。この話で面白いと思ったのは、逃げ出した生徒それぞれが個性があるところです。サッカー部のレギュラー、食いしん坊、はたまた何故か学校でも期待されている優等生もいます。皆んなそれぞれに抱えた思いがあるんですね。私も昔、進学校に通っていたので少し気持ちが分かります。親は進学校に通う私を見て嬉しそうでしたが、私は苦痛でしかなかったです。この映画は何か押さえ付けられて鬱屈とした毎日を送っている人にはスカッとする映画になると思います。またこの映画、宮沢りえさんがとても綺麗でした。デビュー作ということで、演技はそんなに上手いとは感じませんでしたが、とても綺麗でした。衣装も途中から露出が増えて妙にエロくなります。宮沢りえさんの若かりし頃が見たいなら必見の映画です。

40代男性
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この映画は、宗田理さんの小説を実写映画化した作品で、当時人気を集めていた宮沢りえさんが主演をつとめた作品です。宗田さんの「ぼくらシリーズ」は中学生や高校生ら子どもたちらの学校や家庭での出来事を描いた人気作品で、この作品は第一作となります。ちょうど自分が中学時代に出版されたので、大人への抵抗や子どもたちだけの冒険は、とても共感できたし憧れのようなものが感じられ、とても面白かったのを記憶しています。数年後に実写映画化され、小説の世界観が見事に映像化されていて、とても入り込めた作品でした。原作には出てこない戦車など出てきて、デフォルされている部分もありましたが、教師たちを懲らしめるシーンは爽快感があって良かったです。原作は男の子たちがメインで描かれていますが、映画版では主演の宮沢りえさんを立たせる演出になっていて、宮沢りえさんのジーンズに白のタンクトップ姿はとても健康的でかわいく、とても良かったです。男性側のリーダーの菊池英治を演じた菊池健一郎さんもとても爽やかで、宮沢りえさんと良い雰囲気に見ていて嫉妬してしまうほどでした。ラストシーンで戦車エレーナから放たれる花火はとても開放感があって良かったです。

40代女性
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私が「ぼくらの7日間戦争」を観たのは、主人公達と同じ中学生の時でした。映画の青葉中学ほどではありませんでしたが、高速は厳しかったです。「ワンポイントソックスの自由化」など具体的な描写に共感できました。当時は多くの学校に厳しい校則があったと思います。だから、私と同じように主人公達に共感した人も多かったのではないでしょうか。でも、私や私の友達も含めた子供達には、大人に戦いを挑む力はありませんでした。そんな中学生の思いを叶えてくれたのが、この映画でした。キッチリと計画を立て、立てこもっただけでなく、突入してきた大人達をまかしてしまったのです。最後に花火を打上げ勝利の歓喜を上げた時は、とても感動したのを覚えています。主人公達の両親も花火を見て「中々やるな」と言ったのは、自分のことのように嬉しかったです。今考えれば、戦車や花火など、一体どうしたのだろう?という部分は多いです。けれど、当時は不条理な大人に戦いを挑んみ、見事に勝利した彼らを羨ましく思いました。そして、真剣に自分も何かできるのではないか?と考えもしました。映画の最後に「狙うは国会議事堂だ」という台詞を聞いた時には、続きの映画で本当に国会議事堂を占拠してくれるのではないか!と期待もしました。この映画は当時の不満や、それを乗り越える希望のようなものを与えてくれたのです。ですので、何回も観ましたし、続きの話を本でも読みました。今の中学生は当時とは何もかも違うとは思います。けれど、大人や社会に対する不満があるのは同じだと思うので、是非見てほしいです。また今大人になってしまった人も、これを見れば当時の気持ちを思い出せると思うので、観てもらいたいです。

20代女性
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映画『僕らの7日間戦争』では、1988年の作品で、当時の厳しい校則の中学校で、自由を求める生徒たちと、そんな生徒たちを制圧しようとする先生の戦いが描かれています。約30年前の作品ということもあって、今では「ブラック校則」と話題になってしまいそうな先生から生徒への暴力・暴言の描写が沢山あり、驚かされました。自分の年代と違っても、圧迫されている中学生達の先生に反発したい気持ちには共感してしまうものがありました。この作品での1番の見どころは、廃工場に立てこもる生徒達とその廃工場に乗り込む先生陣の攻防です。何としてでも生徒を学校に戻したい先生と、制圧してくる先生がいる学校には戻りたくない生徒達の激しい戦いを見て、ハラハラドキドキさせられるし、生徒達を応援したくなってしまいました。また、もう一つの見どころとしては、立てこもる工場内で育まれる生徒達の友情・絆・恋愛感情です。何日間も同じ空間にいるということで生徒たちのストレスも溜まっていくのですが、最後の警察機動隊との戦に備えて準備をしていく中で団結力を深めていくところが見どころです。機動隊との闘いの場面では、子供が大人を騙すという意味で、ホーム・アローンに似たドタバタ感があって、とてもワクワクしました。

 

まとめ

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