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信長の数少ない負け戦のひとつである、金ヶ崎の戦いを舞台にしたフィクション。着想は抜群だし、舞台設定も見事。3人のコンビネーションも面白くてとても良かった。

信長が誰かわからないなんて、笑える話だけどあり得る話かもって思いながら観ました。コメディタッチで信長の3人ともがかっこよかった。

設定や脚本が面白いだけでなく、主演はもちろんのこと、脇を固めるキャスト陣の重厚な演技力で最後まで楽しむことができました。

ほぼひとつの村？で繰り広げられる話だけど、見応えがありました。
特に最後のシーンが一番予想外でした。

映画「3人の信長」は時代劇に興味がない人にもおすすめです。むしろ時代劇に興味がない人に関心を寄せてもらうための作品としてうってつけの作品とも言えます。物語の時代はタイトルが示しているように戦国時代、もっと詳細に言えば天下人の1人に数えられる信長が浅井朝倉攻めに失敗し、敗走した時となります。信長の敗走を知り、その地に潜伏していた元今川軍の残党は亡き主君の仇を討つために信長を捕らえました。しかし捕らえた信長は3人、おまけに全員が「俺が信長だ」と主張します。元今川軍の残党は手持ちの情報を取っ掛かりに3人のうち、誰が信長かと探りますが、なかなか上手くいきません。しかしそれは捕えられた3人も同様で、同じ牢屋に入りながら互いを探り合います。果たして信長は誰か、というあらすじです。時代劇と言えば歴史をなぞらえていくのが定番ですが、今作は歴史をなぞらえつつ、謎解きの楽しさをメインにしています。現代的な価値観も取り込んでいるため、共感がしやすく、何よりも爽快などんでん返しがあるのが面白いです。時間も106分と長すぎず短すぎないため、ちょっとした暇つぶしに視聴できる事もおすすめできる理由です。TAKAHIROさんや市原隼人さんなど豪華な俳優陣を採用している事も見どころで、正直多くの人たちに見てほしいです。

コロナ禍で退屈な日々が続き、何か面白い映画は無いものか･･･と探していると、予告紹介動画で笑わせてくれた｢3人の信長｣という渡辺哲さんが監督・脚本を手掛ける映画に目に留まりました。おまけに出ているキャストさんがEXILEのイケメンボーカリストTAKAHIROさん!!クールなお顔なのに笑うと可愛らしい市原隼人さん!!イケメンで繊細な演技をされる岡田義徳さん!!なんて豪華な方々なんだろう!!と、もう見るしかない。Amazonプライムで即レンタル。視聴しました。3人が織り成すうつけ物の信長。終始誰が本物だ･･･と今川軍達と一緒に探し、3人の信長からの挑発に耐えながらもしっかりコメディーをいれてくる当たりは本当に面白かったです。緊張感溢れるシーン時、蒲原氏徳役の高橋政宏さんの野太い圧迫感のある声といやらしく笑う所は、まさに恐怖そのもの。出で立ちですら圧があるのに、その場に相反する声が漏れる所は本当に笑いました。ギャップって素晴らしい･･･笑 そもそも現代の研究でも謎が多く、信長の真相がわかっていない状態で、本作のように｢本物はだーれだぁ!!｣と3人の信長に言われたら･･･ましてやこの戦国時代で･･･。現代では本物か偽物かはちょっと調べれば分かることでも、当時で。と考えると混乱も免れない。揺るぎない確信が掴めない今川軍の立場、何とかして生き残りたい信長の立場、両方の視点で楽しめる内容となっております。歴史・信長が好きな方は勿論、今川軍好き、笑える映画が見たい!!という方は是非時間が出来た時にご覧になって頂きたい!!私の個人的な意見ですが、TAKAHIROさんがこんなに演技が上手な方だったとは知りませんでした!!笑って免疫力を高めて、このコロナ禍を乗り切って行きましょう!!

時代劇は敷居が高くてよくわからないからあまり興味がないなと思っている人には、ぜひ見てもらいたい映画です。それは一言で面白い映画だからです。でもきちんとシリアスな部分もあって、緊張してどうなるんだろうと思わせるところもすごいです。題名通り三人の信長が出てくるのですが、どれもキャラがすごいので信長の一面だけをものすごく強調しているように感じました。聡明なものもいれば、うつけものもいるわでどれも信長のイメージですからどれが本物かわかりません。信長を捕らえた相手側は、威信をかけて本物を割り出さないといけません。めんどくさいから全部殺してしまえばいいと思いますが、この辺はやはり武士で本物を割り出せないと恥だと思っているのかもしれません。最近は誰が犯人なんだという推理参加型のドラマが人気がありますが、この映画も誰が本物なんだと想像できるのが最高に面白いです。信長役の三人がまたビジュアル的にも美しいので、時代劇ファンでなくても推理ものとして楽しめるんじゃないかと思います。高嶋政宏が三人の信長を追い詰めていくのですが、これがショッキングというか徹底してるなという感じでキャラが際立っています。またこの出来事が一体どういうことだったのかわかる、ラストも信長っぽいと感じました。

TAKAHIRO、市原隼人、岡田義徳、高嶋政宏など、個人的に好きな役者たちが多く出演していたので、見る前から大いに期待していました。時代劇のような設定になっていて、でもクスクス笑えるシーンが所々に含められていてので、大分楽しみながら見ることができました。キャストの中で最も私は、市原隼人が適役で似合っているなという風に思いました。上の立場にいて貫禄があり、相当に義理堅い人というキャラクターがマッチしすぎていて、演技力も圧倒的な高さで最高でした。昔から変わらない彼独特の雰囲気とかっこよさに、自分の中で好感度もグッと上がりました。全体的に映画は、どんなシーンでもストーリーが想像していた風にはいかず、常に驚きな展開が待っていて面白かったです。中でもラストシーンは特に、「え、そうなるの？」と予想外な展開が待っていてびっくりしました。さらに最後のシーンまでも笑える要素が含まれていて良かったです。思っていたよりも結構サラッと見ることができた映画でしたが、織田信長について少し知識を持っているだけで相当楽しめるクオリティーの高い作品だなと思いました。歴史ものの作品が好きな人や、コメディ映画に興味のある人にはぜひ見てほしいです。

歴史上、表に出てくることはなかった影武者たちを、３人で面白おかしく演じていますね。信長には多面性があるため、なりすますのは意外と簡単なのかもしれません。今川の残党に追跡されたり、よく考えられた脚本ですね。発想が独自で、今までになかった視点から、信長と側近たちを描いていると言えます。先日放送を終えた「麒麟がくる」でも、あれだけ犠牲を払い、天下にあと一歩という所まで登りつめたにもかかわらず、潔くというかあっさりと投げ出し、火の中に入っていきます。彼が本当に欲していたものはなんなのか。このように周囲で崇め奉っていた者は多かったにも関わらず、お市の夫など、自分が目をかけた者ほど、裏切ったことに寂しさも感じているのかもしれません。荒木村重など、本当になぜ離れていくのかわからないと、周囲に漏らしていたこともあると言います。帰蝶のことが好きだったのも、褒めてくれるからだったと言っていました。周りがもっといい関わり方をしていれば、平凡でも幸せをつかめたのかもしれません。このお話の中では、３人とも極力口を割らず、信長の助けを信じていました。光秀や側近たちの忠告に従い、延暦寺を焼き討ちなど非道なことをしなければ、と本人も空の上から悔いているかもしれません。

私たちが持っている織田信長のイメージは、おそらく歴史教科書やドラマ・映画の影響でしょう。けれども戦国時代当時の人々の多くは、信長の顔を知る由もありません。そういう訳で、戦地から逃れる信長を捕えた今川軍の武将・神原の前に「俺が信長だ」と名乗る３人が現れて、誰が本当の信長か分からず右往左往するという面白い話が誕生したのですね。この３人、くせもしぐさも全く同じで、そのシンクロ度たるや見事なもの。いつの間にか「いったい誰が本物？」と食い入るように見てしまうほどです。演じているのが、TAKAHIRO、市原隼人、岡田義則の３人で、皆が信長に見えてしまうからアラ不思議！この３人が「本物の信長はだーれだ」などとクイズを出したりして神原たちを翻弄する様子に、お腹を抱えて笑ってしまいました。神原と家来たちは聞きかじりの信長の特徴を集めては３人を試すのです。猫嫌いのはずと、猫を目の前に突き出すと３人ともがくしゃみをするので頭を抱えます。そして拷問をしたり情に訴えたり…あれやこれや手を尽くすも、皆目わからず。けれども次第に３人の信長にもほころびが出始めます。「コイツは違うな」「これが本物かも」と思いだした矢先、予想だにしなかった展開が待ち受けているのです。最後まで目を離すことなかれ！ただ面白いだけではない、”一国のリーダーたる者の資質とは？”をも考えさせられる映画でした。

天下統一を目指していた若き日の織田信長の影武者伝説が、史実を大胆に脚色して描かれていました。自分こそが信長だとの主張する3人の相反する話の中から、如何にしてひとつの真実を導き出すのかという推理ものとしての面白さもありますよ。頭の回転が早く理想も高い信長・甲にはTAKAHIRO、気が弱くちょっぴり天然なところもある信長・乙に市原隼人、最古参ながらお調子者の信長・丙は岡田義徳。三者三様の曲者揃いのキャラクターを、豪華な俳優陣がそれぞれの持ち味を存分に活かして演じきっています。当初はライバル心を剥き出しにして衝突していた3人のあいだに、少しずつ運命共同体のような関係性が芽生え始めていくのも見逃せません。海千山千の男たちによってつばぜり合いが繰り広げられていく中でも、朽木ハル役の坂東希が放っている清涼感は抜群です。生まれ故郷を追われた過去を抱えて信長を恨んでいるはずの彼女が、思わぬ形で3人に絡んでくる後半には驚かされるでしょう。物語の舞台となる農村をチョロチョロとしている1匹のネコや、本物だけが持つことを許されている名刀など。然り気無く散りばめられた手掛かりをもとに、ただひとりの信長を見つけ出してください。

映画を観終わって、すごい面白かったと思いました。歴史ものの映画ですが、最初の方に軽く説明してくれていますし、私のように徳川家康や織田信長のような有名どころしか知らない人でも、とても楽しめるストーリーでした。織田信長が戦でピンチになり逃げ出したのですが、織田信長に恨みのある今川家の残党が、織田信長を捕まえたのですが、３人も織田信長がいたところが、とても面白かったです。３人とも自分が織田信長だと主張して、今川家が誰が本物かを見極めるという設定がめちゃくちゃ楽しかったです。今思うと、織田信長だと思われてしまうと殺されて、さらし首にされるのに、よく織田信長をかばったなと勇気と度胸と武将を想う気持ちに感動しました。今の時代と違って、当時は写真が無いので織田信長の顔がわかりませんし、情報もわずかですので、どうやって織田信長を当てるのだろうかと、大変ワクワクしました。最後で、本物の織田信長を決定付ける理由も納得のいくもので、とてもスッキリした終わりかたで、後味の良い作品でした。役者がその時代の人達を上手に演じていて、歴史の雰囲気は最高でしたが、コメディーですので、コメディが好きな人や、謎解きが好きな人にはピッタリな作品です。

映画『3人の信長』を観て、「異なる個性を持つ信長たち」と「誰が本物なのか」が特に魅力的だと思いました。まず、異なる個性を持つ信長たちについてです。この映画では、戦国時代を舞台に、織田信長を敵視し、命を奪おうと企む蒲原氏徳たちによって捕らえられた3人の信長たちの様子が描かれます。3人は、頭脳派だったり抜けているところがあったりと違った性格を持ちながら、自分が本物の織田信長だという主張を繰り広げていきます。3人の信長たちの個性の違いを楽しみながら観ていました。次に、誰が本物なのかについてです。3人を捕まえた蒲原氏徳たちは、本物の織田信長の命を奪うことによって、自らの力を証明するために、3人を追い詰めようとします。しかし、どんな質問に対してもぼろを出すことなく、織田信長として振る舞うため、3人のうち誰が本物の織田信長なのか区別できず焦っていきます。3人のうち誰が本物の織田信長なのか、また偽物たちはなぜ本物の振りをし続けているのか、気になりながら観ていました。また、3人はいずれも本物らしい部分と偽物なのではないかと疑ってしまう部分の両方を持ち合わせていて、物語が進むにつれて混乱が深まっていきながら観ていました。