自殺サークル(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

ぶっとんだ世界観が園子温監督らしく、最初のいっせーのっせ！の集団自殺は圧倒的に印象に残ります。

とにかくカオス。訳がわからないまま終わったなって印象です。独特の世界観で、なぜだか分からないですけどまた観たくなる不思議な作品です。

BGMなどいちいちゾワゾワしてくる。個人的に大好きですが、好き嫌いがハッキリと別れる作品です。

なぜ、最初の集団飛び込みは54人なんだろう？なぜ新宿駅なんだろ？とか、色々と意味がありそうで考えてしまう作品でした。考察することで自殺と向き合える作品を作ろうとしていたのかな？とも思いました。

「自殺サークル」は、自殺がテーマになっているものの、その描かれ方はまるで通常の犯罪のようなサスペンスものに見えてきます。というのも、この映画では自殺の前になぜか警察に予告がされるのです。自殺をするにあたって予告が届く、しかも警察に対してというのは、現実では考えられない状況であり、通常の自殺とは何か違うのか？何かとんでもない裏事情があるのか？など、いろいろと勘ぐってしまい、そういう意味では面白さやみどころはあったと思います。自殺をする現場に居合わせることはまずないので、自殺それ自体がどんなものか？について私たちは想像でしか語れないと思いますが、この映画では実際に自殺を図る瞬間がすごいリアルに思える雰囲気で描かれていたと思います。そのシーンが割と脳裏に焼き付いてしまうほどで、現実もこんな感じなのかな？と思える状況でした。自殺という話題自体、基本的に非日常的なものであり、普段意識することはないですけど、この映画がきっかけでたびたび考えることがありました。何が理由で人は自殺をするのか？自殺をするほどの人生における苦痛ってなんだろう？など、本当にいろいろなことをが頭を駆け巡るようになり、明らかに私に影響を与えた作品だったように思います。

「いっせーのーせっ！」で新宿駅のプラットホームから飛び込む女子高生54人の姿から始まる物語。大変インパクトがある、というか強烈すぎるほどのそのシーン。この辺りの血の描写は園子温監督独特のもので、その後に続く自殺者の描き方も同監督ならではの奇怪さに息をのむ作品になっています。若者たちが「明るく」「笑顔」で自殺してしまう。実際にはありえないことですが、園子温監督の手にかかると「あり得るかも」となるのが面白いですね。物語は主に「自殺サークル」というものの存在、そしてそれを調査する刑事たちの姿をメインに描かれています。しかし、最も重要なのは終盤のあたりからのメッセージ。「あなたはあなたと関係していますか」。その抽象的な問いに答えるのは難しいことだと思います。「私」は一体なんだろう。この世界で「私」という存在はどんな意味があるんだろう。そう感じました。人間関係が希薄になっている現代、自身の「存在」を見つめるのはとても難しいことになりつつあります。自分を見失ったとき、それは「死」を意味することでもあります。肉体的に死ぬというよりは精神的、社会的な意味での「死」です。物語では「肉体的な死」として描かれていますが、監督が描きたかったのは後者ではないかと思います。「私」としての存在意義を解く答えは同監督の作品で、この作品のスピンオフである「紀子の食卓」でも描かれていますので、併せて観るのがお勧めです。

自殺サークルの感想といたしましては、最初のシーンが本当に衝撃的でした。54人もの学生さんたちが一斉にホームから飛び降りるシーンになるのですが、そのシーンは本当に衝撃的で忘れることができません。手を繋いでホームに飛び込むのですが、本当にグロくて、血が飛び散るシーンももちろんあるのですが、すごく怖いです。また、他の乗客の人たちもすごく驚いていてパニックになっていてすごくカオスな状態になっていたのでそこがよりまたリアルで良かったです。そのシーンだけでもメッセージ性があって良かったです。また、自殺したい人たちが集まるようなサイトがあってそのサイトを調査したりするのがこの映画でのキーになるのですが、自殺というものがどういった経緯でされるのか、自殺というものが一括りにして悪いこととして捉えられていた当時にこのような映画「制作するということの新しさがあってすごくメッセージ性があるなと思いました。自殺と覚悟している人たちが本当に辛い人生を送ってきてそれが辛くて自殺を選んでいる人たちが多くてそれを見ているだけですごく辛くなりました。また、長澤奈央さんが出演されているのですが、すごく役にあっていて良かったです。

この作品を視聴して、一番に感じるのは、とんでもないほどのグロテスクさです。題名からして、自殺という言葉を使っている通り、自殺する場面が多く見られます。特に、最初の54人もの女子高生が集団自殺する場面は、身を投げる直前の様子も含め、視聴する人に、大きなショックを与えます。それでいて、そのインパクトがまだ残っている状態で、その後もどんどん人が自殺していくので、心に大きなダメージを受けてしまいます。物語として見ると、結局、人々が自殺をしてしまう原因も、今一ハッキリしておらず、いわゆる「広げっぱなし」で終わります。そのため、集団自殺のシーンのインパクトだけの映画と評価する人もいます。この作品だけではその通りなのですが、続編の「紀子の食卓」を見ると、そちらも難解ではありますが、少しは、謎が分かります。そのため、合わせて視聴することをおすすめします。人によって、評価の分かれる作品ですし、そもそもグロテスクな表現が苦手な方は、本当に注意が必要なほど、ショッキングなシーンも多いです。かなり、人を選ぶ作品と言えるでしょう。また、さとう珠緒さん、余貴美子さん、金子貴俊さん、田中圭さんなど、有名な俳優、女優も、色々な場面で出てきます。どんな方が出ているかを探すのも、楽しいかもしれません。

センセーショナルなタイトル通りの描写がとても多い映画です。新宿駅のプラットホームから、女子高生54人が手を繋ぎ、電車が入る線路に飛び込みます。飛び込む前の女子高生たちは、集団でホームへの階段を下ってはいますが、数人で談笑していました。帰宅ラッシュの時間帯で、幅広い年代の人がホームにはいました。サラリーマンから、幼い子どもとその母親もいました。多くの人たちが飛び込みを目撃したことになります。幼い子どもがどんな風に捉えたのか、気にかかりました。激しい描写を受け止めきれず、本筋から少し離れたことを考えながら見ていました。パソコンが普及し始め、インターネット上の掲示板に書き込みをする人たちが増えた時期の話です。それと同時に、自殺サイトという言葉も広まりました。この事件も自殺サイトが関係しています。警察に匿名の電話が入ります。警察官を永瀬正敏、麿赤兒が演じています。永瀬正敏は若く、麿赤兒は今と変わりないことも見どころのひとつでした。集団自殺は他の場所でも発生します。中学校で起こった事件もあります。中学生として、金子貴俊や田中圭も出演していました。同じ園子温監督の映画で、『紀子の食卓』があります。女子高生の集団自殺について、この映画でも描かれています。

まず最初に言っておきます。ホラー耐性・グロ耐性のない方は見ないでください。相当過激な描写が多いです。物語は、新宿駅での女子高生の集団飛び込み自殺から始まります。その後不可解な自殺が続いていくことから、単なる自殺ではなく、事件なのではないかというある刑事の疑問によって進んでいきます。ホラー映画で連続自殺とか、連続怪死事件とかっていうと、ホラー好きな人はすぐにピンとくることとかあると思います。しかも、謎のサイトの登場などなど、勘がいい人なら先の展開が読めるんじゃないかってくらいにいろんな情報が散りばめられています。ところが、この映画、よくあるホラー映画とは違うんです。自分もいろんなところで裏切られました。そういった意味では、物語に入り込める作品です。ただ、冒頭にも書きましたが何より過激な描写が多すぎて目を背けたくなります。あとはタイトル「自殺サークル」の意味です。これは、物語の中で明確に表現はされていません。物語の序盤は「サークル」って多分これのことだよなと思いながら見つつ、中盤になると、あれっ？違うのかな？と思い、終盤になると「サークル」って自分なりにそう意味なんだなというのが解釈が出来上がってきました。生きる意味や死ぬ意味、そういったことを考えさせるのがこの映画の言いたいことなんだろうなと感じました。そういった意味ではホラー映画ではありますが、メッセージ性の高い映画だと思います。きっと物語の本当の意味を理解するためには2度、3度見た方がいい映画なんだろうなと思います。