タイムマシン(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

タイムマシンの仕組みは全くわからないけど、なんか時空を超えていきそう感がスゴい。ミニチュアがあったら間違いなく買ってしまうほど、素晴らしいクオリティ。

未来に行くのはわかりますが、100年先とかじゃなくて80万年先！えっ？そんな先に行くの？地球ってどうなってるんだろ？といった好奇心で観始めた作品ですが、想像以上に楽しめました。

子供の頃に観て、タイムマシンに憧れた映画。最近、観返しましたが結構覚えていたのもありますし、好きな作品です。

設定とか時を進める描写とかが素敵だな思いました。また興味持てる世界観だったのもあって良かったし、面白かったです。

とにかく映像がキレイです。今作はリメイク映画ですが、映画の内容を知っている方でも、この映像美のためにぜひもう一度見ていただきたいと思える作品です。私はとくに、主人公アレクサンダーの作ったタイムマシンが、初めてタイムトラベルするシーンが好きです。映画全体を通しても時間の経過や未来の世界、時代の繋がりなどの描写がとても細かく、見事に「ありえるかもしれない」時間旅行を作り上げています。主人公のキャラクターも良かったです。失った恋人のためだけにひたすら自分の時間を費やす彼だからこそ、タイムマシンを完成させることが出来たのだと思います。過去に戻るのも、未来に行くのも、すべては失った恋人を取り戻すため……そんな一途すぎる彼の結末には、本当に胸を打たれました。ここまできれいにまとまったストーリー、ラストはなかなかないと思います。この映画のジャンルはもちろんSFですが、現実の世界と密接にリンクしたストーリーなので、突拍子もないご都合展開などはありません。またジャンルとしては恋愛、アドベンチャーの要素もあるので、最後まで楽しく見られると思います。個人的には、未来の図書館で出会った人工知能のボックスが好きでした。意図せず主人公の時間旅行を知ることになった彼もまた、物語には欠かせない存在です。

この作品のビジュアル面でのポイントは、タイムマシンそのものが起動をする瞬間でしょう。これぞSF映画というような雰囲気を出してくれる場面だと思います。タイムマシンというといつの時代でも語られる話ではありますが、今回の映画はその多くの人が考えるようなタイムマシンとは違っていました。まず、タイムマシン自体は、好きな過去へ行くことが必ずしも出来ないということです。これは、現実世界とのつながりがある部分だと思います。普段私達が生活しているこの世界は、全てが何もかもうまくいくということはありません。失敗することだってありますし、成功することもあります。時間のどこでもいけるタイムマシンがあると、話は違ってくるでしょう。タイムマシンがあるからいいやなどという甘ったるい考え方に陥ってしまう可能性もあるかもしれません。そのようなことを踏まえると、タイムマシンは必ずしも必要なものとは思えないですね。この映画でも、恋人を押しなった男が、過去へ行くという話ではありますが、それが不可能になってしまいます。不可能だと知った場合にどうするかということになりますが、その場合にどう動いていくかという過程がこの映画での一番大切なポイントではないかと考えました。SFだからと割り切らずに、現実に繋がっていると思って観てみると違った面白さが出てくるのではないでしょうか。

主人公である大学教授のアレクサンダー（ガイ・ピアース）がタイムマシンを使いながら、どうすれば自分の大切な恋人を守れるかと葛藤する話。皮肉にも遥か未来の80万年後に行きながら戻れなくなった先で、知性のあるもう一つの原住民の長（モーロック）から「過去は変えられない」と諭された上で、その後のアレクサンダーの幸せとは何に繋がるのだと言う事を考えさせられるストーリーになっていると思います。タイムマシンを使っているだけあって、その言葉だけでワクワクする人は多いと思います。アレクサンダ―が作るタイムマシンは過去や未来に行けるけど、具体的にアレクサンダーは何をするのだろう、何が起こってしまうのだろうと期待感を抱くことができます。少し先の未来で、月が落下してくる描写は怖かった記憶がありました。80万年後では、今の人間と呼ばれる人種に考えは似ている原住民と凶暴性が高い原住民がいましたが人間に近い原住民は血の色が黒かったり、争いを好まなかったりとやはり現代の人間とは若干異なる様子でした。80万年後の展開で英語が話せる人がいないとストーリーとして成り立たない所があり、英語が話せる未来の原住民と言う設定はありなのかどうかは視聴者が選ぶべきだと思っています。純粋にタイムマシンなどのSFが好きな方には、おススメの一作品です。

時間を遡ったり、未来を垣間見たりできる道具として、ドラえもんなどにもよく登場するマシンですが、この映画では、「時間という概念が、人間の意志では到底超えられないものである」という無情な部分と、「過去は変えられなくとも、未来は自分たちの意志で変えられる」という、絶望もあれば希望もあるという二つのバランスがタイムマシンによって上手に取られている作品だと思いました。事故死した恋人を救うために、タイムマシンによって過去に遡るアレクサンダーですが、何度やっても恋人を救うことができず、その答えを求めて未来へと旅立ち、後に「時間」という概念が生み出す物事の因果関係を知ったことは、「人間が時間を支配するなど思い上がりも甚だしい」、という人類への警告にも思える描写です。しかし、この無情とも取れる現実をアレクサンダーが受け入れたことによって、「過去に起こったことは変えられないけれど、未来に起こることは変えられる」ということに気付いて、行動するという一見ありがちなストーリーがより味わいのある深い仕上がりになっていたところは、とてもよい出来だったと思っています。時間という概念を旅する、という点においては、とても濃い内容になっているので、是非鑑賞してほしいと思います。