NHKスペシャル7/5戦国・ジャパンシルバーの見逃し無料動画配信と再放送情報｜Youtube/Dailymotion/Pandora/Miomio/9tsuよりオススメ

オランダ東インド会社というのは、世界史の授業で、確か「紅茶」を流通させた会社と習ったような気がしていましたが、徳川家康と「銀」の貿易を行なおうとしていたとは、知りませんでした。さすが、世界初の株式会社というだけあって、今で言う“敏腕営業マン”がいたのだろうと思いました。それも、英語、日本語、オランダ語、スペイン語ができたのではないかと思うと、相当、語学が堪能で賢い人材が揃っていたのだろうと思います。日本では、まだ馬に乗り、弓を使って、戦さをしていた時代に、世界を股にかけた国際貿易をやっていたというのには驚かされます。この時代に、これほどまでに差が開いていたのに、よくぞ日本は国際社会に取り残されることなく、世界で現在の地位を築くことができたなと感心しました。そして、逆に、オランダやスペインは、かつては世界を牛耳っていたのに、今はさほど世界で力を持っているとは言えない状態だというのも、興味深いと思いました。また、ナビゲーターの西島秀俊さんは、落ち着いたトーンの声で、とてもかっこいいのですが、この番組の放送は、ドラマ「半沢直樹」と同じ時間帯なので、堺雅人さんには負けてしまうだろうと思いました。これまでに、あまりスポットが当たらなかった歴史の部分が明らかにされていて、見れば面白いと思いますが、見ている人は少ないだろうなと思いました。

今から400年前、戦国時代の鉄砲の発射実権をイギリスでやってるのが不思議でした、世界各国で戦国時代が注目されているのは興味深いです。日本の銀を狙ってスペインとオランダが争っていたのは教科書では習えない事なので面白いですね。オランダ商人の記録が膨大にあるとは始めて知りました、徳川と豊臣の間で戦争が起きること、鉄砲を売り込もうと躍起になっていることが記されていて面白いです。オランダ船が難破して徳川家に助けられたらしい、オランダ側での記録があるのは興味深いですね、こうやって徳川が鉄砲を手にいれたんですね。オランダの東インド会社が徳川に近づいてきましたね、世界始めての会社だとは勉強になります。ヨーロッパで日本は銀山王国と呼ばれていたなんて世界が注目してたとか日本は分かってたのかな。佐渡が狙われていたとかヤバイんじゃない、佐渡にどれだけ銀があったか調査してるけど険しい山道を行くのは大変ですね。5万人を導入したって凄いな、わずか10センチしか掘れないんじゃしょうがないか。世界の生産量の3分の1って凄い、しかも純度が高いって誇らしいですね。オランダは工芸品と引き換えに銀を手に入れようとしました、スペインも負けじと交渉しますが貿易と布教は表裏一体って面白いですね。スペイン恐い宗教で国を制服しようとはやるな、オランダからの助言で気づきキリスト教が弾圧されたんだ、教科書と繋がってきましたね。スペインは豊臣側につき裏ではキリシタンが鉛を調達し大阪城で鉄砲玉を作っていたから大阪城に近づけなかったんですね。徳川はオランダに大砲を注文し、スペイン対オランダの図式が出来上がったんですね。次は植民地争いを始めたスペインとオランダは日本の武器や日本人の傭兵を雇っていたなんて始めて効きました、これは教科書に載せた方が良いですよね、今は載ってるのかな。侍達の活躍でオランダが勝利しスペインの植民地を奪い、世界の船の4分の1をオランダが占めたって凄いな。ヨーロッパの戦争に日本の銅が使われていたのも日本とオランダの密接な関係が見えてきてグローバル経済に繋がっていて凄いとしか言えないですね。歴史を違う角度で見ると新しい事が知れて面白いですね。

いままで日本や世界の歴史を学んできましたが、日本が世界と強く繋がりだすのは江戸時代末期の1853年の黒船来航以降という認識でいました。この番組を通じて、まさに織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の戦国時代から江戸時代にかけて、日本が世界の覇権争いの歴史に大きく関わっていたということは驚きでした。今回は徳川家康とオランダ商人とのつながりにスポットを当てていましたが、オランダ商人が日本の銀を求めていたというのも驚きでした。日本の各地に銀山がありますが、日本の銀が世界の産出量の3分の一を占めていたということであれば、ヨーロッパの大国がこぞって日本に来るのもわかります。島根県の日本最大の石見銀山遺跡が世界遺産に登録されたのも、こういった世界の覇権争いに日本の銀が重要な存在だったということを世界が認めているからなんだと思いました。いまヨーロッパ各地で日本との関係を記した文書が見つかっているようですが、われわれの歴史認識もこういった新たな事実の発見により、変えていく必要があるのだと思いました。世界の後ろ盾があったから徳川家が300年続いたとも言えるのだと思います。日本の歴史とヨーロッパの歴史の接点を学ぶ上でも、とても勉強になる番組でした。ナビゲーターの西島秀俊さんの落ち着いた語り口も良かったです。

最近ヨーロッパで発見された史料をもとに、戦国時代を新しい観点から探るという番組でした。とても興味深くて、第1回のキリスト教宣教師がキリスト教の布教とともに日本人に武器を売って中国の明に攻め入らせようとしたという計画があったというのも驚きでした。今回は、オランダが徳川家康と組んで当時日本で産出がピークだった銀をヨーロッパにもたらし、大砲とか鉄砲を売っても受けようとした話でした。グローバル経済とかいっていて、なるほどと思いましたが、関ヶ原で活躍した大砲はたしかにウィリアム・アダムスが乗ってきたオランダ船リーフデ号から切り離して使ったものということは知ってました。そして大坂冬の陣でも講和を拒む大坂方を震え上がらせたという話は知っていました。なのですが、オランダかスペインが秀頼と組もうとしたと少年の豊臣秀頼が登場していたのが疑問に思いました。秀頼はほとんどまったく大坂城を出ず、おふくろ様と呼ばれた母の浅井氏淀殿が大坂城を牛耳っていたのです。秀頼は、たとえば加藤清正とかの秀吉恩顧の武将にも会わせてもらえなかったほど。秀頼が大砲に腰を抜かすシーンがありましたが、あれは家康も淀殿が仕切っているのを知っていたため、淀殿の居室を狙って大砲を撃ち込み淀殿侍女が一人亡くなったため、ヒステリーを起こして止める真田幸村らを無視して淀殿が講和し、家康の思うつぼになったというのが正しいはず。新史料の紹介は魅力的ですが、こういうところを軽んじてはいけないとちょっとがっかりしましたね。

中学校、高校で学校で習った、教科書で知ることができなかった歴史の事実を、日本の視点からだけではなく、スペインやオランダの視点からも知ることができて、とても身になりました。とくに、スペイン、オランダに残されていた当時の文書を解読して編集されている点で、客観的にも信頼できる内容でした。当時の日本が、世界に対してこんなに影響を与えていたとは今まで知ることがありませんでした。そして現代にも通じる技術を磨いていたことがわかり、改めて日本の技術、精神の良さを感じることができました。また、戦国時代の豊臣家、徳川家の方針の違いによって歴史が大きく変わったこともわかりました。当時の徳川家がスペインやオランダよりも情報の少ない中で、賢明な判断をして彼らから日本を守ってくれていたのだと感じました。他の国で行われた植民地支配の状況が、日本でも起こりえる状況であったことに衝撃を受けました。番組の内容は複雑ですが、非常にわかりやすく、ナレーションも的確な言葉で進められています。番組を見ながらこちらが疑問に思っていたことを、流れるように誘導して伝えてくれました。ぜひ現代の中学生、高校生たちにも見てもらいたいと思う内容でした。

戦国末期の徳川家康と豊臣秀吉が対立していたころの、オランダやスペインの日本との関係を扱っていましたが、ヨーロッパで対立する新興国でプロテスタントのオランダと、南米・中米の植民地で富を築いて大国のスペインの両国が、それぞれ日本で採掘される銀を狙って、武器などを売り込んできたことが紹介されていました。あくまでも経済的な利益を狙っているオランダに対し、キリスト教進出もセットで狙っていたスペインは、それまでの世界各地での宣教師と貿易のセットで進出して世界各地を植民地化していたことをオランダから日本に教えられたために、日本から警戒心を持たれたので、その後の徳川家康との関係が上手くいかなかったとのことが興味深かったです。さらに、大阪城をめぐる攻防戦の最中でも、キリスト教徒の商人が大阪城に鉛などを運び込んで鉄砲の玉の製造を手助けをしていたことには、宗教がかかわることの怖さを感じました。また、徳川家康が天下を統一した後に、働く場所がなくなった日本の武士をオランダが東南アジアのスペインの領土を奪うための傭兵としていた点に、オランダのしたたかさを感じました。さらに、その時代の頃から、銀が大量に採掘されて流通したことにより、世界各地での共通の支払い方法となったとのことは意外な話でした。