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その時、カノジョは。(アニメ)の内容

テレビアニメ『その時、カノジョは。』は、2018年10月から12月にかけて5分枠で放送されました。

“恋する絵本”を題材に、イラスト1枚ずつ見せる形の新感覚アニメーション。日清食品カップヌードルのCM『アオハル』シリーズを手掛けた漫画家・窪之内英策さんが原案とキャラクターデザインを担当。脚本にはSNSの妄想ツイートで若者層から絶大的な支持を受ける夏生さえりさんを起用し、番場進さんを監督に迎えて制作されました。

物語は、福岡を舞台に高校、大学、社会人という各世代それぞれ4人の女性の恋愛をリアルに描いており、これからが期待の女優、福田愛依さん、奈緒さん、高田里穂さん、内田真礼さんたちがそれぞれを演じました。

あらすじ

実際の福岡の街並みを舞台に、それぞれ各世代4人の女性の恋愛がリアルに描かれたショートアニメーション。

高校生同士、大学生同士、2組の社会人同士。4組のカップル…。10代後半から30代前半までくらいに訪れる大きな岐路を目前に控えた男女の行く末はどうなっていくのか…？

見どころ

敢えての間でリアルを演出

バラエティ豊かなアニメ作品が増えていく中でひと際、異彩を放つ本作。アニメーション作品でも絵がほとんど動かず、イラスト1枚1枚を見せながら、わずかな画面効果で物語を進めていくスタイルです。

各話5分の中にセリフはほとんどなく、たっぷりと間を取りながらも少ない言葉でやり取りをすることによって、かえってリアリティを演出しております。

また胸キュンだけでなく、時にはモヤモヤさせられたり何気ないシチュエーションの短い物語ですが、彼女たちの未来を見届けずにはいられません。

恋愛あるある会議でリアルの追求

エピソードを決めるために、実体験も交えた“恋愛あるある”のネタ出し会議を行い、取捨選択をして厳選していったそうで、その会議は大盛り上がりだったそうです。

美しい思い出だけではないのが人生。苦い体験談も併せて、各世代の恋愛の特徴を見出した本作は、思わず「あるある！」となることでしょう。

アドリブ採用でリアルを追加

そんな実体験を基に制作されたストーリーは、よりリアルな男女のやり取りを目指して、声優さんによるアドリブもガンガン採用されたそうです。その時の素直な気持ちをご自由にというスタンス。

第4話で、ミワコとテッチャンの帰り道はほぼアドリブだったそうですが、あのやり取りはアドリブだからこそ生まれた空気感が実に生々しいので注目。どこがセリフでどこがアドリブか想像しながら観るのも一興です。

また、福岡を舞台にしているため博多弁が出るのが自然。コテコテの博多弁でもかえって不自然。そこで、福岡在住のプロデューサーと、アイコ役の声優を演じた福田愛依さんのアイデアも交えながら、検討を重ねたそうです。

数少ない台詞。一言一言をお楽しみください。

スタッフ

原案・キャラクターデザイン：窪之内英策
監督：番場進
脚本：夏生さえり
作画：遠藤将之、島村仁子、山崎浩子
ＥＤ：アイコ（福田愛依）「MajiでKoiする5秒前」

キャスト

アイコ：福田愛依
17歳の女子高生。大人しく人見知り。少女漫画に詳しく恋に恋するタイプ。

モエ：奈緒
20歳の女子大生。普段はクールだが彼氏の前では甘えん坊なツンデレタイプ。

ユカリ：高田里穂
23歳の新卒OL。優柔不断で甘えん坊の年上キラー。天然を装いつつも実は策士。

ミワコ：内田真礼
27歳のOL。真面目で几帳面なしっかり者。面倒見が良いが、たまには甘えたいと思ってる。

ユウタ：浦田わたる
17歳の高校生。音楽が大好きで、軽音楽部に所属している。

トモノリ：高野洸
21歳の大学生。年下のモエと付き合っている。

コウスケ：荒牧慶彦
32歳の会社員。やり手のモテ人生を過ごしてきた。ユカリとは付き合いだしたばかり。

テッチャン：となりの坂田。
27歳の将来を夢見る役者。ミワコと長く付き合っており同棲もしている。

ユカコ：園山ひかり

歴史教師：足立信彦

チアキ：夜道雪

バーテンダー：浦田わたる

母親：渡邉とかげ

子供：松井友有貴

まとめ