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リップヴァンウィンクルの花嫁(映画)の内容
岩井俊二脚本・監督による『リップヴァンウィンクルの花嫁【劇場版】』は、2016年3月26日に公開されました。
本作は、同じく岩井俊二による同名の小説の実写版映画で、2012年にCMオーディションで出会った黒木華をイメージして執筆したという3時間の大作です。
主演の黒木さんは、それまで『小さいおうち』『母と暮せば』など、数々の名作で助演として個性的な演技を見せてきた女優さんですが、今作が初主演作となりました。
普通の女の子に、何気ない日常の中で起こる〝格差やお金、自立、恋愛のあり方〟などにまつわる出来事や不条理と戦いながら成長していく様を描いた本作は、あり得ないようであり得る問題。3時間という長い上演時間にも関わらず、無駄がないストーリー展開に引き込まれ、長さを感じさせない魅力があります。
ドラマ版『リップヴァンウィンクルの花嫁 serial edition』は、2016年4月1日よりBSスカパー!でも放送されました。劇場版とキャストは同じですが、異なるストーリー全6話で構成されていますので、こちらも見逃せないですね。
先が分からない物語のその展開に「ひねり」とは言い難いシリアスさがあって眼が離せなかった。
岩井監督が黒木華さんをイメージして原作を脚本を書き、監督しただけあって、黒木さんの魅力を余すところなく引き出しています。デビューした頃から演技派と言われていますが、演技の上手さはもちろん、可愛らしさ、美しさも今までの作品の中でMAXではないでしょうか。
岩井ワールド満載。素敵な音楽、主要キャスト三人がととても良い。映画、ドラマ版、メイキングと充実しています。
就活を控えた大学生や、就活を経験した社会人にとっては共感せざるを得ない作品。観終わって切なさを感じました。是非原作も読んでみようと思いました。
あらすじ
舞台は東京。派遣教師の皆川七海(黒木華)は、好きな教師をしながらも、仕事に対して情熱を持てずにいました。 そして、SNSで出会った鶴岡鉄也とあっさり結婚することになります。
結婚式の段取りをしていく中で、友人が多い鉄也に比べ、七海には結婚式に出席してくれる親戚も友人も少ない事に対し、 鉄也に「見栄えが良くないからどうにかして欲しいと」と言われた七海は、困った挙げ句に「なんでも屋」の安室行舛(綾野剛)に代理出席を依頼することにしました。
結婚式が無事に終わった矢先、鉄也の浮気が発覚しました。 すると鉄也の母・カヤ子から逆に浮気の罪をかぶせられ、家から追い出されて、ついには離婚することになってしまいました。
家も夫も失い、窮地に立たされた七海に「なんでも屋」の安室は奇妙なバイトを次々と紹介してくるようになります。 最初のバイトは結婚式の代理出席。そこで里中真白(Cocco)という女性に出会います。
次のバイトは、なんと報酬100万円の住み込みで屋敷を管理するメイドの仕事。困惑しながらも引き受けた七海が屋敷に到着すると、そこには既に真白が住み込んでいました。
自由で破天荒な性格の真白は七海と正反対だったのですが、 そんな彼女に七海は好感を持っていきました。そしてふたりの奇妙な生活が始まったのですが、真白は体調が優れず、日に日に痩せていきます。そんな真白が、ある日「ウェディングドレスを買いたい」と言い出し・・・。
見どころ
見逃せない魅力的なキャスト陣が集結!
「小さいおうち」でベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞、大河ドラマ「真田丸」への出演等、目覚ましい活躍を見せる若き個性派女優・黒木華を筆頭に、共演には「そこのみにて光輝く」「コウノドリ」など、才覚を表す演技で人気沸騰中の綾野剛。さらに、シンガーソングライターのCoccoが、正体不明の謎の女性を演じ、圧倒的な存在感を見せるなど、魅力的なキャストの演技は見逃せません!
岩井俊二監督の“二面性”が共存
岩井俊二監督の作品は、予てから〝やさしさ〟と〝辛辣さ〟の二面性があることで知られています。そんな監督が手掛ける本作は、その二面性が共存している集大成であると話題です。
優しい中にも辛辣さがあり、エグいんだけど、やさしさを感じるというこの物語は、見終わった後にどんな感情になるのか、楽しみになりそうですね。
スタッフ
原作・脚本・監督・編集・ミキサー:岩井俊二
エグゼクティブプロデューサー:杉田成道
プロデューサー:宮川朋之、水野昌、紀伊宗之
キャスト
皆川 七海:黒木華
派遣教師。SNSで知り合った男性と結婚するも、浮気を疑われて即刻離婚。「なんでも屋」の安室に奇妙なバイトを次々斡旋される。
安室 行舛:綾野剛
七海の結婚式に代理出席を頼まれた「なんでも屋」。
里中 真白:Cocco
バイト先で七海と出会い、一緒に屋敷のメイドとして住み込みをするようになる正体不明の女性。
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リップヴァンウィンクルの花嫁(映画)の感想
私は『Love Letter』公開以来、岩井俊二監督の大ファンです。『リップヴァンウィンクルの花嫁』は気になる女優、黒木華ちゃんや綾野剛くんも出演していたので、とても楽しみにしていた作品でした。岩井俊二監督は、ピュアサイドとダークサイド、両方を描ける監督さんなのですが、これは完全なダークサイドでした。当初私が想像していた内容とはかなり違い、どんどんダークな方へと流れていく黒木華ちゃんを心配しましたが、最後はすくっと立ち上がり、前を向いて頑張ろうとする彼女をみて、なんだかホッとしたのを覚えています。途中、優柔不断な彼女をみてイライラするシーンもあるのですが、なんと歌手のCoccoさんが出演されていて、演技が秀逸な彼女に癒され、泣きました。まさか歌のみならず、女優のCoccoに泣かされるとは思いもよらず。岩井監督の演出がにくいです。岩井俊二監督の作品は、よく回想シーンがでてきます。その人を回顧することで、何か郷愁を誘うような、独特な雰囲気がスクリーンに包まれるのです。この映画も、そんなフワッとした空間に引き寄せられました。夢と現実が入り混じったような、天使と悪魔が交互にやって来るような、不思議なストーリーです。監督の作品が好きな方は、きっとハマること間違いなしです。
黒木華ちゃんの、様々な事件に巻き込まれておろおろしているさまが、はまり役で印象的でした。とても不器用で、自己弁護をすることも苦手で、どんどん深みにはまってしまう様子が怖かったです。リアルでもこういった人はいるだろうな、と思いました。そして、Coccoさんの一見奔放な役柄が対象的でした。実は繊細な部分も、弱い部分もたくさん持っていいる、というところが、Coccoさんの演技で表現されていました。
黒木華ちゃんの役は、どんどん悪い方向に落ちて行ってしまっているようで、実は彼女にとって必要な日々だったのではないかと思います。この映画で描写されている出来事がきっかけとなり、彼女は自分自身が今後どう生きるべきかについて、受け身ではなく自分と見つめ合って考えていくでしょう。その後の話も知りたいです。決して明るい話、とは言い切れないけれど、見終わったあとは自分の生き方について少し考えさせられました。人生において、色々なことに迷って、どのように決めたらいいのか悩んでいるという人にもおすすめです。
岩井俊二監督作ということで、映像は非常にきれいでした。特に幻想的な館が印象的です。また、黒木華ちゃんのメイドのような恰好がかわいかったです。
岩井監督の作品は大きく分けると、ピュアでとてつもなくロマンチックな物語と、えげつない社会の裏の闇の部分を刻々と描写した物語の2種類があると感じています。リップヴァンウィンクル…は、2つの要素を兼ね合わせた作品ではないでしょうか。どちらかというと後者の要素の方が強くて、ピュアなのは主人公・七海の人柄だけでした。しかしその純粋さが災いするのです。七海がお人好し且つやや世間知らずであるがゆえに、様々な人々の悪意に巻き込まれていくのですが、まあそれが現代特有の闇の数々とでも呼びますか…。ネタバレになってしまうので、七海が遭ってしまう災難の内容については触れませんが、こんなにも世の中に悪人がいるんだろうと思うと、背筋が凍り付きそうでした。もしかしたら自分も七海のようにあの時、騙されていたのかもと過去を振り返ってしまいました。でも実際にあり得なくはなさそうな出来事ばかりだったので、こんな恐ろしく不気味な現実もあるということを胸に刻みたいと思います。それにしても岩井監督らしい洗練された映像によって、人間の醜さがガンガン綴られていくなんて、まぁ皮肉なこと。淡く非現実的な映像に魅せられながら、次々と新たな展開に変わっていくので、180分の映画ながらあっという間に時間が過ぎました。
岩井俊二監督ならではの映像の綺麗さ、映画を見ているのに誰かの頭の中の思い出の世界を覗かせてもらっているような綺麗さ印象的でした。黒木華さんの役がぴったりだったと思います。学校での生徒の荒れ具合や、それによって先生が心を病む様子、SNSが人間の一部になりすぎている点など、現代の表し方が非常に的確で映画をみながら何度も頷きました。特に結婚式の代理出席のネタは、実際に映画を見た頃に、世間で話題にもなり始めていた頃だったので、リアルタイムでそれを映像にできている点に感動しました。社会で起こっていること、今後起こるであろうことをキャッチするスピードの速さに驚きました。映画に登場するCoccoさんが見られたのも珍しく貴重な映像で非常によかったです。Coccoさんの役と実際の人物像にそこまで差がない印象を受け、黒木華さんとともにキャストはばっちりだと感じました。上映時間が非常に長かったので、観ている側としては途中少しついていけない部分(メイドの仕事のあたりから)もありました。七海と真白のストーリーは、もう少し完結でもよかったのではと感じています。ただし、タイトルにもあるように、ウェディングドレスを身にまとう2人の映像はとても綺麗で、ストーリーを別として映像美だけで魅了させられました。
岩井俊二監督黒木華主演のこの作品は、映像作家でもある岩井監督ならではの美しい映像と凝ったカメラワークが魅力の一つでもあると思います。中山美穂さん主演の「ラブレター」でも感じましたが岩井監督は女性をとても美しく撮る監督だと思うので、この作品でも黒木華さんの清々しい美しさが映し出されていました。岩井監督が黒木さんのために書き下ろしたというストーリーは日常と非日常との境をギリギリ攻めていてまさに岩井ワールドです。2時間59分という長尺の中で前半部分と後半部分でストーリーが変わりますが、全編通して描かれるのは黒木さん演じる七海という女性の危うさ。普通に生きていたいと望みながらも、結婚相手は出会い系サイトで見つけ、安易に便利屋サービスを利用します。普通とは何なのか?何故小さな幸せさえ手に入れられないのか?夢砕かれた彼女が物語後半で得るものは何なのか?それは今を生きる女性たちからの問いかけかもしれません。豪華な脇役陣の中でも物語後半に登場する真白役のCoccoさんは後半部分でのもう一人の主役です。こちらは一見危うい女性ですが、実は自分らしさを持ち続けているのが彼女なのかもしれません。Coccoさんをキャスティングした時点で真白は完成しましたね。綾野剛さんも天使なのか悪魔なのかはたまたただの傍観者なのか謎多き安室を軽やかに演じています。軽やかだからこその現実味、怪しさ、彼の醸し出す空気感にぴったりです。個人的には2度観るのがおすすめです。1度目は映像の美しさや大まかなストーリーをつかむために。2度目は七海や真白に寄り添うために。
岩井俊二監督作品ということで観る前から気になっていたので鑑賞しました。この映画は上映時間が長いのが特徴で、ストーリーはゆったりと進みますがその分映画の世界観にどっぷり入り込むことが出来ます。映像の色や雰囲気は監督ならではの独特な特徴を持っていて、少しかすんでいるような、切ない気持ちにさせる世界観でした。ストーリーのテーマは、客観的に見ると不幸せになっていっているような状況でも実は本人は幸せに向かっていることがあるというもので、実際離婚をして家政婦として働くことになった主人公は日に日に充実した毎日を送るようになるのでした。出てくる登場人物は変わった人が多く、しかしだからこそ現実感が増しているような気持ちにもさせられます。映画は途中まで淡々と進みますが、長いストーリーを観終わって最後、思わぬ結末に息を飲むのはわたしだけではないはずです。登場人物とともに自分自身のことを考えさせられる映画です。中ででてくる挿入歌もとても映画の雰囲気にぴったりで、良かったです。分かりやすく楽しかったり面白かったりする映画ではないので子供向けではありませんが、ゆっくりと映画の世界に浸りたい大人の方におすすめです。是非観てみてください。
綾野剛目当てに見てみた映画。なんの予備知識もなく見始めたので、前半の主人公七海のうじうじっぷりにすごくイライラ。見るのを辞めようかと思うくらいイライラ(笑)ですが、七海が家を出てからの映像の綺麗さ、独特の世界観に引き込まれ、気付けば最後まで見終わっていました。三時間という長めの映画でしたが、引き込まれてからはあっという間。「リップヴァンウィンクル」とは、西洋の浦島太郎と呼ばれる小説・主人公のことらしく、主人公の七海に起こった出来事や、映画を見ていたわたし達になぞらえているのかなと想像してしまいました。Coccoの演じる真白が儚く危うげで、彼女の書く歌詞のような存在でした。「わたしには幸せの限界があるの 誰よりもはやく限界がくる」そう語る彼女の目や仕草、表情は演技とは思えませんでした。誰よりも優しいからこそ傷ついてしまう、繊細な彼女自身から出た本当の言葉だったんじゃないかなと勝手に思っています。歌手が映画の役を演じるという点から、個人的にダンサーインザダークのビョークが浮かびました。やっぱりお芝居はアーティストな面が強いのかなって。また、目当ての綾野剛演じる安室も、胡散臭さが絶妙で、綾野剛にぴったりな役柄だなーっと感じました。映像、役者さんの演技が素晴らしい映画でした。
2015年に公開された日本の映画です。原作と脚本は岩井俊二さんでした。日本映画としては長編で180分の上映時間の作品です。ごく平凡な女性が何でも屋の男と知り合い、人生の苦境に立たされるという面白いストーリーです。そのあらすじは、ヒロインが何でも屋から斡旋される怪しげな仕事を続けているうちに、不思議な女性に出会います。現代社会の危うさや、一人の女性の成長を透明感のある映像で綴られているヒーマニズム溢れる映画です。ヒロインは、黒木華さんが演じてくれていて、興味深い演技をしてくれました。この映画は、長編映画ですが、先が読めない展開で、映像も美しく、あまり退屈することなく、長さを感じない作品でした。特に、七海と真白の純白のウエディングドレスのシーンはとても素敵な仕上がりだったと思います。音楽も優れていてとても洗練されたシーンとなっていました。また、義理母の仕業にダメージを受け、終盤では本当の依頼に絶句するというストーリーは、現代社会の闇を見たような気がして興味深かったです。この映画の中で、安室という存在は終始胡散臭かったですが、ラストには改心したようで、喜ばしく見ることができたところも良かったと思います。
現代の出会いのツールになってしまっているSNSで知り合って結婚を決めてしまったという女のその後を描いている視点は面白かったです。出会い系、マッチング、チャット、出会い目的のサイトは今多くて、トラブルになるケースもあります。黒木華演じる主演女性はこうした出会いの元で失敗、結婚式からすでにトラブルが起きてしまうのです。その後芋ずる的に相手の素行が発覚してしまい。。とうとう結婚はダメになってしまうものも、捨てる神あれば拾う神ありで、新たな出会いも訪れてくるというストーリーでした。次々と妙なバイトを紹介されたりと、現実の厳しさを痛感するというリアルさ。ストーリーはここまですごいのに、黒木華さんのようなアンニュイ雰囲気を作り出せるタイプの主演でより日本映画らしくまとまっているように見えました。内面の状態を外側に出してくるところがうまい女優さんじゃないかとも思えます。監督が良いので背負い。黒木さんの表情や美しさということに視点を当てているのだとおもわれますが、まるで彼女のプロモーションビデオのようにも見えていました。おそらく、監督の力が良くてここまで撮影の魅力を引き出してもらっているのだろうという印象です。
予告編を見ると、細面の女の子が変なハコかぶってるなーというだけの映像。監督を見ると岩井俊二。気になる。これは見にいくでしょう。で、見た感想は・・・うーん・・・。映像はキレイなんですが・・・。一番の問題は、ストーリー。前半と後半でテイストがガラッと変わっていくんですが、つながってるような、いないような。前半に積み重ねられた問題が特に解消されていくこともなく、後半の女性と女性の蜜月が救いなのかというとそういうわけでもなく・・・。まさに、夢を見ているような映画でした。狐につままれたような感覚になります。背景にあるテーマは夢と儚さなのかなと勝手に思っています。物語にも主人公にも、何か意志を持って変える強さはなくて、川が流れるように翻弄されていきます。そこで強調されるのは、まさしく儚さ。夢がスーッと消えてしまうように、この女性は無くなってしまうんじゃないかという危うさがありました。儚さはにんべんに夢って書きますしね。散漫なストーリーも、まあ、夢だと思えばなんとなく許せるんじゃないかと。マンガにすれば、違和感なく楽しめるのかもしれません。それくらいファンタジックな印象はあります。実写だとやっぱり嘘っぽい。それは、岩井俊二の映像美をもってしても限界はあったのかなと思います。少なくとも、ストーリーの納得性を求める作品ではない。リアリティとか求めちゃいけないんでしょうね。良いとか悪いではなく、それを期待してみる映画ではないって話です。映像詩を見ていると捉えれば、憤慨するようなことはないかなと思います。私も個人的には、詩的な映像を楽しむ作品は見慣れているので、作風自体は苦手ではありませんでした。ただ、それにしたって3時間は長い。ここまで長くなると、岩井俊二のトーンがものすごく好きって人じゃないと疲れてしまいます。ポエティックな映像が苦手な人には苦痛で仕方がないでしょうね。
現代社会の薄暗さを描いている映像作品でありながら、絵本のような幻想さと美しさを持つ傑作といえる作品だと思います。黒木華さん演じる主人公の七海は波風を立てないように生きて来た「普通」の女性。しかしそんな「普通」さは些細な出来事でいとも簡単に崩れ去ってしまうのです。それまで守っていた平凡さを取り払われたとき、人はどのように変化するのでしょうか?この作品にはその問いに対する一つの答えが提示されています。七海を変化させる数ある要因のひとつに、「出会い」があります。うさん臭い何でも屋の男、七海と同居することになる謎の女性。それまで七海が関わったことのない奇妙な人々と交わっていくことで彼女が変化していく様は、見る人によっては恐怖を感じられることでしょう。「変化」するということは良くも悪くもそれまでの自分ではなくなるということです。そうして「普通」の女性から変化していく七海に、自分を重ね合わせてしまう人も多いのではないでしょうか。そういった人間の内面的変化に焦点をあてたストーリーも圧巻ながら、場面に散りばめられた美しさはまさしく傑作だと思います。それは単純な映像の綺麗さや、女優・俳優の綺麗さで片づけることの出来ないものでした。現代社会や人間関係にある陰の部分を映し出すことにより醸し出される薄暗さの中、寄り添い笑い合う人々の姿は瑞々しく非常に美しいものになっています。リアルな人間描写になっているため、不快感を覚える人もいらっしゃることでしょう。それでもこの作品は「変化」に対しての姿勢と、「変化」することによって気づく幸せの意味を教えてくれる作品になっていると思いました。
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