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『プロフェッショナル 仕事の流儀』の番組内容
仕事の流儀には、その人の生き方が現れる。
「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、超一流のプロフェッショナルに密着し、その仕事を徹底的に掘り下げるドキュメンタリー番組です。2006年1月の放送開始以来、イチローさん(メジャーリーガー)、吉永小百合さん(映画俳優)、新津春子さん(清掃員)、高倉健さん(映画俳優)、石川佳純さん(卓球選手)、宇多田ヒカルさん(シンガーソングライター)、くまモンさん(地方公務員)、羽生善治さん(棋士)など、時代の最先端で格闘する姿を見つめてきました。
引用元:NHK
6/16「逆境を、強さに変える~陸上選手・山縣亮太~」
【出演】陸上選手…山縣亮太
【語り】橋本さとし,貫地谷しほり
【放送日時】
NHK総合 2020年6月16日(火) 午後10:30~午後11:15(45分)
【再放送日時】
NHK総合 6月23日(火)午前0:15~午前1:00(45分)
山縣亮太についてこれまであまり知らなかったが、どういった人物かがこれでわかった。トレーナーやコーチと一緒に常に理想のフォームを追求する姿勢はまさにストイックさの塊。番組カメラマンに以前のフォームと比べどこが変わったか?と以前と現在の動画を見せて尋ねていたが、正直素人には全くわからないぐらいの部分ではないかと思った。そのぐらい細かな部分を変更し、変えていく姿勢、そこを追求する様は一流と呼ぶにふさわしいと思う。一体この姿勢はどうやったら身につくのか、どうやってあそこまで走ることに対してこだわれるのか、番組ではそんな背景がまざまざと感じられたように思う。自分の走りを科学的に追求する姿勢は、これからを生きる者として、見習うべきポイントではないかと思う。データを分析し、他の有能な選手と比べ、自分の劣っている部分を客観的に分析する。この姿勢は、自分の感覚だけで生きている私などは、何の根拠も考えもなく日々過ごしているのではないかと恥ずかしい思いと同時にじゃあ自分だったらどういう風な分析をして、それをもとに乗り越える術を身につけていくか、という参考になった。どれだけハンデがあっても自己分析をしてそれを乗り越えることを実行していけばいいのだと教えてもらった。(30代男性)
とても感動した良い回でした。スポーツ選手は華やかに映ることが多いですが、影で血の滲むような練習や、ケガに苦しんでいることなどが映されるドキュメンタリー番組は勇気がもらえて大好きです。今回の山縣亮太選手もさまざまな逆境を経験されていることを知り、とても驚きました。学生時代から活躍されていたので天性の才能があると思っていましたが、生まれたときは未熟児で肺にも問題があったそうです。体格的には恵まれていない状況でもコツコツと練習を重ねて、結果を残してきたのは素晴らしいです。また山縣選手はとてもクレバーな選手だと思いました。自分を客観的に見ることができて、それを自ら修正していくというのは簡単なことではありません。食事や練習メニューの工夫、入念な身体のケア、こういった努力をしっかりとできているからこそ、結果を出し続けられているのだと思いました。足首のケアでアイシングされるシーンは本当に顔が辛そうでした。東京オリンピックを前にしても、病気や足の故障などに見舞われ、さらにこの新型コロナウイルスという逆境に襲われてしまいますが、そういった逆境があった方が意欲が湧くという言葉には勇気をもらえました。東京オリンピックでの活躍を強く願うばかりです。(40代男性)
スポーツ選手は皆んな努力家。彼もそのうちの一人です。今まで多くテレビ出演してこなかった彼が、なぜ今この番組の出演依頼を受け入れたのか、その理由がよく分かりました。現在、世界中を混乱させているコロナ。日本でも経済面だけでなく、様々な面に影響を与えています。特にスポーツ選手には、東京オリンピックの開催延期という大問題が。スポーツ選手が現役で続けられる期間というのは限られているので、自分が一番最高の状態のときに、最も大きな大会で結果を残したいと思うのは当然の事です。その為、オリンピックに向けた色んな調整を、スポーツ選手たちは行っています。それをガラガラと崩されてしまった今、彼らがどんな苦労を強いられてしまったのか言うまでもありません。そんな状況の中で、山縣選手は前向きです。彼はとても自分独自の考えを持っている人で、とても行動力があるんですね。なんと、自分の走りに拘った結果、誰かの指導を受けずに自分流でトレーニングしてきたのです。それほど自身の考えを尊重して並々ならぬ努力を続け成功してきた彼ですから、勿論コロナに対する想いもしっかりあります。その想いを、今回テレビという多くの人々が観る機会の多いメディアを使って、自身の生い立ちから現在に至るまでを見せることで、大事な何かを伝えようとしてくれます。彼のポジティブな姿を見て、私は諦めない大切さだけではなく、励ましの気持ちも受け取ることで、心に少し良い変化が訪れました。(20代女性)
オリンピックやスポーツ番組などで、アスリートの方を見ますがそれほど詳しくなくて、今回のゲスト山縣亮太さんもこの番組を見るまでは知りませんでした。陸上の短距離選手として活躍されてるとのことで、ロンドンやリオデジャネイロ五輪でも2大会連続で記録を更新されてると知り驚きました。アスリートの方々は日々努力されておりストイックなイメージがありますが、山縣さんも私が想像するより遥かに苦労されていることが分かりました。アスリートなので、身体が丈夫な方と思いきや、肺の機能が悪く、未熟児として生まれたそうで、無事に成長されてからも有利な体格ではなくすごく悩まれていました。私なら、生まれもったものなので、自分にはこの世界は向いてない。と諦めてしまいそうですが、山縣さんは、客観的に自分を見つめ直して修正を重ねていました。自分を客観的に見るってすごく難しいと思います。自分は自分なのだからどうしても主観的に判断してしまう部分も客観的に見つめ直す…すごくメンタルの強い方だと尊敬しました。まさに走る哲学者です。東京五輪に向けたシーズンに気胸という病気を発症され、足や背中も故障されたとのことでしたがそれでも立ち向かっていく山縣さん…本当に素晴らしいです。(20代女性)
陸上競技には、かなり疎いほうなので、山縣亮太選手のことは名前と顔や、これまでに二度、オリンピックに出場したことがある選手だということだけはなんとか知っているという程度で、特に興味を持っていたわけではありませんが、番組を見始めてすぐに、とんでもない魅力を持った人だなと感じました。オリンピックに出場するほどの実力を持った選手は、いずれの種目の選手でも、コーチをつけているのが普通だと思っていましたが、山縣亮太選手はコーチをつけずに、自分で練習やトレーニングメニューを考えて、その映像を確認しながらやるというスタイルは珍しいなと思いました。そして、この番組の撮影が始まったのは、昨年の夏で、その頃にちょうど気胸という診断を受けたばかりで、さすが“ミスター逆境”と呼ばれているだけあるなと思いましたが、同時によく密着取材を受けることにしたなと感心させられました。スポーツ選手は、ケガとの闘いでもあると思いますが、山縣亮太選手は、この取材を受けている間にも、ケガの連続で、その度に自分の力でその試練を乗り越えていこうとする姿は、見習わなければならないと思いました。そんな山縣亮太選手が、東京オリンピックで走る姿を、今年、見られないのは残念ですが、逆境のたびに強くなるという集大成を来年のオリンピックで見せて欲しいなと思いました。こんなに魅力的な選手がいる、と知ることができて良かったです。(40代女性)
6/23「新しい仕事スペシャル」
【出演】YouTuber…HIKAKIN,プロゲーマー…梅原大吾
【語り】橋本さとし,貫地谷しほり
【放送日時】
NHK総合 2020年6月23日(火) 午後10:30~午後11:15(45分)
【再放送日時】
NHK総合 2020年6月30日(火)午前0:15~午前1:00(45分)
今回の放送は、今の時代を物語っているようなお二人でした。一人目はYoutuberで大人気のHIKAKINさん。実のところを言うと、私はHIKAKINさんのYoutubeを観たことがありません。なので、この『プロフェッショナル』で初めて彼の仕事を観たんです。何回も再生される理由がよく分かりました。アイデアがとにかく面白い!自宅マンションの玄関には、日々撮影で使われる小道具で埋め尽くされていて、コレ全部ネタで使ってるんだな~と関心したのです。朝まで編集作業をしていたり、とにかく一生懸命仕事に取り組む姿勢にただただ圧倒されました。稼げる人は、とにかく熱い人だと思います。ひとつのことにバカがつくほど熱中できる人。そういう人が、この時代稼げる人なんじゃないかと思いました。二人目に紹介されていた、プロゲーマーの梅原大吾さん。ゲームをまったくしない私にとっては未知の世界でしたが、このお方もゲームをしている時の目が、もうゲームの世界に引き込まれちゃっているような目つきで…。集中力がすごいんです。世界のプロゲーマーと対決するような場所に居る人たちはきっと、ただの?ゲーム好き”では成り立たないような世界なんだろうなぁと。不思議な光景を垣間見たような気がしました。好きなことを仕事にしている人は一掴みといいますが、それでも、好きなことをして生きていきたい、そう思わせてくれるような回でした。(40代女性)
2018年の3月に放送された「新しい仕事スペシャル」を見た時は、ユーチューバーやプロゲーマーについて、(これが“仕事”になるとは…)と、どちらかと言えば、否定的な目で見ていましたが、あれから2年あまりが経って、世間はもちろん、私の中でも立派な“職業”として認めていることに気づきました。好きなことを仕事にできて、それで収入を得ている人は、そう多くはないと思いますが、ユーチューバーのHYKAKINさんも、プロゲーマーの梅原大吾さんも、“好き”を極めた結果、仕事へと結び付けていて、かなりの収入を得ているというのは、単純にすごいと思いました。私にはそれほどの“好き”がないので、マネはできないとは思いますが、こういう生き方もあるのだなと思いました。特に、今は、新型コロナウイルスの影響で、外出自粛の期間もあったせいか、多くの有名人も動画を配信するようになっているし、子どものオンライン授業などが急速に進んだため、これからは動画もゲームも、より子どもたちにとっては身近な存在になっていくことは間違いないと思うので、職業として選択するということも増えていくだろうと思います。そういう意味では、子どもがただ遊んでいるのか、将来を見据えてやっているのか、というところまで親の世代は見極めて可能性があるなら伸ばしてやることも必要になるのかなと感じました。(40代女性)
現代の小学生がなりたい職業の上位にユーチューバーが挙げられているくらい、子供たちにとってはメジャーで憧れの職業になっているようです。その先駆者と言われるヒカキンが登場していました。今回は再放送でしたが、本放送を観ていたので、改めて観ることになりました。多くの人に笑いと幸せを届けるために、影でいろいろと頑張っている姿がありました。ほぼ自宅で動画撮影をしていることもあり、健康面では大丈夫なのかと思ってしまいます。今はまだ若いので、何とか頑張れるかもしれませんが、今後も第一線で活躍していくならば、健康管理も重要だと思いました。同県出身者ということもあり、彼がフューチャーする前から、その存在は知っていました。ですが、正直、ここまで有名になるとは思っていませんでした。やはり彼にはその才能と素質があったのでしょう。動画を観てみると、本人がとても楽しそうにやっています。それが一番大切なことのように感じています。新しいアイデアはまだまだあるようで、今後の活躍も楽しみです。今回の新型コロナの影響で、オンライン動画の需要が一気に増えました。新しい仕事は今後さらに成長していくのだろうと予想しています。今の小学生が大人になるころには、本当にユーチューバーが相当増えていくような気がしています。毎日の生活が楽しくなるような動画配信を今後も期待しています。(50代女性)
一週間が始まって、朝から会社に行って業務をこなし、夜になって帰る。そんな一週間をだいたい週5日、平日は続けるのが昔からの働き方だった。この回に出てくる登場人物たちはそんな働き方とは無縁の世界で生きている。こんな世界で生きることができるのは今の時代だからだなとつくづく思う。誰が幼い頃から遊び、慣れ親しんでいたゲームプレイヤーが仕事だと思っていただろうか。夢中でやったゲームをすることが仕事なんて子どもの頃から考えたら夢のようだ。けれど、ゲームをクリアすることや対戦相手を倒すことだけを目的にしていては到底ゲーマーとしては生きていけないことをこの回で登場する梅原大吾は教えてくれる。彼が練習をひたすら繰り返しているのは予想を裏切るキャラクターで、予想を裏切るような攻め方をするということ。常にファンのことを念頭に置きながらゲームの戦いを進めていた。練習はいたってシンプル。その予想を裏切るプレーができるようにひたすら取り組み、うまくなるまで取り組み続ける。できる可能性をイメージし、そのプレーができるためにひたすら何度も同じコマンドをタイミングと素早いボタン操作で繰り返す。ゲームがただの遊びではないということがわかる。練習に練習を重ねた技はファンの想像を超えたプレーを生み出し、ファンを魅了していた。(30代男性)
まず、ユーチューバーのHIKAKINさんの方ですが、番組で言っていたように腰の低い人だと思いました。それから、仕事に手を抜かない人だと思いました。普通だったら、休み休みやっても良さそうですが、長時間集中してやり続けるので、その集中力に感心します。また、撮影するときは綿密な撮影計画を立てていないことに驚きました。それは初めて純金のトランプに触った視聴者目線を大事にしたかったそうですが、視聴者に寄り添っていることがそれでよくわかりました。また、HIKAKINさんが「僕の動画を見る人は悩みがある人が多い。」と言ったので、HIKAKINさんの動画をよく見ている私の息子も何か悩みがあるのかなと思いました。それから、次のプロゲーマーの梅原大吾さんは変わった人かなと思っていましたが、やっていることは将棋の棋士などと一緒だと思いました。ゲームの対策をして、試合に臨んでいて、負けたら、どうして負けたのか考えているからです。自宅に彼女がいたことを番組で話してくれたので、私たちと同じような普通の人なのだと思いました。HIKAKINさんも梅原さんも目が悪くならないように気をつけて欲しいなと思いました。限界があるかも知れないけれど、出来れば、長くお仕事をやって子どもたちの憧れであって欲しいなと思いました。(50代女性)
6/30「たかがお好み焼きされどお好み焼き~お好み焼き職人・市居馨」
【出演】お好み焼き職人…市居馨
【語り】橋本さとし,貫地谷しほり
【放送日時】
NHK総合 2020年6月30日(火) 午後10:30~午後11:15(45分)
【再放送日時】
NHK総合 2020年7月7日(火)午前0:15~午前1:00(45分)
お好み焼きって生地も大事なんだろうけどキャベツもすごい大事なんですね。産地によって違うキャベツを包丁での切り方をそれぞれ変える事によってキャベツの甘味の出方も違ってくると言ってましたね。それも切り方に明確な答えはなくて市居氏の包丁から伝わる感覚に委ねている部分が大きくてこれも日々勉強だと。ただキャベツを切る作業だと思っていたものがこんなに奥が深いものだとは知りませんでした。あの作業を朝一番に出勤して毎日やるんだから66歳の体にはきついだろうけどすごいなと思いましたね。毎日昼食に自分で焼いたお好み焼きを食べ更なる味の追及をする姿が格好良く見えました。お客さんで市居氏の焼いたお好み焼きにソースもマヨネーズも付けずに食べている人がいたけどその女性のお客さんに言わせると市居氏の焼いたお好み焼きにソースやマヨネーズを付けるなんてもったいないと。そこまで言われると余計に私も市居氏の焼いたお好み焼き食べたくなりましたね。皆がキャベツが甘いって言ってのでその甘味を感じてみたいです。それと厨房の掃除もこだわりがありましたね。人の目に触れないようなところも丁寧に掃除する姿にこれだったら本人も気持ち良いだろうしもちろんお客さんも。そして弟子の田村氏のお店がどうなっているか気になりますね。順調だと良いですが。広島駅いっちゃん忘れずに覚えておこう。(40代男性)
なんとなく小腹がすいてくる夜10時半に、自称“お好み焼きバカ”とまで言う、お好み焼き職人が焼いているお好み焼きを見たら、どんどんお腹が空いてしまって困りました。お好み焼き屋さんというのは、毎日のように油を使うところなので、このお店も油でベタッとしているのだろうなと思っていたら、鉄板はもちろん厨房がピカピカに磨かれていて、この職人さんの仕事は信用できるなと思いました。そして、お客さんたちが口々に「キャベツが甘い」と言っていて、私は今までたくさんのお好み焼きを食べてきたわりには、キャベツを味わって食べたことが一度もないことに気づきました。単純に、ソースの味で食べていたのかもしれない…とハッとさせられた時に、「ソースやマヨネーズをかけるともっうない」と言って何もかけずに食べていた女性の言葉を聞いて、やはり、この名人が焼くお好み焼きは、お好み焼きそのものの味が本当に美味しいのだろうと思いました。これほどの名人でも、最初からうまく焼けたわけではなく、なかなかうまく焼けず、試行錯誤を重ねて、今があるというのは、お好み焼きの奥の深さを感じました。今回は、焼きそば麺が入った広島のお好み焼き名人でしたが、次回は、粉だけの大阪のお好み焼き名人を見たいなと思いました。(40代女性)
毎回、その道のプロたちに密着する「プロフェッショナル 仕事の流儀」。生き様を通じて色々考えさせられます。今回はお好み焼き職人の市居馨さんでした。66才なのにどこかみなぎる感じのする方だなぁと感じました。お好み焼きの専門店として有名なグルメガイドに掲載されるなど当代屈指の職人と言われるだけに、職人技を披露してくれていました。番組側が設置したハイスピードカメラが蒸気を巧みに操る職人技を解明してくれていましたが、もはや毎日のことなので本人にとっては普通の作業なんでしょうね。「B級グルメを超えた」とまで評される味を食べてみたいなぁとしみじみ感じました。お店での様子も撮影されてましたが、お客さんが揃って一口食べた瞬間に頷いていたのが印象的でした。美味しいと言葉がいらなくなるといいますが、まさにそういうことなんでしょうね。また感想を聞かれたひとが「食べ物というだけじゃなく心に届く味」とか「生きるお好み焼き、生きてるお好み焼き」という表現をしていたのも印象に残りました。お好み焼きが好きで美味しいお好み焼きを食べてもらいたいという気持ちで作っておられるのはもちろんですが、ひとつずつが丁寧に仕事をしているのだとも感じます。キャベツが何よりポイントとのことですが、甘みを最大限に引き出すための切り方や温度、焼き具合など言い出したらきりがないほど研究されたのを感じます。出来上がったお好み焼きに美しささえ感じてしまいました。(40代女性)
毎週録画予約してチェックしている好きな番組。今回はお好み焼き職人「市居 馨さん(66)」。お好み焼き=B級グルメ。その一般的な認識から入るとプロフェッショナルで紹介されるほどの人物像は如何ほどのものか?関東の生まれ育ちの私としては少し穿った目で見始めてしまった。お好み焼きを愛して止まない関西圏の方からはきついお叱りを受けるでしょう。特に広島県民にとってはソウルフード。お酒を飲んだ後の〆にもお好みを食べるほど。そのお好み焼き屋が数ひしめく激戦区に在って専門店で初めてミシュランも認めた職人技。「たかが、されどとは言えその仕事の細部をとことん追求してこそのプロフェッショナル。」大量のキャベツの仕込みをみた後にその神髄たる鉄板での一連の動作から出来上がるお好み焼きをみたら、おもわず「旨そうっ!」とワクワクしてしまった。薄くて軽そうな生地をクレープのように伸ばし、いったいどうやってひっくり返すのだろうと思うほどふんわりとやさしく山盛にされるキャベツ。ハイスピードカメラに映し出された包丁さばきから生まれる細切りのこだわり。別々に焼かれるパリッとしたそばや卵、それを順に小高く積み重ねる広島焼き。サーモグラフィーで見る温度差を、市居さんは蒸気の出具合や音で感じ取りキャベツの甘みを引き出す。やっぱり職人技だ。ほんの少しのコテさばきにも神経を注ぐ。どのプロフェッショナル達にも通じるその道を追求するが故の愛情が、お好み焼き職人市居さんからも伝わった。お好み好き必見の回でした。(40代男性)
お好み焼き職人、市居馨さんに密着していました。私は広島風お好み焼きが大好きなので、釘付けになって観てしまいました。そして市居さんの焼くお好み焼きを食べてみたいと心から思いました。お好み焼きがこんなに奥の深い食べ物だったとは知りませんでした。広島は75年前の8月6日、人類初の原爆が投下された街です。人々は深く傷付き、復興も遅れました。物資もない中、キャベツと小麦粉だけで作れるお好み焼きが広島の食として広まっていきました。いわば、広島のソウルフードなのです。市居さんのお好み焼きは熱の伝導までもが計算された完璧な作品です。お好み焼きばかと言われる市居さんだからこそ出来るのかもしれません。市居さんは数多くの弟子を育てました。惜しげもなく自分の技術を弟子に伝授するのです。しかし、教えたからといっても、その技術は簡単に自分のものにはなりません。何度も何度もお好み焼きを焼き、会得しなければなりません。師匠のようになるために、失敗を繰り返しながら切磋琢磨する一人の弟子。3月末には卒業して独立する予定だとか。コロナウイルスの影響が気になりました。今の時期に独立して大丈夫だったのか?しかし、お好み焼きはテイクアウトもしやすいので、きっと大丈夫!と思いました。「たたがお好み焼き、されどお好み焼き」タイトルに納得の回になりました。明日はお好み焼きを焼こう!(50代女性)
拝見しました。私もお好み焼きは、食べにいきますが、自分で焼くとなかなかうまくいきません。まず生地を焼く所から火加減次第で焦げ付きます。子どもたちに最初生地だけを焼かせていたシーンを見て簡単そうに見えて意外と難しいというのが自分でお好み焼きを焼いて見ると分かります。遊び感覚でそういうのを常連の子供たちにさせているとことかも育てるのが好きなんだなという感じがしました。広島風お好み焼きは、戦後の戦争で何もない時代の食べ物としてキャベツと小麦粉さえあればあとはあり合わせで作れる食べ物で当時は多かったと紹介されました。でも広島だけはなくどこでも食べ物がなかったから小麦粉をベースとした簡単な食べ物は、多かったと思います。広島風は、市居さんは、修業時代うまくいかなかったと紹介されましたが、簡単そうにみえて難しく小麦粉が薄いので直ぐに火加減次第で焦げ付いてバラバラになってしまうというところが奥が深いと思いました。このことが出来ないと中に入れる麺や野菜は、入れることが出来ず基礎である土台が大事であることなのでしょう。だから、弟子のために寄宿舎を建ててまでも育てようとしたのではないかという感じがしました。そういう点が感心しました。(50代男性)
7/7「コンプレックスを、カワイイに ヘアメーク・イガリシノブ」
【出演】ヘアメークアップアーティスト…イガリシノブ,橋本マナミ,西山茉希,美容師…高木琢也
【語り】橋本さとし,貫地谷しほり
【放送日時】
NHK総合 2020年7月7日(火) 午後10:30~午後11:15(45分)
【再放送日時】
NHK総合 2020年7月14日(火)午前0:15~午前1:00(45分)
「コンプレックスはありますか?」と聞かれて、「ない」と答える人はほとんどいないと思います。事実、美しい女優さん達でさえ容姿にコンプレックスがあると言います。そんな多くの人々が抱えるコンプレックスをカワイイに変えてくれるというのが、ヘアメークのカリスマ、イガリシノブさんなのです。彼女の通称“イガリメーク”を見て一番感じたことは、メークは単なる外見を美しく見せる手段ではなく、唯一無二の自分を好きになる為のものだということです。イガリさんがとても大事にしているものは、メークをする人の固有の魅力であり、それは顔立ちだけにとどまらず内面にまで及んでいました。だから相手の奥にあるものを探るためにコミュニケーションをとり続けます。そして見つけた魅力をメークで最大限に引き出して、最後は心までも上向きにしてしまうのです。普段の私にとってメークは、欠点を隠すために仕方なくするものでした。けれどもイガリさんからは、メークによって相手の背中をポンと押してくれるような“ポジティブな愛”を感じました。イガリさんが常識にとらわれないと言われているのは、一人一人と心から向き合い、その人だけの輝きを引き出し続けているからだと思います。我が家の動物好きの息子が私の頬のシミを見て、「なんでママは、ここがヒョウ柄なの?」と言って以来、鏡とは少し距離をおいていました。けれども番組を見たあと、なぜか鏡で自分の顔を見たくなりました。きっとどこかに自分だけの魅力があると感じさせてくれる、とても元気が出る番組です。(40代女性)
今日のプロフェッショナルのイガリシノブさんの撮影は、今年1月頃から始まっていたようなので、その2カ月後くらいから、まさか世界が新型コロナウイルスの脅威にさらされるとは想像もしていなかったとは思いますが、「やばくない?」が口癖だという40代の女性というのは、彼女を知らない人にとっては、非常に気持ちを逆なでする人物だと感じるのではないかと思いました。しかも、この番組の直前では、週末に発生した球磨川の氾濫や、現在も続いている大雨に関する内容だったので、尚更、今このイガリシノブさんを見たいと思う人が、どれくらいいるのだろうと思いました。ヘアメークのカリスマということで、橋本マナミさんが結構、長い時間、写っていたので、今は出産直後で産休中でもあるということで、動く橋本マナミさんが見られて嬉しいと感じた人もいるかもしれませんが、私は特にファンではありませんが、橋本マナミさんのすっぴんが見られて、右頬にはかなり大きな吹き出物ができているというのがわかったので、ちょっと親近感がわきました。それにしても、イガリシノブさんは、芸能人のヘアメークを担当しているせいか、テンションの高い人だなと思いました。騙されたと思って、イガリシノブさんのメークをマネしてみるのもありだと思いますが、今はもっと癒されるような人を見たかったなと思いました。(40代女性)
たまたまコマーシャルで番組について言っていたのを見かけて面白そうに思い視聴しました。イガリシノブさんのシャキシャキとした語り口とサバサバとした空気感が強烈な印象でした。ご自身のコンプレックスを元に今のお仕事のきっかけになっているのでモチベーションも非常に高いのだと感じました。誰でも必ず何かのコンプレックスはあると思いますが、実際にイガリシノブさんが励ましながら対応されている方のコンプレックス箇所を上手く活かしていかれる様子は衝撃的でした。個人が挑戦できない、また隠し続けてくる部分をカバーして、活かす技術はとても参考になりますし、私の妻も感動しながら見ていました。イガリさんのメイクは表面的なコンプレックスポイントを取り除くと共に、その対応している方の心のケアをし、そのポイントが元になる塞ぎ込んでしまう方々の心を解き放っていくことができる印象でした。実際に番組の中でメイクを受けていた方はだいぶ印象が変わっていました。技術も素晴らしいもので特に女性からは大人気です。プライベートでもシングルマザーとしてお子さんがいらっしゃいますが、応援していきたいし彼女のような思考回路で生きていければすごく良いと思います。(40代男性)
数年前から大注目のメーキャップ・アーティスト、イガリシノブさん。友人に、「テレビで放送されるよ!」とメールを貰い、ドキドキしながら鑑賞。わ~さすがはイガリさん!本当に可愛らしいメイクを演出してくれるんです。前々から、どんな風に全体のメイクをされているか気になっていたので、今回の?プロフェッショナル”は本当に有難かったです。イガリさんが橋本マナミのメイクで使用していたアイシャドーが、とっても気になりました。早速買いに行こうかとリサーチ中です。彼女が使うメイク道具に目がギラギラしてしまいました。人のメイクはしても、ご自身のお顔は控えめなイガリさんに疑問を抱いていましたが、この放送をみて納得。お肌が弱いのですね。それで、あっさりとしたシンプルなメイクを生み出したところ、とても腑に落ちました。コンプレックスを持っているイガリ・ファンをインスタで集め、限定3名にメイクされる場面は感動的でした。人のために行動されるイガリさん、本当に格好よかったです。誰かの元気も元になるメイクって、最強だなと思いました。この番組を通して、一視聴者である私たちも勉強になりましたし、勇気をもらえたような気持ちになりました。「コンプレックスは隠さない」名言だと思います。大満足の回でした!(40代女性)
40歳のヘアメイクのカリスマの方が登場、モデルや美容師さんから絶大な評価を貰っているスターだそうで私は始めて知りました。化粧品会社の新しい化粧品の撮影、常識に囚われない自由な発想というのが凄い、参考になります。顔全体がどう見えるか計算して化粧するそうです、新しい化粧の仕方を発信していくのは凄いですよね。女優の橋本マナミさんがモデルで30代向けの雑誌の撮影、化粧の前にマッサージをしながら骨格や皮膚など顔の特徴を確認するって凄いな、自分の顔でもやってないよ。コミュニケーションを取りながらモデルさんの今を映し出そうとしたり、表情の変化を化粧でしてしまうのはプロですね。一般向けにメイクのアドバイスをするイベントもやってるんですね、SNSでも発信してるとは勢力的に活躍していてお母さんなのにビックリです。コンプレックスを持つ人が多くなったそうです、元気になれば良いって言ってくれるのが嬉しいですね、どうしてもメイクって隠す気持ちの方が大きいですからね。すっぴんに自信が持てるようになるって難しいですよね、興味あるけど自分で再現出来るか頑張らないとね。自分はメイクが出来ないけどヘアメイクだったら相手にしてあげられるって前向きな考え方だな。1から10までやるんじゃなくて1だけで済まそうとするのは良いですよね。夢が100年先のカワイイを変えたいって凄いな、楽しむ心を大切にしたいって思ってるのが優しい方何だなって思います。一般の方への化粧アドバイスは的確で細かく教えてくれるので凄い参考になりますし、めちゃくちゃ褒めてくれるので自分に自身が持てると思います。実際に本当に可愛くなったし、気持ちも前向きにしてくれてプロって凄いなって思いました。(40代女性)
まず、この番組は最初に放送されたときも見たのですが、ヘアメークアーティストのイガリシノブさんが飾り気のない人だと思いました。また、視聴者に近くて、自分と同じ目線でヘアメークをしているように思えました。だから、多くの人に指示されるのかなと思いました。モデルに俳優の橋本マナミさんが出ていましたが、橋本さんの持ち味は男性を虜にする顔だったり、グラビアだったりしますが、今回は女性誌向けなので、女性にも共感されないといけなかったのですが、イガリさんがしたメークは色気ではなくて、極自然体の女性としてのうらやましがられそうな美しさでした。イガリさんがメークした橋本さんは本当にきれいで、かわいくもありました。それから、イガリさんのお子さんも出ていましたが、それが特別な人でなくて、私たちと一緒の家族を持ったお母さんなのだと思いました。仕事をしながら、保育園に自転車で送り迎えをする姿は視聴者にも共感出来て、手の届く人だと思いました。イガリさんのご両親も出演していましたが、協力してもらって仕事をしているのもどこにでもいそうな人で、それも共感出来ました。この番組を見て、イガリさんが支持される理由が何となくわかりました。(50代女性)
11/10「空と大地と羊と共に~羊飼い・酒井伸吾~」
【出演】羊飼い…酒井伸吾
【語り】橋本さとし,貫地谷しほり
【放送日時】
NHK総合 2020年11月10日(火) 午後10:30~午後11:15(45分)
【再放送日時】
NHK総合 2020年11月17日(火)午前0:15~午前1:00(45分)
今回の主人公の酒井伸吾さんが、羊ファーストの姿勢を貫いているのが伝わってきました。餌も自分で配合したり、餌に水を混ぜたりと、羊の体調を考えた試行錯誤は素晴らしいと思いました。有名なフランチやイタリアンのシェフらが、酒井さんの羊を絶賛するのもこういった努力の成果なんだと思いました。また、羊の出産シーンを初めて見ましたが、極力手を貸さずに自然分娩させているところは、動物の生命力を感じることができましたし、酒井さんの羊に対する愛情も感じることができました。それが15%と言われている出産時の死亡率が、酒井さんの羊は5%という低さにも繋がっているのだと思いました。羊に生きることの原点を見出し、羊飼いとして生きる決意をして、邁進していっている過去の酒井さんの姿も映し出され、相当の努力をされてきたのが伝わってきました。酒井さんが描いた未来予想図を着々と実現しているのはとても羨ましく思えました。今回の新型コロナウイルスが発生しても、打開策を模索する姿もまたプロフェッショナルの証だなと思いました。広い北の大地をドローンで撮影したシーンがありましたが、とてもきれいだったし、命の伊吹が聞こえてくるような映像で良かったです。(40代男性)
羊を専門に育てる農家が北の大地にいた、その男は酒井慎吾、日本一の羊肉を作り上げた男である、東京ドーム2個分の農地で、一人で面倒を見ることができるだけの頭数を飼育している、酒井の基本は、いつでも羊ファーストの姿勢である,羊と話をして、羊から教えてもらい、自家製の餌を調合して、ここだけの羊を育て上げるその技術を20年かけて磨き上げ、羊と会話ができる男なのである、ここでは出生率が異常に高い、それには、余計なことを人間がしない、羊に任せているのであるが、異常があるときには手助けをするだけの出産である、酒井が育てた羊肉のファンは多い、特別な羊肉だとシエフは言う、、油と肉のバランスの良さが最高だと、そして、酒井の愛情が詰まった羊肉は、世界の場へと、洞爺湖サミットのメインの料理に使われたのだ、酒井も初めは、羊の肉を目的ではなかったのだ、羊毛が、気になり羊とかかわりを持ったのである、そして放牧を勉強するため、モンゴルで修行して、今の、北の大地、北海道で、自分の目標のために牧場を開いたのである、多くの羊を飼っているわけではない、いつも目の届く範囲にいるだけ、採算としては厳しいのかもしれないが、毎日、羊と向かい合う酒井は、今日も羊と向かい合い、話し合っているのである。。酒井の夢はまだ続くのです。(60代男性)
北海道で羊の畜産業をされている方のお話です。酒井伸吾さんは「羊飼い」になりたいと思い始められたそうです。羊というと動物園で見るふわふわでかわいいという印象もありますが、畜産物としては羊一頭からは食用の「ラム肉」はもちろん、羊毛は「毛糸」や「絨毯」など、「衣・食・住」私達の暮らしのすべてで役立っています。この番組では普通に生活している上ではあまり想像できない世界を知ることができ、大変勉強になりました。手塩にかけて育てた羊たちを商品として出荷することの苦労と喜び。命を扱う以上季節や昼夜問わず働かなければならないことなど、自然と命の関係を改めて考えさせられます。生きるという事がどういうことか。生活することはどういうことか。今ある便利な生活からは見えない部分がわかります。畜産業というと「辛い」「きつい」「汚い」という印象を持つ方も多いと思います。しかし、コロナ禍で大変な時ですが前向きに楽しんで畜産業を営まれている酒井さんの様子を観るとその印象が変わるかもしれません。自然と動物と人、それぞれのエネルギーを感じます。仕事や夢など振り返り、しっかりと考え直すきっかけになるのではないでしょうか。大人はもちろん、子供にも観てほしいドキュメンタリー作品です。(30代女性)
迷える仔羊も、大羊も、その男に導かれていく。その男の名は酒井伸吾。職業は羊飼いだ。しかし、その酒井も、羊たちに教わる。何が最善なのかを。場所は北海道。北の大地にしっかりと根を張り、ただ羊だけを追う。酒井はまるで羊の言葉が話せるようだ。言葉ではなく、その笑顔で。私も、いち視聴者として、この男に魅せられた。羊にも酒井の人柄が通じるのだろう。信じ切っているように見えた。ああ、羊はなんて可愛いんだろう。同じ親から生まれて、白い仔も黒い仔もいる。白くても顔だけ黒い仔もいる。その仔たちも大きくなると、毛を刈り取られ、多くは出荷される。人はみな大切な命をいただいて、命をはぐくむ。酒井の言葉にも熱がこもる。そもそも、酒井と羊のなれそめは、畜産大学での糸紡ぎに始まる。酒井は今でも手回しの紡ぎ車を使っている。その嬉しそうな顔。今でも初恋を忘れられないようだ。酒井の実際の恋は、大学の後輩だ。奥さんも、何も聞かず酒井についていくと決めたらしい。子供たちは全員男の子だが、いまのところ、後を継ぐ気はなさそうだ。それだけ、父の仕事の過酷さを知っているからだろう。それでも酒井は笑顔を絶やさない。夜中に出産があったとしてもだ。しかし、酒井は可能な限り手を貸さない。じっと観察する。自分で、産む力をつけるためだ。どうやら、羊たちは2頭ずつ産まれるようだ。異変がおきた。母羊が酒井にに助けを求めている。危ない。酒井が産道の手を入れる。大仕事だった。2頭の手と手が絡み合っていたようだ。・・・子供の頃、私は何度か小岩井農場へ連れていってもらい、ジンギスカンを食べた。大学も2年間北海道で、ジンギスカン、大好物だった。もう長く口にしていない。北海道に行きたくなった。(60代男性)
何気なくNHKを見ていたら、ひげをはやした男性が羊を追いかけてました。そしてとてもきれいな風景に惹かれて見はじめたらとても魅力的なご家族の話でした。畜産大学を出た酒井さんは本当に羊が好きで、羊と共に暮らしているのがとても楽しそうでした。しかし、その中には命を扱う大切さ、冬の北海道での厳しい暮らし。大変なのはわかるんですが、それでも憧れずにはいられなかったです。家を一から作り、牧場を一からつくり、ご自身が大学生の時に抱いた夢を実現させた酒井さんには尊敬しかありません。ただ、奥様もとても素敵で、特に印象に残ったのが、ご夫婦で初めてご自身が育てた羊を東京のレストランに食べに行った時に、奥様が「本当においしかった」といっていて、そのあと旦那さまが涙を流されていました。本当に素敵なご夫婦でした。コロナになって羊の出荷量が落ちてしまっている中で、お金ではなく、一生懸命育てた羊を食べてもらえないのが悲しいとおっしゃっていて、愛情をもって育てて、それを出荷することにとても誇りをもっていらっしゃるんだな。と感じました。お子様が4人いらっしゃって、またその4人もすごく素敵でまっすぐそうな男の子たちでした。酒井さんが「俺の意思を継ぐ」ということは牧場を継ぐことではなく、自分のやりたいことを精一杯やることだ。といっていたのが一番印象に残りました。(30代女性)
命は尊い。それは誰もが認める当たり前のこと。だけど実際は自分の都合を優先させ、他の命を思うようにしようとしてしまっている人が多いように思う。でも羊飼いの酒井伸吾さんは真実、羊の命を尊重し、寄り添い、たとえ自分の思い通りにならくても命に無理をさせるようなことはしていない。出産時の死亡率が極端に低いことがそれを証明している。美味しいお肉になるには羊がストレスなく健康に暮らすことが一番だという。酒井さんは羊が快適に暮らせるように、住む環境に気を配り、エサを羊の状態に合わせて手作りし、出産に際して無理な手助けはせず羊の生きる力に任せる。北海道の雑木林に囲まれた広々とした牧草地、季節と共に移ろう大自然の中で羊がのびのびと暮らしていることが伝わってくる。胸がじんわりとなった。料理人の一人は、酒井さんのお肉は脂が溶けやすく身体に優しく負担なくあっさり食べられると言う。人でも無理をして生きている人は、どこか他人に攻撃的なところがある気がする。無理せずのびのび生きた生き物は他の命に優しいのかもしれない。お肉が美味しいということには美味しいということ以上の意味が含まれているのだと思った。その動物が愛されて育ったという言葉では足りない。命がきちんと尊重され生き物として無理なく自然に生きた証なのだと。酒井さんのご家族は奥様と男の子4人。みんなもりもり食べてとても明るく前向き。そして酒井さんの眼差しはご家族に対しても羊に対してもとても優しい。他の命を搾取しないという価値観で動物を食さない生き方もある。それはそれで動物を大切にする生き方の一つだけど、誰も傷つけずに生きられる人などいない。尊い命を頂きそれに感謝する。そして美味しく楽しく元気に食べてきちんと生きることでこの世の中にお返ししていく。それはとても大事な生き方だと思った。(30代女性)
11/17選「その一杯に、情熱はあるか~ラーメン店主・竹井和之~」
【出演】ラーメン店主…竹井和之,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり
【放送日時】
NHK総合 2020年11月17日(火) 午後10:30~午後11:15(45分)
【再放送日時】
NHK総合 2020年11月24日 午前0:15~午前1:00 (45分)
母親の実家が白河市なので、子どものころから、この竹井和之さんのお店「とら食堂」に通っています。ここのラーメンは、竹で打った手打ち麺と、琥珀色の優しいスープが絶品なのですが、この味を出すために店主が並々ならぬ情熱を注いでいることを、この番組を通して知って、よりファンになりました。自分自身をラーメンバカと呼ぶほどのこだわりは、一杯のラーメンに注ぎ込まれているし、店主の優しさやラーメン愛は、店内の雰囲気にも現れていると思います。テキパキと注文をとり、ラーメンを運ぶ女性スタッフは忙しさの中にも笑顔を忘れていませんし、黙々とラーメンを作る厨房のスタッフの方々はまさに職人と呼べるオーラを出していて、その雰囲気を楽しみたくて、とら食堂にまた行きたくなります。いまや全国区のラーメン屋だからこそ、味の継承はとても大切だし、味だけでなくラーメン屋としてのこだわりや情熱までも次の人間に伝えたいという竹井さんは、まさにプロファッショナルだと思いました。この想いは、ずっと引き継がれていってほしいと思いましたし、70歳近い竹井さんが、いまだに自分のラーメンを追求していこうとする姿勢には恐れ入りました。また竹井さんのラーメンが食べたくなりました。(40代男性)
ラーメン職人のプロフェッショナルとしてのこだわりが存分に伝わる内容でしたが、単なる職人のこだわりを超えて、父親、子供、家族の繋がりの大切さまで感じることができ、とても良い内容でした。ラーメン自体は本当に美味しそうで、手打ち麺や具材のチャーシューに対するこだわりの凄さも感じられました。印象的だったのは竹井和之さんの奥さんが言っていた言葉です。「普通のラーメンではないんです。」これは、単に美味しいラーメンとかそういうことを超えて、竹井和之さんか作るラーメンが家族そのものを表しているという意味で、竹井和之さんの父親とのエピソードから、家族との強い絆でこのラーメンの味が生まれていて、それを家族全員で守り続けていることが凄く伝わってきました。そしてあの年齢になっても常に向上心を持たれており、常に進化することを探究している姿勢も見事でした。若い世代に自分の技術を継承しようとしている中、義理の息子さんが麺打ちを真剣に極めようとしている姿もとても良かったです。竹井和之さんは言葉で説明するわけではなく、自分の姿勢から学ばせるようにされていて、それに応えて義理の息子さんが技術的に成長されていく姿は感動的でした。自分が仕事をする上でも大変勉強になった内容でした。(40代男性)
ラーメンは食べない。小麦アレルギーだから。だけど分かる。このラーメンには魔法がかかっている。冒頭に流れる「バカになれ」「美味しいものを作れば良いと言うものではない」という言葉だけですぐにわかる。魔法をかけるためには理屈で考えて作業してはいけない。目の前のことにただ祈るように対峙することだと思う。番組を観すすめていくと、スープの要となる醤油だれ「かえし」を作るのに、うまみ調味料だけでなく酒やみりんも使わない。ああやっぱり。この人は頭で考えてそれっぽい味を作ろうとは一切していない。火を弱めるタイミング。誰にも分からない。40年以上、同じ日を毎日繰り返した竹井さんにだけ作れるモノがある。アイデアじゃない。レシピじゃない。当たり前のことを一つ一つ。奥さん、娘さん、娘婿。お店に関わる人達のそれぞれの想いも紹介される。終始流れているものそれはやっぱり祈りである。美味しい物を食べて帰ってもらいたい。お客さんは飽きずに、また全国から福島くんだりまでやってくる。体が、心が満足し、また求めるのだろうと思う。早朝5時から5時間がかりで完璧な仕込みをした後も、竹井さんは厨房から客席に目を配り、年配のお客さんが来たらあっさり味で仕上げるように指示を出す。自分が完璧なものを作ったことだけで満足しない。そして明らかになっていく先代、父親との関係。竹井さんの物語は、ラーメン屋になろうとする人だけでなく、何かをつくる仕事をしようとするすべての人にとって大切なことがたくさん詰まっていると思った。だれが作っても同じような物をただ作る作業から、自分にしか作れないモノの創作にしていくための魔法のかけ方。だれかに対する憧れ、嫉妬、なにくそ根性を超えてただ目の前にあるモノへの祈りに変えていく方法。素晴らしいモノを創り上げたとしても、手にする人に合わせて変える柔軟さ。優しさ。今始めても死ぬまでに40年あるかどうか。だけど、今日始めなければ。たどり着つくために。(30代女性)
まず、竹井さんが手作りで麺を打っていることに驚きました。普通のラーメン店はどうしているのかわかりませんが、うどんのように手打ちでやっている所は少ないと思いました。また、竹井さんが不器用だということも驚きました。ラーメンを作っている様子からそうは見えないからです。だから、とても努力してきたのだと思いました。普通、2代目だと親の作った味があるので、それを受け継いでいけば良いのかと思っていましたが、竹井さんの父は竹井さんに作り方を教えてはくれなかったそうで、試行錯誤でラーメンを作り上げてきたことに驚きました。また、家族経営しているので、家族の連携がとれていて、竹井さんについてくる家族が竹井さんのことを尊敬しているか、信頼しているかどっちかと思うのですが、家族関係が良いと思いました。これから2号店を出すそうなので、竹井さんの娘婿がきっとその店を任されるのだろうと思いました。竹井さんは娘婿さんにラーメンの作り方を追いつかれても、きっと自分のラーメン作りはまだまだだと思うので、これからもおいしいラーメンを追求し続けると思いました。仕事にだ妥協しないやり方を私もまねをしていきたいし、子どもにも引き継いでいきたいです。(50代女性)
11/24「心震わす、一皿のために~中国料理人・川田智也~」
【出演】中国料理人…川田智也,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり
【放送日時】
NHK総合 2020年11月24日(火) 午後10:30~午後11:15(45分)
【再放送日時】
NHK総合 2020年12月01日 午前0:15~午前1:00 (45分)
番組の始めに流れる、中国料理の映像。どれもぷりぷりだ。はあ美味しそう。ため息がでる。きびきびした行動や清潔な厨房からも、一流の腕とこだわりを持った、一流の料理人であろうことは十分伝わってくる。料理に限らず伝統的な文化は、その土地の人が、その土地で手に入る材料で、その土地で作る。これが基本だろうと思う。日本人が、日本の食材で、日本で作る。かなりのハンデを背負っている。そんなマイナススタートの道を何故選んでいるのか。それが気になった。そしてその答えは番組が終わるまでもなく判明する。子供の頃、家族で毎週末に外食に行くのが楽しみで、特に皆で円卓を囲む中国料理を食べに行くのが好きだったと言う。それをきっかけに中国料理の道へ。中国料理の名店で厳しい下積みに耐え副料理長へ上り詰めた。その後、日本料理の世界で修行した。日本料理の師匠にこんな人が日本料理の世界に来てくれたらと言わしめる。そして今はミシュラン二つ星。川田さんの部分部分を切り取れば、技術、アイデア、味覚のセンス、そこそこの料理人であれば持っていて当然のものだ。ではどこでも高みに上り詰める、川田さんを川田さんたらしめるものは何か。それが次に気になった。お客様からいただいた宿題。苦手料理。試行錯誤の末にお客様にお出しできるくらい美味しいものができあがるが、まだ手を止めない。次に試すことがこれより美味しい可能性が常にある。もう良しとしようと思ってやめたときその料理の進化が止まる。まだ足りない。まだ足りない。で直前まで試行錯誤する。見ている方が苦しくなるほどの粘り。川田さんの強みは及第点を出してから、さらに「その先」を自分で目指す向上心と粘り強さだと思った。川田さんの身体中からほとばしる熱意がテレビの画面を通しても刺さるかのように発せらている。美味しいだけじゃ足りない。さらにその先の感動をお客様へ。それが川田さんの料理哲学だ。それが川田さんを「その先」へと押し進める。そして思うのは、その目指す感動とは、やはり、中国料理の道へ進むきっかけと同じ、子供の頃の思い出に基づいているのではないか。この世の中で生まれつきずば抜けて優れている人などいない。皆、才能やセンスがあるからそれを仕事にしているのであり、同じくらい優れている人がたくさんいる。他の人よりもあと一歩、もう限界だと思ってからのほんの最後のひとこえの努力。そのほんの少しの違いで、ある高みに行けるかどうかが決まるのだと思う。そしてその苦しくても「その先」を目指せる原動力は。川田さんの場合、子供の頃、純粋でまっさらなままで感じた感動、いわゆる原体験に違いない。料理に対する美味しい以上の感動は、家族でみんなで行って楽しかった気持ちと重なっているかもしれない。だからそれは一番の楽しみだった中国料理でなければならないのだ。川田さんを見ていて、原体験に支えられて押し進む力は、赤ちゃんが生きようとする推進力に似ていると思った。生きることとイコールなのだと思う。疲れて辞めるとか飽きるとかとは次元が違う話しなのだ。それに支えられている以上、彼はこれからもずっと「その先」を目指し続けることができるのだろう。(30代女性)
世界が注目する中国料理人。一皿のために愚直に料理に向き合い進化を追及する努力と信念の料理人川田智也さん。中国料理と日本料理の和魂韓才。和魂韓才、初めて聞いた言葉です。中華料理店のアルバイトから料理人を目指し、中国料理店の副料理長でありながら料理を追及するた為に日本料理店に修行し、中国料理と日本料理の調和した料理の追及を常に目指しています。一つの料理を完成させるのに手間隙をかけずに納得するまで時間をかけて完成させます。スタッフにも優しさと厳しさで指導し、スタッフも川田さんを信頼してついてきます。川田さんは常にスタッフに指示を与えていますが、笑顔が必ずあるように思えました。自分だけで納得せず、新商品の完成には必ずスタッフの意見に耳を傾け次に繋げスタッフもそれに応えてます。まさに、信頼関係もできています。お客様の要望に応えるために一品を作る為に納得するまで料理の工夫を繰り返しお客様に満足してもらい、日本料理の師匠が来店する時は、教わった料理で恩返し満足してもらい、お客様に満足してもらう為に常に追及する努力と継続の料理人です。中華に鱧に鮎を使ってみたり創意工夫を続ける料理人です。料理でお客様に感動を与える料理人川田智也さんです。見ていて心震える番組でした。(50代男性)
中華料理なのですが、いきなりの鱧・鮎・みょうがという食材が出てきて驚きました。その理由が、話が進んでいく中で納得の内容がありました。「中華」という枠にとらわれない、これは!と思った料理には、日本料理店にまで修行として飛び込んでいく所がとても素晴らしく思えました。それが、日々作る基本のスープにも生かされていて、だからこそ日本人にも好まれる料理が出来上がるのだなぁと感じました。この方の指導者としての発言も、一緒に働く人へ今やっている事の指導だけでなく、ちゃんとその方向性を必ず付け加えている所にも感銘しました。そして、一番気に入ったシーンは、仕事上とても忙しいとは思いますが、両親のもとへちゃんと足を運んでいる所でした。製作側もその部分も取り上げてくれていた所が、よくある仕事に対してただ厳しいだけの料理長ではない、そういう人だからこそ職場でもその1つ1つの言葉の中に出てくる、人間としての深さも現わされていて良かったと思いました。そしてその料理を口に含んでからのお客さんや師匠の顔が、口に広がる美味しさが段々と染み入り、笑顔が出てきてついうなってしまう所に、料理人としての醍醐味もすごく感じられ、一緒にその素晴らしい料理を味わっているような幸せな気分にさせられました。(50代女性)
まず、中国料理人なのに日本の料理も学んでいることに驚きました。日本の料理は素材を生かす料理が多いのですが、そのことが中国料理でも生かされているのが良いと思いました。それから、利益追求でなく、お客様が満足する料理を目指しているのが良いと思いました。日本の飲食店はどうしても利益追求型が多く、店舗を増やすことばかり考えていますが、川田さんの料理はお客様のために2ヶ月前から試行錯誤して、おいしいと思える料理を作り出すので、採算はあまりとれないように思えました。それでも、おいしい料理を追求しているので、本当においしい料理しか作らないのだと思いました。また、川田さんの中国料理を作るきっかけが子どもの時に家族が連れて行ってくれた店が影響していて、そこには楽しいという思い出しかなかったと言っていたので、川田さんにとって中国料理はテーマパークだと思いました。飲食店も楽しくておいしいというのが本来の姿なのに日本の飲食店は楽しさがないのかもしれません。最後に言っていた川田さんが色々な人に感謝するというのは人間が忘れているものだと思いました。私は人々に感謝することが出来ていません。それは自分のことしか考えていないからだと思いました。(50代女性)
伝統の中国料理と日本料理を調和させた和魂漢才という新たな中国料理。テレビに映し出された料理は驚くほど芸術的でした。しかし見た目もさることながら、お客さんから思わずもれるおいしい、たまらん、といった幸せそうな表情がとても印象深く、味も心震わせるものなのだと伝わってきました。休日にパスタを作っても焼きそばのようになってしまうくらい中国料理への愛にあふれている川田シェフ、最高のタイミングをとらえることにこだわり細かく秒単位で料理をオペレーションする姿には舌を巻きました。決して妥協せず研究し続ける姿勢がさすがプロ。三ツ星シェフ絶賛、世界が注目しており本場中国から修行にきている方もおられるとのことで一緒に働くスタッフの方々のレベル高く、一つのお料理を作って出すまでの動きもほかのスタッフさんたちと見事なチームワークでとても見応えがありました。最高の一皿を届けたい、仕事ではなく料理をしているんだ、という言葉からも仕事として調理するのなんてとんでもない、一皿一皿に情熱を注がれていることがうかがえました。そこまでしているからこそたべたおきゃくさんは幸せそうに笑みをうかべ、何度も足を運びたくなるのでしょう。最高の一皿、食べに行きたくなりました。(20代女性)
12/1「自分を拾う、夢を運ぶ~ゴミ収集員・岳裕介~」
【出演】ゴミ収集員…岳裕介,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり
【放送日時】
NHK総合 2020年12月1日(火) 午後10:30~午後11:15(45分)
【再放送日時】
NHK総合 2020年12月08日 午前0:15 ~ 午前1:00 (45分)
今回のプロフェッショナルは全体的に異色な感じが視聴してみて凄く感じました。特にゴミ収集員にスポットを当てた所が凄く興味を引かれました。普段の生活で必ず目にする事が多いゴミ収集員の方々がどれだけ大変なのかって言うのがしみじみ伝わってきました。単にゴミ収集と言っても効率良く回収しながらも通行人への配慮など、とても大変な事なんだなって思いました。また、「ゴミは世相を映し出す鏡」って言葉が凄く印象に残ってます。このコロナ禍の影響などゴミ収集には関係ない物だど思ってた事が全く違う物でした。店舗の閉店などでの収集場所の減少などまさに世相を映し出しているって感じでした。また、1番衝撃的だったのがコロナへの感染リスクが高いって事でした。使用済みのマスクや施設からの生活ゴミなど医療従事者と同じくらいの感染リスクにさらさてるって所です。メディアではあまり報道が無い部分が凄く印象的でした。あまり気せず感じてしまうゴミ収集員の方々の誰もが感染リスクの中、仕事をしているってところに感銘を受けました。今回のプロフェッショナルも視聴してて1番思った事はやはり何事にも1つの事を突き詰めるって事は素晴らしいって思いました。(40代男性)
ゴミ収集員の岳さんの笑顔がらとても印象的でした。ちゃんと分別せずに捨てている人が多いことにも驚かされましたが、そういった人たちに一軒ずつ地道に説明して回る岳さんの姿には心を打たれました。それも業務時間外に行ってまで伝えようとする姿には頭が下がるばかりです。そして逃げずに対面で話したいという姿勢も偉いし、自分の仕事にも本当に誇りを持ってやっていることが伝わってきました。岳さんが、小学生ばかりでなく大学生からも「臭え」と言われたりしたことがショックだったと言っていましたが、それは本当に辛いことだったのではないかと思いました。そしてそんなことを平気で言ってしまう日本の若者のモラルのなさに呆れました。落ちているゴミをかき集めたりしている岳さんの姿を、そんな若者たちに見せたいし、こういった人たちに我々の生活は支えられていることを多くの人に知ってもらうことが必要だと思いました。岳さんが、ゴミ収集員という仕事を底辺の仕事から脱却させたいと言っていましたが、そういう世の中になってほしいと思いました。これからゴミを出すときは分別に気をつけるだけでなく、ゴミ収集員の方々への感謝の気持ちを持ってゴミ出しをしたいと思います。(40代男性)
横浜という大都会の午前2時、深夜に出勤する岳さん。ゴミ収集という、われわれの生活に欠かせない尊い仕事であるにもかかわらず、一部の心無い人たちの偏見からの言葉に傷ついたりされながらも、立ち直り、ゴミ収集の仕事に夢を抱き懸命に家族のために働く姿は本当に素敵だなぁと思います。ある日、メモとコーヒーとバナナが置いてあり、励ます方がいらっしゃって、そのようなことがさりげなくできる方がいることにも感動しました。自分だったらなかなかしないことだと思いますので…。過去に、悪いことをしていた時期があったとしても、それを埋めて余りある働きをされていらっしゃると思います。きっとこの番組を見た息子さんたちも、今はすぐにはわからないかもしれませんが、かっこいいお父さんだと言ってくれると思います。コロナのクラスターが出た病院のゴミも、もちろん回収しなければなりません。感染の危険があるにもかかわらずいつもどおり仕事をこなされている場面には本当に頭が下がります。海や空を眺めて心を癒されるシーンも素敵でした。私もゴミをなるべくきれいにこれからも分別して出して、収集してくれる職員さんに感謝して生活していきたいと思います。(40代女性)
普段自宅から出している様々なゴミですが、収集側はどう思っているのか?出し方は間違っていないのか?と気になるものの、そういった情報ってなかなか目にする事もなかったので、興味を持って観られました。まずはその人物の取り組み方を拝見し、どの仕事にも共通の「周りの人に迷惑をかけないよう」気をつけているところと、沢山集められた事への喜びを感じているところが微笑ましく思えました。そして「急がば回れ」の言葉通りの、ゴミの分別ができていない所へは電話や張り紙だけでなく、ちゃんと目を見て会話をして伝えていく所の大事さを教えて貰いました。さらに最近とても気になっていた、ゴミの中にコロナ菌がついていたら、収集者はどう行動をしているのかの件も取り上げてくれていて、真剣に観れました。知らずに収集してしまう事もあるだろうと思っていましたが、クラスターが発生している現場へ向かうのにも意外と完全防御でもない様子に、ご苦労が偲ばれました。しかし、この岳さんの若い頃にやんちゃしていたのも意外でしたが、その中で良い人との出会いがあった事は人生にとってラッキーな事だったと思いました。そして、人間が生きていく上で(私には)一番大事な事と思っている「ゴミ収集」「糞便処理」など、これが機能しなくなったら人間生活が回らなくなってしまう事なのに、汚い言葉を投げかける人が多いとの事に大きな憤りを覚えました。こういう話題は、もっともっとメディアで取り上げて行って欲しいと切に願います。(50代女性)
まず、ゴミを集めるのに走っているのに驚きました。また、散らかったゴミを片づけているのに驚きました。そして、一人でゴミ収集をやっていることにも驚きました。自分だったら絶対出来ない仕事をやっていることに感謝の一言しかないです。また、岳さんの過去にも驚きました。岳さんのお父さんが仕事で疲れていて、家族に構ってくれなかったため、非行に走った時期があったのは寂しかったからだと言っていました。子どもにとってお父さんの存在は大事なのだと思いました。岳さんが変わった理由も家族が出来たからと言っていました。人間は家族が必要なことも岳さんを通じてわかりました。特に子どもの存在は子どもに見せられるようなお父さんになることにつながり、自分を高めてくれる存在だと思いました。自分もそうでした。子どもがいたから、子どもの手本となれる人になりたいと努力しています。子どもにはまだまだと思われているかもしれませんが、いつか子どもが親の背中を見てくれるようになりたいと思いました。それから、岳さんがゴミの収集で街をきれいにしたいという目標があるように自分も目標を持って、仕事をしたいです。岳さんには体の続く限り、ゴミの収集を頑張ってもらいたいです。(50代女性)
コロナ禍でゴミ収集員の仕事に感謝をするのは今でこそあるが、それまではどうだったろう?ゴミ収集員はみな自分の仕事に誇りをもっているわけではない。ただ誰かがしないと社会は回らないから、いやな仕事をもくもくとこなしている「だからゴミ収集員は尊い」というのは岳さんにはあてはまらない。分別のできてないゴミを出す人は自己中心的な人に違いないから、ゴミ収集員に叱られるのは妥当かもしれないが岳さんは誰も責めない。しかし「自分が分別すればいい」とは岳さんは思わない。ゴミを出す人はだすなりの理由があって、それはゴミを出す人の生活の変化でもある。ゴミが夢?というのは、話を美化しすぎでちょっと斜に構えてしまうとこだが最後までみれば夢という理由は納得する。ゴミというのは何か行動をおこした結果のもの、たとえばいつもの家族に作ってあげた美味しいご飯の生ごみだったり、新規出店したことであたらしい種類のゴミだったりと人間が何かの意思を持った結果にでたもので、それは必ず明日につながっている。岳さんはゴミというものが決して汚くないとか、くさくないとか言っているわけでなく、本人も仕事の迷いは常にある。しかしゴミを出した人をのことを考えてしまう。心がふりこのように揺れながら仕事を続けた中でたどりついたのが「ゴミは夢の副産物」なのである。それを岳さんも感じているからコロナ禍でも感染の危険があるゴミを収集する時もぎりぎりに気持ちを持ちこたえている。番組に映し出されたゴミを見て、その持ち主とその背景を推測しながら見てほしい。きっと一つは外れるとおもう。(50代女性)
12/8「限りない探究心が、謎を解く~文化財復元・馬場良治~」
【出演】文化財復元…馬場良治,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり
【放送日時】
NHK総合 2020年12月8日(火) 午後10:30~午後11:15(45分)
【再放送日時】
NHK総合 2020年12月15日 午前0:15~午前1:00 (45分)
国宝を蘇らす神の手を持つ男、馬場良治、復元を専門としている、ないものは自ら造り、今まで復元して来た、技術と蓄積してきた技を、歴史書や科学の力も使い、今の時代に蘇らすことが出来る日本の第一人者なのである、今も多くの国宝の復元に携わっているのである、こくほうのに描かれていた絵の復元、当時の色をどのように復元するのか、わずかに残された物を手がかりに経験だけを頼りに忠実に再現する糸口を探し求めて日夜奮闘しているのだ、底に描かれていた痕跡が、本当に自分の判断が正しいのか、再び絵と向かい合う、その繰り返しから本物を見つけ出すのだ、当時描いた絵師の心まで入り込んで、絵師の思いも描き出すのだ、絵師の癖も見つけ出し再現する、ただ絵を復元するのでは本当の復元とはいえないと馬場は言う、作者の心の中まで入り込んで初めて復元が出来ると、妥協などない、復元の世界、当時の色は、ないものは造りだし、徹底している、何もかも自分が納得する物を信じて、すべて真実を追求する生活スタイルが馬場の姿勢なのである、染料屋の息子として生まれ、絵への興味が今の自分に生きている、生死の境をさまよったときもある、そんなことも、すべてが今の馬場の貴重な経験になっているのだ、これからも国宝、文化財の復元を続け作者の気持ちと向き合うことだろう。(60代男性)
下関の住吉神社の絵が風雨で消えてしまったが3年かけて蘇らせた神の手と言われる馬場氏だ。60件以上の文化財を手掛け最新の科学を駆使して復元させるようだ。馬場氏と言えば東京芸大卒の日本画家で美術復元の大家で、国宝の醍醐寺の五重の塔の天井や大崎八幡宮の龍の装飾画、復元するのは難しいといわれた三千院の国宝の船底型天井画を3年かかって見事な群青色に復元したり平等院の文様を電子顕微鏡で復元し、国の唯一、選定保存技術保持者に認定されているのも驚きだ。今回は滋賀県の三井寺の勧学院客殿の襖絵の復元を手掛けている。ほとんど消えて居る絵で、狩野派の傑作だそうで、不可能に思える復元作業だ。わずかに残された痕跡、経験を頼りに、誰かが手を入れた線も見抜く眼力が凄い。2日で木、紅葉、山を復元した。それでも3,4回見て、納得できないと消す。昨日の自分を疑い、さらな気持ちで向き合い、固定概念を捨てるのは難しい。消えた部分を紅葉に変えた。
作者の狩野光信は永徳の長男で線が弱いが精一杯頑張っていて、光信が父親の技術を会得すのに精一杯と馬場は読んだ。光信の精神を引き出して代役を務めて、どういう意思で描いたか読み、12日で復元した。芸術家の心を読むのが天才的なのかも知れない。その経歴は紆余曲折が多く、驚きだ。昭和24年生まれ、小学校は遅刻常習で、大学受験に失敗し3浪で芸大に入り山崎の弟子になったが、復元が好きになれない、軽薄短小な性格だと言い、画家としても展覧会で落選しデザインで食べたが、やりたいと言う使命がなく結婚の夢もかなわず、もがいて失意のうちに39歳で肝臓を悪くし静脈瘤破裂になり、自暴自棄になったと言うのが想像出来ない。遺書を書いて雪の群馬の山に登ったが生還し命を大切にしようと思い、40歳から再出発して復元の仕事に向き合ったと言う。描いた人の意志、気持ちを読み、山崎から評価を受け、やってみようと、生きる道を見つけたと言う。自分が必要とされていと感じて50歳代で依頼が殺到し、70歳代で青春だと言うのが羨ましい。1月に、勧学院の襖絵に取り組むが、金箔に赤味があって現代の金箔にはない風合いが難問だった。銅の成分が多いからだと想像して、産業技術センターで蛍光エックス線で分析したら、銅が少なく、正解が出なかったが探求心がある。半年後の7月、金沢の金箔業者から薄くうつと赤味を帯びると言われた。金沢の業者に見て貰い、薄い金箔作りを依頼した。何と、業者が金箔を薄く2分たたくと10分休み、7時間かかって作成した業者の努力も凄い。2週間後、極薄の金箔が届き、赤味があった。10月、最終工程に入り、100枚以上の金箔を貼る気の遠くなるような作業だ。顔料も当時を再現する。連日深夜に及び腰も痛める。まさに自分との戦いだ。3年かかって完成した。400年前の魂の復元し、より大きな壁画に挑戦すると言う。71歳の青春は素晴らしい。人並み以上の探求心と努力が必要だと言う。人は年齢によって老いるのではなく理想を亡くしたときに老いるという格言そのものだ。紺綬褒章や文化庁官賞を得た有名人にしては謙虚なのは、人生の辛酸をなめているが故かも知れない。馬場氏の技は素晴らしいが、逆に言えば、個人技に依存していて、日本の文化財保存活動は欧米に比べれば貧弱で、イタリアのような修復士のような教育制度はなく、財政面でも不安だ。企業メセナは勿論、欧米のようなベンチャーフィランソロピーのような文化芸術に投資の概念を推し進めたり、クラウドファンデイングのような資金を集めて民間の力を導入することが、馬場氏の後継育成含めて文化保存の為に必須であろう。(60代男性)
文化財復元もそうですが、長年の経験を要する繊細な仕事についている人の心構えなどを、ヒシヒシと感じさせて貰えました。ものすごく根気のいる仕事にビックリし、素人目にはどう手をつければいいのか皆目見当もつきそうにないボロボロの状態の文化財でも、丁寧に細かい所まで読み解き完成させれる事は、過去から現代に至るまでのそれぞれの技術を理解しておかないと出来ない技なんだろうなぁと感じました。さらにその画を描いた作者の背景や性格だけでなく、後から手を加えた人の事も感じながらの作業も凄いなぁと思いました。そして、一度自分が描いた線でも、ずっと考えていて、いったいそれが正解なのかどうかも納得がいくまで、自分との戦いというか、妥協のない仕事ぶりを垣間見る事ができ、これこそがプロの仕事なんだなぁと思えました。そんな長年の復元生活の中でも、金箔職人さんとのやりとりで、初めて知る事も出てきて、世界を広く持っている事の大事さと、今は完璧を求めているが昔の人はそうではない所を楽しむ心があったという話に、そういう昔の人の様な心のゆとりも、自分にも当てはまりますが、現代人の心構えの1つと出来たらいいなぁと感じました。この方の様に高齢になっても打ち込める仕事があるのは羨ましいし、自分も目指していきたいと思います。(50代女性)
一言で感想を言うなら「すごい!!」でした。まさにゴッドハンドだと思いました。こんなお仕事をされる方がいらっしゃるんだと。私が絵を描くのが一番不得意な分野なので、特にそう思ったのかもしれません。400年も前のふすま絵の復元、色々と悩みながら、忠実に再現していく姿が、良く映し出されていました。様々な絵具を使用して塗る作業も大変そうでしたが、塗るだけではなく、金箔を使う作業にも驚きました。金沢の金箔業者と当時の色を忠実に再現するために、色々と話し合い、同じ色合いをだしてもらうこと。金箔を製造する職人さんの技もすごかったです。これをまた、一枚、一枚貼り付ける作業、相当大変だったと思います。一つ、一つが細かい作業、時には板の上に乗って作業をしてたので、体力的にもかなりキツイ仕事だと思います。ご本人も腰が痛いとおっしゃってましたし。年齢も高齢なので、大丈夫かと心配になってしまいました。下のほうを塗る作業をしようとした時に、後ろに転がってしまう場面もあり、観ているこちらもヒヤリとしてしまう場面も。こういう作業はなかなか誰でもできるものではないと思います。お弟子さんを育てるのもかなりの年月が掛かるかと思います。大変なお仕事だと思いました。(40代女性)
護摩だきの煙で真っ黒になった京都三千院の天井。わずかな痕跡から鮮やかな青の天井画が蘇る。鮮やかに蘇るのは画だけではない。900年前の仏教感である。この人がいなかったら私たちは、昔の人が何を見て何を思っていたかも知らず、ただ古ぼけた物を有り難がるしかなかった。時には赤外線カメラや電子顕微鏡まで駆使し、どのような画材でどのような絵が描かれていたのか謎を解いていく。鳳凰堂の内部を細部まで再現した平等院の住職は、これが今後何かがあったときの基礎データとなる。1000年の歴史をここにとどめることができたと話す。ああこんな人が日本にいてくれてよかった。最終的に絵を描いていくのは馬場さん自身。誰もが皆、深い思いで描いたり作ったりしている。描いた人の心を引っ張りだしてそれを復元する。その言葉が印象に残った。馬場さんは、当時の材料や顔料を再現するため、自らにかわを一晩中煮込み、顔料を何年も熟成させる。とことんまでやる姿勢。それが名だたる自社仏閣に頼りにされる由縁だ。こういうことが好きなんですよと材料を煮込みながら言う。好きの力がこうさせるのかな。好きって大切なことだなと思って観ていた。番組はいつものように、生い立ちを紹介し始める。そこで結論から言うと、彼を動かすもの。それは好きの力ではなかった。若いころから何をやっても上手くできず、コンプレックスがあったそうだ。芸大卒業とともに文化財復元の第一人者の元で復元を始めるも、好きにはなれず、志を持てなかった。39歳で大病を患い、自暴自棄になり、この世から去ろうとして死に切れなかった。そこから初めて、自分が何がしたくてこの世の中で何ができるかを真剣に問い始めた。そうしながら絵と向き合うと、描いた人の気持ちや志が絵から表れてきたと言う。そして師匠にやっとちゃんとできるようになってきたねと言われた。初めて誰かからよくできたねと言われた。それが使命感に繋がったのかもしれない。とにかく自分が何が好きかよりも、必要とされていると言うありがたいことを無視しちゃいけないと思ったと言う。40歳でやっと見つけた志。文化財に込められた心をひっぱり出そうとしているときの表情が、自分の中にある光を探していた頃のことを話す彼の表情に重なる気がした。とことんまで追い求めるのは、何もないような気がしていた自分の中にもあった光と同種の何かなのではないか。好きの力よりもっと強いもの。自分が必要とされることの喜び。それを自己承認欲求などと言う俗っぽい一般論で語りたくない。命の瀬戸際まで行った馬場さんだからこその強い思い。この世に生まれおちた命を無駄にせず活かしていこうとする、文字通りの使命感、志、そして覚悟だと知った。71歳。今が青春だと馬場さんは笑うが、彼がいなくなれば、彼の様に修復する人はいなくなる。少し寂しく思った。(30代女性)
絵画は退色する。それは国宝であろうと変わらない。今回のプロフェッショナルは、神社仏閣などの絵画の修復師、馬場良治。馬場は、若いころは自分の描いた絵をなかなか評価してもらえず、何事も中途半端だった。さらに不幸なことに、病魔が馬場に襲いかかった。絶望した馬場は遺書を残して山に入った。しかし、雪囲いをしていた山人に叱責を受け下山した。そこで自分の人生に何が足りなかったかを悟ったのだった。それからの馬場は片手間にやっていた絵画の修復に全力を尽くし始めたのだった。現在、第一人者となった馬場は、一切の妥協をしない。当時の絵師の気持ちを理解し修復に努めた。その姿は真剣そのもので、2日がかりで書いた輪郭線をあっさりと消してしまう。観ていた私は息をのみ、撮影していたNHKのスタッフも「ああ」と声を上げた。しかし、馬場は「こういうものです、復元って」と笑い飛ばす。そして、他の専門家が「意味がない」という金箔の濃淡にも疑問を投げかける。金箔そのものの色にも。わからない。銅が混じっているのではと思い、試験場で分析してもらったがそうではなかった。幅は半年間も悩み続けた。金箔の本場、金沢の職人がヒントをくれた。しかし、その作業は、金箔職人にとっても至難の業だった。馬場の熱意に押され金箔職人が造り上げたものは・・・。400年も経過していれば、先人が修復していることもあるのですね。そして、それが間違っていることも。馬場も、後世の修復師に疑問を投げかけられるかもしれない。しかし、馬場の仕事はその疑問に耐えられるだろう、と強く思った。(60代男性)
12/15「一匹狼(おおかみ)の一発勝負~イタリアンシェフ斎藤智史~」
【出演】イタリアンシェフ…斎藤智史,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり
【放送日時】
NHK総合 2020年12月15日(火) 午後10:30~午後11:15(45分)
【再放送日時】
NHK総合 2020年12月22日 午前0:15 ~ 午前1:00 (45分)
一匹狼のイタリアンシェフ、美味を生む孤独の戦い、一匹狼の一発勝負のイタリアンシェフの人間模様を描いています。やりだすと集中して止まらないシェフ、それをサポート、止める為にコーヒーを入れる奥さん、孤独のシェフの夫婦愛もあります。料理に妥協はなく常に追及していく姿勢も感じます。一匹狼の理由は妥協しない、細かく繊細な料理、常に崖っぷちまで自分を追い込んでいく姿勢が一匹狼の理由です。新作料理も常に一発勝負試作も試食も無くレシピも無く頭の中で描いて体感、経験が失敗が許されない一発勝負のシェフです。四六時中頭の中は料理で一杯のシェフです。蕎麦の茹で方からパスタの茹で方の共通点を探す等根っからの料理人です。
しかし、料理人になったのは意外な理由でした。学生時代は頭が良く何でもできるユーティリティな学生が料理に調整し失敗したのが理由です。天狗の鼻をへし折られたのが理由です。料理人になる為にがむしゃらに修行しイタリアでもがむしゃらに修行しがむしゃらさが妥協を許さない無駄の無いこだわりの一匹狼の由縁です。一匹狼の料理がお客様を笑顔にしています。私も聞いた事の無い料理、見た目も綺麗に笑顔になります。一匹狼の料理に対する眼差しは真剣さ以上の眼差しです。プロの目付きです。料理、レストランは心を回復させ、人との出会いの場、一匹狼の料理は人を笑顔にします。見ている私も笑顔になる番組です。私も食べてみたい一匹狼の料理です。(50代男性)
まず、斉藤さんがシェフになりたかったきっかけが、何でも出来る斉藤さんが鶏肉を焼くことに失敗したからというのが意外でした。普通だったらそこで料理の道に行こうと思わないと私は思いますが、斉藤さんにとって出来ないことがあるのが悔しかったのだと思いました。また、一度料理の道に行くことを決めたら、イタリアまで行って、修業するのも斉藤さんらしいなと思いました。斉藤さんは料理や掃除のやり方を見ていて、完璧主義者だと思いました。完璧にやらないと気が済まなくて、そのことも奥さんもよくわかっていて、休憩させるのだと思います。それから、斉藤さんはレストランは娯楽のようなもので楽しむところというのも納得出来ました。確かに楽しいところでなくてはリラックスできないだろうし、それはテーマパークと一緒だと思いました。斉藤さんはレストランがサービス業であることがよくわかっていました。また、斉藤さんは一匹狼なのかなと思っていましたが、人とのつながりも大事にされることもわかりました。それはレストランなので顧客が大事になってくるのですが、それ以外の人間関係も大事にしているのがよくわかりました。斉藤さんは人のために一生懸命な人だと思いました。(50代女性)
夫が見始めて、私は横目で見ている感じでしたがどんどん引き込まれていきました。まず、仕事が綺麗。丁寧に繊細な盛り付けをされます。色合い、形がなんとも言えません。どれも美味しそうなものばかりでした。その料理食べてみたい!正直主婦の側から言わせていただくと高級食材で作れば美味しいに決まってる!味も大体わかる!とイタリアンやフレンチはあまり好みではありませんでした。値段は高い。量なんてちょっとでしょ。でもこの番組を見て、変わりました!この食材24時間もかけてこうして、あーして、丁寧に綺麗に。。この食材にこの食材を合わせてみる、芸術なんですね。料理って食べるだけじゃなくて満足する、リフレッシュするものなんだと気付かせてもらいました。食べたことがないものを食べたらどんな感じになるんでしょう?さて、冷凍庫には剥き身の牡蠣がありますから何をどーして料理してみましょうか?牡蠣雑炊カキフライじゃないものにできるんでしょうか?一匹狼と言っても奥様と二人で協力してやっておられる姿が素敵でした。信頼できる人と仕事をする。自分の納得いく仕事をギリギリする。みんながそうできたら幸せでしょうね。さて、私はキッチンをきちんと掃除することから始めましょうか?(40代女性)
近寄りがたい、何を考えているか分からない、頑固者。「一匹狼」に対する私のイメージです。一匹ですから当然友達もいない。おや、私にもいくつか当てはまるぞ!と思いつつどんなシェフなんだろうと興味津々でしたが、「一匹狼シェフ」にくぎ付けになるまでそう時間はかかりませんでした。そういう生き方ってカッコイイというより、うらやましいというのが正直な気持ちでした。料理だけでなく、道具一つとっても納得した扱いができなければ自分でやった方がいいなんて、そこまで厳しくしなくてもと思いつつ料理人としては当然の姿であって、自分にもいくつか当てはまると思い何か共通点があるんじゃないか、なんておこがましく恥ずかしい限りです。そんな斎藤シェフは「愛される一匹狼」なのでは?近寄りがたいどころか彼の料理を求めて人が集まるし、彼の考える食材との向き合い方や料理が出来上がるまでのストーリーは、彼の頭の中にあればそれで十分だと思いました。それを理解してる奥様というパートナーもいるわけですから、ん?一匹いや二匹?いづれにしても彼のストイックな料理に対する思いは彼しか表現できないし、彼以外は必要ないことが、誰かの人生の中に彼の料理が生きていることの証明だと思いました。一日の終わりにキッチンを磨いている「一匹狼」は、次のストーリーを考えているのでしょうか。それは彼しか分からないことでしょう。(40代女性)
今華やかに活躍されている人でも、過去を知ると、外国の料理界に飛び込んでかなりの苦労をされていたとの話に、何でも簡単にできる仕事はないなぁと改めて思わされました。それも一緒に修行に行ける奥様も努力家だし、多くは語られていませんでしたが、この斎藤さんと仕事をしていけるのも、大変なパワーを持っている方と感じました。勝手な想像ですが、斎藤さんのこれまでの苦労と今の切磋琢磨する姿を拝見していると、ご本人は学生の頃「勉強でも運動でも何でもすぐに出来た」という軽口も、きっと本人は「できた自分」にフォーカスされていて、努力をしていなかった訳ではなく、頑張っていた過程という過ぎた事は忘れているだけの様に思えてなりませんでした。作り上げた料理の映像が目に飛び込んでくると、どの料理も生き生きとした音楽の様に、お皿の上で音符が踊っているかのような躍動感が見られ、とても感動しました。更に素敵な味がそこに加わると、どんなに心躍る食事になるのかと想像して観ていました。やはりこの秘訣は「一人で作り上げられる自由感」がパワーになっていると思います。絵画でも書道でも大抵は1人で試行錯誤の末に作り上げるもので、斎藤さんは料理の芸術家だと思いました。一度お店で食べてみたいものです。(50代女性)
この男はいつ眠るのだろう。そして、どうやったら満足するのだろう。イタリアンの一匹狼、斎藤智史。この男は妥協を知らない。朝には一番に市場へ行き、食材を仕入れる。食材は時間との戦いだ。その繊細な作業は、他人には任せられない。ゆえに厨房は一人でこなし、ホールはこれまた奥さんが一人でこなす。ランチ抜き、ディナーだけの営業で、仕込みに8時間! 私はどれだけ多くの客が来るのかと思いましたが、一日最大4組という。もちろん私は斎藤の料理を食したことがないが、これだけ料理と格闘する斎藤の姿を見たら、生きている間に、いちど訪ねてみたいと思った。斎藤の感性と戦ってみたいと思った。もちろん完敗だろうが。ところで、斎藤の原点は高校時代の夜食にあった。斎藤は、何をやらせても優秀だったという。試験なんて一夜漬けで、トップを取れたという。ところが、夜食が美味くなかった。鳥の照り焼きという、いたって簡単な料理である。初めてできないものと出会った。そして、そこから斎藤のあくなき料理への探究が始まった。それまで何の努力もせずに、勉強もスポーツも器用にこなしていただけに、この挫折感は大きかったのだろう。根はまじめなのだろう。超がつくくらいの。掃除すら手を抜かない。その姿を見て、私はタイトルの一匹狼というよりは、求道者と表現すべきだろうと思った。その斎藤に一通の手紙が舞い込んだ。その内容は・・・(60代男性)
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