マリッジリング(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

セリフがリアルで感情移入できる。高橋一生のセリフ｢誰か…いるの？｣のシーンがすっごくよかった。あの言い方！！こんな若い時からいい役者だったんだなぁ。知らなかった。保坂尚樹もよかった。

世の中には確かに「不倫顔」というのが存在している、そんなことを思わせるヒロイン、小橋めぐみさんのご尊顔です。美人過ぎず、それでいて少し物憂げな表情。こういう女の子が会社にいたら、同じフロアのオジサンたちは放っておかないと思いました。彼女の不倫の相手役は保阪尚希さん。その奥さんが西尾まりさんというのが、なかなかリアルです。「ああ、それなら不倫するかもしれんな」とこちらに自然と思わせます。小橋さんと保阪さんの最初のデートは「ご飯だけ」でした。これがいいです。一回目からセックスしてしまうとAVみたいな感じになってしまうので（でも本作品はR-15ですが）。2回目のデートで、やはりというか関係を持ってしまいます。小橋さん、ここでしっかりバストトップを露出してくれるのですが、割と貧乳です。少しここで私のテンションは下がりました。次のセックスシーンは、もっと過激になるのかと期待しましたが、それほどでもありませんでした。ただ、行為の最中に、保阪さんの指先がやたらとアップになって、そこにはマリッジリングが光っているという演出は、流石にプロとしてはやってはいけないものだと思います。学生が学園祭向けに作った映画なら許せますが。でも、小橋さんの色っぽい表情見たさに、最後まで見てしまいました。

渡辺淳一先生原作の作品、もちろんというかやっぱり不倫ものです。相手は保阪尚希さんなのですから、惹かれていくのも当然のことと言えるでしょう。仕事が忙しいのは分かりますがそれを言い訳に放っておいてはダメ、仕事をしている現代女性は優しくイケメンの同僚や上司が周りにいくらでもいます。沈んだ心を引き上げてくれる相手に惹かれていくのは自然な流れです。保阪尚希の方だって妻も子もいる身、でも小橋めぐみさんがとても可愛くてこちらもそういった関係に発展するまでの過程はよく分かります。不倫は文化だなんて決して思わず嫌なことですが、この流れならそうなっても仕方ないのかなと納得できました。失楽園などで見てきた作品とかよりも静かに進んでいくストーリーです。日本の様々な場所でよくありそうなこと、でも役者さんたちが映画の世界へと誘ってくれます。出てくるのは魅力的な方たちばかり、田口さんや矢沢心さんらまわりを固める役者さんたちも良くて、演出も素晴らしく全く退屈することが無いのです。結婚と自立、その二つの間で揺れ動く女性は多いでしょうから不倫ものですが男女共に楽しめる作品と言えるでしょう。大人のための映画、二人のお姿が神々しいです。

なんだか、よくある話でした。彼氏が素っ気なくなったと思ったOLが、イケメン上司との不倫に走るが、実は彼氏は結婚に向けて頑張っていたみたいな。古今東西、どこにでもある話で、おもしろくありません。彼氏が高橋一生さんだったので、そこはよかったですけど、それだけでした。女だって、性欲があるって話は昔は珍しかったかもしれませんが、今はそんなこともないし、結局何が言いたいのか、わからなかったです。だいたい、不倫をする女も自分が結婚して夫が浮気したら怒るくせに、自分葉する意味がわかりません。彼氏に冷たくされたから別れたいとか、他に好きな人ができたならわかるし、一回だけならわかるけど、何をやってんだろう、この女はと思いました。結局、どういう人をターゲットにした話なのか、よくわからなかったです。女にはそういう小悪魔的なところがあるのよ、かっこいいでしょってことなのか、不倫ってこうやって始まっちゃうんです、あんまり責められないですよねってことなのか、男が見て、ベッドシーンたくさんと思うのか、よくわからないです。昨今の不倫報道でも思いましたが、結局他人の色恋沙汰にそんな興味がないから、ただ、ただ二人が駆け引きしているところを見せられてもおもしろくなかったのだなと思いました。

わたしは、こちらの映画を観て、いちばんに感じたことは、社内で良くある、男女の不倫のドラマだと感じました。高橋一生さんの、あのアンニュイな、空気のような、自然体の演技力にも、終始感動しました。素敵な俳優さんですので、わたしも大変、魅了されていました。結婚と自立の狭間で、どうすることもなく揺れてしまう、女性の心理をしっかりと見事に捉えているところは、こちらも見ていて、納得いく映画だと感じました。高橋一生さんの演技も、小橋めぐみさんの演技も、やはり揺れてしまう気持ちをすごく上手に、演出していて、ドキドキ、ハラハラしてしまいました。心がふっと、何かのタイミングで、何かに吸い取られていくような、わかっていても、何故人は不倫のような、穴に入ってしまうのだろう、これはいったい、何なのか、病気なのかと疑ってしまいたくなるような、燃えてしまう恋の気持ち、いつかはこれがいけなかった事だったのかと、わかる日まで続けてしまう、恋の魔を感じました。不倫はよくない事は承知であるが、社会現象とまで言える日常の、不思議な恋愛事情を皆んな、悩み、苦しみながらも、常に居場所をもとめていることを教えてくれたような、映画でした。

小橋めぐみさんが、とてもきれいだと思いました。表情の演技がすごく上手くて良かったです。保坂尚樹さんが、大人の魅力たっぷりでいかにも若い女性OLがひかれてしまう雰囲気があったと思いました。同級生で自分の上司の悪口を偶然耳にした時に、全く動揺しないで「あいつ、照れ屋なんだよ」と一言だけ言ったのは、カッコ良かったです。高橋一生さんが、さすがの演技力でとてもいい味を出して演じていて、良かったと思いました。いつも忙しくて、行為中に寝てしまったり、そうかと思えば仕事の電話にはすぐに飛び起きるところは、こういう男の人ってほんとにいるよなぁ、と思ってしまいました。課長がリングを外す時外したら外したらで、気持ちが冷めていってしまう女心はきっと男性には理解できないのではないかと思いました。いわゆる不倫ものの映画なのですが、ドロドロしていなくてサラっと描かれていて、その分リアルさが感じられました。等身大の不倫というような感じがして、共感できるポイントが多いように思いました。男の方は結局離婚するつもりはなく、女性のほうがどこかで決断しないと、だらだら関係を続けていくことになると思うので、どんなに辛くても気持ちが残っていても自分で決着を着けたのは良かったと思いました。

原作が渡辺淳一の映画ということで分かる通り不倫物です。物語の内容としてはよくある内容です。主人公は、飲料水会社のＯＬ千波です。長年付き合っている佳介という恋人はいるのですが、毎日仕事が忙しく会う時間もとれない。たまに会っても疲れていてすぐに寝てしまうという感じで、千波は寂しさを感じていた。一方佳介のほうは、仕事は一段落したらプロポーズをするつもりでいたのだが、言葉には出さないので千波にはわからずすれ違いが生じてしまう。男の立場からすると佳介の行動はよくわかります。何も言わなくても結婚することは相手もわかっているだろうと考えてしまう男の勝手な思いをうまく描写されていて、高橋一生の演技が素晴らしいなと感じた。そんな中、千波の会社の上司として桑村が異動してきた。かなりのイケメンだが、既婚で結婚生活もうまくいっていた。昔はよくある話だが、今では完全にセクハラだよね。それに桑村がイケメンだから成立する話だし日常的にはあまりないかなと思う。突拍子もない話ではなく、リアルな日常が描かれているので、いっきに見てしましました。自分には縁がない話だけれど。それと、主人公の小橋めぐみがとても魅力的で可愛くそれを見るだけでもいい作品だと思うし、周りを固めている俳優たちの演技も素晴らしかった。

渡辺淳一の小説が原作のラブストーリーです。ラブストーリーと言えば愛し合う男女が最後にあらゆる障害を乗り越えて一緒になる。そんなイメージがあると思いますが、この作品はいわゆるキラキラした恋物語というよりは、人間の闇の部分に焦点が当てられている作品です。不倫がテーマの映画なので重いなと思いましたが、男女のすれ違いがとてもリアルに表現されています。小橋めぐみさんが演じる千波はとてもかわいらしい女優さんですが、かわいらしいビジュアルにもかかわらず肉食なので、そのギャップに初めは驚いてしまいました。彼氏がいるにもかかわらずほんの寂しさから同じ会社の社員と恋をしてしまう。女性の浮気は寂しさからという事はよくありますが、あまりのリアルなベッドシーンを見ると、彼女がどれほど欲求不満を抱えているのか伝わってきます。そして抜けられない泥沼へはまっていきながら落ちていくところを見ると、何とも言えない救いようのなさを感じてしまいます。相手の男性も妻子がいるにもかかわらず恋をしてしまう。女の浮気は寂しさから、男の浮気は出来心からというロジックが不気味なくらい静かにゆっくりと、残酷なほどリアルに伝わる作品です。欲情と愛情が時に分からなくなってしまった女性として生きる生きづらさについて考えさせられる映画の一つです。