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犬夜叉(アニメ)3期の内容

アニメ『犬夜叉 第３期』は、全193話ある犬夜叉シリーズの第88話から第126話までを【七人隊編】として編分けされた３期目となります。

原作は高橋留美子さんによる、週刊少年サンデーで1996年から2008年まで連載され、累計発行部数4,000万部を超える大人気の同名漫画です。監督は、前作の第２期監督も努めた青木康直さんが担当しました。

今期の物語は、宿敵の奈落が蘇らせた強敵・七人隊との対決が用意されているだけでなく、マスコットキャラ的な存在である子ぎつね妖怪の七宝の可愛さが存分に発揮されるオリジナルエピソードも用意されているなど、見応えたっぷり内容となっております。

声優は、主人公の犬夜叉を山口勝平さん、ヒロインのかごめを雪乃五月さんなど、前シリーズから続いて演じております。

序盤の息抜きやオリジナル作品、短編などが集まっており、後半はシリーズタイトルにもなっている七人隊との怒涛のストーリー。犬夜叉シリーズのなかで、本シリーズが一番見応えがあって好きです。

独特の世界観が大好きです。ずいぶん前の作品ではありますが、今見てもクオリティの高い作品だと思いました。

七人隊というキャラの濃い強敵の登場によって、面白さがさらに加速していったと思います。作画が崩れることもなく、安定して楽しめますし、たまに目を見張るほどの素晴らしい作画回があるのもいいですね。

10話分くらいは七人隊のお話で、一気に個性的なキャラが増え、主要人物も軒並み出てくるここの長編が大好きです。

あらすじ

清らかな空気と妖力を奪う結界に覆われた白霊山。そこで、四魂のかけらの妖力で死の淵から甦った最強の傭兵たち。その名は七人隊。

奈落が差し向けた恐るべき刺客たちとの激闘に晒される犬夜叉たちですが、白霊山の強い結界によって人間のかごめ、弥勒、珊瑚以外は十分な力を発揮できません。

奈落はどこに！？白霊山とは一体なんなのか！？犬夜叉たちは七人隊を倒すことができるか！？

見どころ

シリーズ屈指の人気を誇る敵キャラクター・七人隊が登場する今期は、犬夜叉と七人隊との決闘がメインとなっております。

あらすじにもある通り、人間以外は十分な力を発揮できない状態で七人隊と戦ことになるため、苦戦します。決着がどうなるのかに注目です。

そんな七人隊を復活させた奈落は、白霊山で自分の体をさらに強くします。次期【激闘編】において、犬夜叉たちは奈落とどのように戦っていくのかも気になるところでしょう。

また、不動の人気キャラ・殺生丸の危ない時に必ず駆け付けるカッコ良さをはじめ、心境の変化を実感できるところも見どころとなっております。

スタッフ

原作：高橋留美子「犬夜叉」
企画：諏訪道彦 / 植田益朗
監督：青木康直
シリーズ構成：隅沢克之
キャラクターデザイン：菱沼義仁
編集：鶴渕友彰
音楽：和田 薫
プロデューサー：諏訪道彦 / 富岡秀行

キャスト

犬夜叉：山口勝平
妖怪の父と、人間の母を持つ半妖。自身と同じ立場にある半妖と出くわした歳は、何かしら気にするような態度を見せる。

日暮かごめ：雪乃五月
桔梗の生まれ変わりの少女で、桔梗譲りの神通力が使えるだけでなく、桔梗以上に霊力が強い。

蛮骨：草尾毅
奈落が蘇らせた傭兵部隊・七人隊の首領。戦国の世を生き抜くために強さを追い求めていた。

煉骨：杉田智和
七人隊の副将にして参謀。策謀を得意とする知将であり、優れた戦略で実力以上の戦果を上げる。

蛇骨：折笠愛
七人隊の一人で切り込み隊長。生前の七人隊結成前から蛮骨と行動を共にしており、最も古い付き合い。

睡骨：平田広明
七人隊の一人で屈指の体術と豪腕を誇る接近術の達人。善良な医者と残酷な殺人鬼の二重人格者。

銀骨：江川央生
七人隊の一人で戦いで傷付くごとに煉骨に改造される。結果、全身に多数の武器を仕込んでいる半機械人となった。

霧骨：稲田徹
七人隊の一人で最も小柄で白装束を着ている。強力な毒使いで唾液すら毒液として武器になる。

凶骨：郷里大輔
七人隊の一人で人間離れした巨体の持ち主。その巨体を武器に力任せに戦う。妖怪をも食らい「大鬼」と呼ばれていた。

殺生丸：成田 剣

奈落：森川智之

桔梗：日高のり子

七宝：渡辺久美子

弥勒：辻谷耕史

珊瑚：桑島法子

邪見：長島雄一

りん：能登麻美子

神楽：大神いずみ

神無：ゆかな

琥珀：矢島晶子

鋼牙：松野太紀

楓：京田尚子

冥加：緒方賢一

刀々斎：八奈見乗児

犬夜叉(アニメ)3期の感想

30代女性

第3期も笑いあり、涙ありと観ていて感動的でした。特に印象的だったのは弥勒が女に連れさられてしまう回、犬夜叉が初めて涙を見せる回でした。弥勒が雪の中でこゆきという女に連れ去られてしまい、出会った子どもは「あなたの子だ」と言われる場面は衝撃的でした。弥勒には女好きなところがあるためまさか本当に彼の子ども？と疑ってしまいました。彼がたくさんの子どもにわいわい囲まれる場面が見どころです。ショックを受けながらも子どもたちの世話に勤しむ姿はちょっと笑えてきます。弥勒を大きく取り上げていて、弥勒好きなら要チェックの回です。さらに今作では犬夜叉の涙が見られます。これまでに彼の涙を見たことがないため初めての涙の回にはかなり興味津々でした。この回では七人隊にやられた弥勒、珊瑚、かごめの息が止まるという緊急事態に緊張感が高まります。かごめを心配した犬夜叉が初めて涙を流す場面が見どころでした。よっぽどかごめのことが心配だったこと、彼女が大切な存在であることが涙に表れていたのだと思います。犬夜叉の涙とかごめが意識を取り戻す場面に感動しました。前作では見られなかったキャラクターの貴重な一面を見ることができて大満足でした。

30代女性

原作でもとりわけ人気が高かった、七人隊が登場し、犬夜叉の物語の中でも、各キャラクター達の心情や戦闘などが偏りなく描かれていて、とても見どころある仕上がりになっています。また、原作では描かれていなかった、オリジナルな視点、例えば、七人隊が結成されるに至ったエピソードなどが盛り込まれていて、これまで、読者の脳内で補完されていたような部分が全て盛り込まれていたので、よりストーリーを掘り下げてみることができるため、既に原作を読んでいるという方でも、是非一度ご覧になってほしいと思います。また、第３期には完全なオリジナルストーリーも10話以上含まれており、その中には当時の放映されていたアニメの中で、視聴者が選ぶ今月のベストアニメシーンにランクインした話もあるほど、クオリティの高いものもあります。これは原作ではお目にかかれないものなので、是非ご視聴することをおすすめいたします。またこの第３期では、るーみっく作品の醍醐味でもある、主要キャラクター達の恋愛が大きく動き出すストーリーが多々あります。激闘の中で窮地に陥る中、犬夜叉とかごめを始め、犬夜叉のかつての恋人、桔梗や、かごめに横恋慕する鋼牙、犬夜叉の仲間の弥勒と珊瑚の関係がドラマティックに描かれ、当時の放送時には必ず録画し、何度も見直したくらいです。ぜひ、お楽しみください。

まとめ