初恋ロスタイム(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

初恋の話かとてっきり思ってたら、病気を絡めてくるとは、、
現実味とかそういうのは置いといて、なんか人間味あふれるお話でした。

世界中が動きを止めるロスタイム、SFものかと思いきや恋愛要素たっぷりでした。何しろ世界でたった二人だけでいられる時間なのですから最高です。このまま両想いになってハッピーエンドと行かないのがつらい所、彼女は大きな病気を抱えていました。本来ならお約束の展開となりそうなところもロスタイムが絡んでくることで複雑になります。漫画原作なのでしょうか、何巻もあるストーリーを無理に映画の時間に詰め込んだせいか二人が仲良くなる過程は結構雑で気になったもののなぜ１２時１５分かという理由が説明されてからの怒涛の展開には目を奪われました。純粋さを失わない二人の恋にキラキラとしたものを感じます。彼女の病気が治っておめでとうとハッピーエンドとなるかと思ったら更に二転三転と、そのたびにハラハラドキドキさせられるのでした。主人公は若者二人ですがそれをサポートする大人の役として竹内涼真さんが素晴らしい。というか彼の白衣姿とかかっこよすぎます。まだ若いお兄ちゃんといった感じだったのにこの作品では包み込んでくれる大人のやさしさを持っていて、彼の良さを存分に引き出してくれるはまり役です。大切な方とぜひ見ていただきたい作品、ふわふわとしたファンタジーではなくどっしりと現実を感じさせてくれました。

少しファンタジー感が入っていて不思議な感覚になりますがかなり濃い内容になっていて深いです。普通の学園恋愛をする映画だと思っていましたがファンタジーが入りながら難病と闘っていることに驚きでした。見ているうちにどんどん引き込まれていき何も考えずに見続けていました。若いからこそ見ることのできる煌めきや世の中のことを全力で演じている二人に拍手を送ります。二人の演技力があったからこそ二人だったからこそこの映画をみて泣くことができました。二人の成長を見ているからこそ周りの大人たちも成長することができそれをしっかりと書かれているので本当に感動しました。前半はあんなに素敵な日々がありさわやかに流れていったのにどんどん重くなっていく展開に驚きでした。重すぎる試練に二人の行動から目を離すことができませんでしたが、本当に感動することができます。ここまで難しい役を演じ切った二人が最高でした。涙がどんどんあふれてくるストーリーです。また、映画の最後のエンドロールではBGMを聞いて気持ちがどんどん揺らいでしまい大泣きしてしまいました。絶対に見るべき映画です。公開規模が小さいのにここまで人を魅了する映画は絶対にありません。

私は、この映画を観て、「毎日時が止まる世界の秘密」と「止まった時の中で出会った二人の恋」が見どころになっていると思いました。まず、毎日時が止まる世界の秘密についてです。この映画では、毎日1時間だけ時が止まる世界を舞台に物語が進んでいきます。主人公が出会う人々から様々な手掛かりを得ながら、毎日時が止まる世界の秘密が少しずつ明らかになっていく過程に、わくわくしながら夢中になって観ていました。次に、止まった時の中で出会った二人の恋についてです。主人公は、時が止まった世界の中である少女と出会い恋に落ちます。毎日時が止まる1時間という限られた時間でしか会うことができない二人が、その時間を全力で楽しんでいる様子がきらきらしていてまぶしく、思わず羨ましく思いながら観ていました。また、主人公と少女が互いに真っすぐに自分の気持ちを伝えていく様子に、こちらまで恥ずかしくなりつつも、心をときめかせながら観ていました。さらに、次第に恋心を募らせていく二人が、止まった時の中でしか会えないという運命に翻弄され、苦しむ様子が見ていて切なく、なぜ限られた時間にしか会えないのだろうと思わず感情移入しながら観ていました。

1時間だけ止まる時間の中、一体何ができるだろう？自分がこの世界に身を置いたらどんなことをするだろうか？そんなことを考えさせられる作品でした。出演陣の演技力はどれも素晴らしく、話自体はシンプルなのですが彼ら表情や声色で泣ける場面がたくさんありました。脚本じゃなく演技力で泣かされたのはこの映画が初めてかもしれません。主演の2人は板垣瑞生さんと吉柳咲良さんで、新人さんなのだとか。でも、全力で演技をしている姿がスクリーンに映し出されていて、それを見てまた涙。とにかく終始泣いてしまったように思います。この映画、多くの映画館で上映されていなかったそうで、もっとたくさんの人が見られるようにしていたら大ヒットしたんじゃないかな～とすら思えます。DVDにてたくさんの人に見てもらえることを願ってやみません。物語から考えさせられること、得られるものがすごく多かったなぁという印象です。難病をテーマとしている部分もあるので、やや重いと感じられてしまうこともありそうですが、でもフレッシュな演技がそういったところを見事クリアしていると思います。友達にもおすすめしたところ、「教えてくれてありがとう！すごい良い映画に出会えた。」と言ってもらえました。

板垣瑞生さんが、幼い頃に母親を病気で亡くしているため「世の中には頑張っても無駄なことがある」と、あきらめぐせのある無気力な日々を送る相葉孝司を熱演していて、とても良かったと思いました。12時15分に全ての物が静止する不思議な現象にあい、自分と同じように動くことが出来る吉柳咲良さん演じる篠宮時音と出会うシーンは、印象的でとても良かったと思いました。板垣瑞生さんと吉柳咲良さんの2人が、初々しくて瑞々しくてキラキラしていて、まぶしかったです。最初のほうと最後では、演技力がついて成長しているのがよくわかりました。2人が一緒にニコニコしながら、ご飯を食べるシーンが幸せな雰囲気が伝わってきて、観ているこちらも笑顔になりました。不思議な現象の真実を知っている医師・浅見一生役を竹内涼真さんが、熱演していてはまり役だと思いました。目の前にいる人を包みこむような柔らかい話し方と表情が、とても良かったと思いました。神様が与えたおまけの時間というのは、とても素敵な言葉だと思いました。忙しい日々に疲れている人、漠然とした不安を抱えている人、大切な人がいる人、人生に迷っている人など全ての人の心に刺さる温かい作品だと思いました。