ゴジラVSスペースゴジラ(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

ゴジラが善とも悪とも言い切れない基本設定が凄く好きです。また、モゲラを中心とした人間ドラマ部分は良かったです。若かりし頃の柄本明さんが非常にかっこ良いです！

正直、子供向けの部分が少なく感じましたが、迫力も増して見応えたっぷりだと思います。

平成ゴジラシリーズの中での、過去作との繋がり方が今まで観てきたファンへのサービスとなっており、とっても嬉しいです。本作の最大の見どころはカッコいいモゲラ。全身武器の塊であり、これぞ王道ロボットそのものだと思います！

エンタメ作品の基本的なことである、敵役は主人公より強い。もしくは強そうな印象を与えることが重要だと思います。それを踏まえた上で本作は「勝てる訳ないでしょ」と思わせる演出や、それに対するアイデアが見事でした。

平成ゴジラシリーズ、屈指のカッコ良さを誇るスペースゴジラ。オープニングで宇宙から飛来する様が、物語の始まりを引き立ててくれます。スペースゴジラの名の通り、ゴジラと同じG 細胞を持ち、更に宇宙エネルギーを吸収した、所為強くなったゴジラです。一方、今作のゴジラはベビーゴジラを捕らえられ、相手は自分の強化版。苦しい戦いを強いられます。それに対する人類軍、Gフォース。モゲラという新しい機体を持ち、両者の前に立ちます。今回も熱い人間ドラマは健在。ゴジラに因縁のあるベテラン隊員を主に、物語が進みます。この三者がどの様に立ち回るのか。ゴジラは本当に『ただの破壊することだけを目的とした怪獣』なのか。と、書いているだけで、もう一度観ようかなと思える程色々詰まった作品です。余談ですが、この作品は平成ゴジラシリーズの最後を飾るvsデストロイアの前章であり、また、今までのシリーズで培われてきた数々のドラマや、登場人物達のストーリを感じる作品です。ゴジラシリーズに縁がなくても、怪獣モノ好き、特撮好き、熱い人間ドラマ好きの方々にも、オススメ。是非、平成ゴジラシリーズラストのvsデストロイアと合わせて観て欲しい作品です。

当時私は小学生で、ゴジラシリーズは親に映画館につれていって観ていました。登場怪獣が多かった印象があります。モスラと小美人が好きで、もちろん彼女たちも登場してくれて、嬉しかったのを覚えています。リトルゴジラがとにかくかわいくて、私もリトルゴジラに会えたらいいのになと思いました。ゴジラは作品ごとに、様々な表情をみせます。おそろしい敵のようであったり、神のように神々しかったりと。今作は味方よりで、ヒーローのようにも見えますし、リトルゴジラの存在もあって、親としてのあたたかみを感じる作品だと思います。今作があってこそ、後のVSデストロイアでは号泣したわけですが…。スペースゴジラもいいですね。元々出す予定だった怪獣は、キングギドラだったらしいですが、大人の事情だったようです。とはいえ、メカゴジラもそうでしたが、ゴジラにゴジラをぶつけるという画は、やはりとても燃えるものがあります。他の怪獣の良さももちろんあるのですが、均衡しそうなかんじはとても出て、おもしろい対戦カードだなと思うわけです。もちろん、人間たちの奮闘シーンも大切です。全シリーズ共通ですが、リアルな街で怪獣が大暴れするのは、やはり鉄板ですね。知っている建物に怪獣が降り立つと、とても燃えますし、自分が住んでいたり、なじみの街であれば、嬉しさも倍増なのではないかなと思います。自分の街を壊されて喜ぶなんて、フィクションだからこそ起こる、真逆の感情ですが(笑)。伝統も継承しつつ、新しい試みも盛んだった頃のシリーズの作品のひとつかと思います。

私はゴジラVSスペースゴジラを観て、3点の感情を抱きました。1点目は今作品がスペースゴジラ＝最強戦闘生物とうたっているところです。宇宙の生物は強いという逸話を世間に植え付けた作品と言っても過言ではないと思います。宇宙の生物は奇妙だ怖い、イメージがありましたが、今作品を観て、宇宙の生物は強いという感情に変わりました。2点目はスペースゴジラと戦うために兵器を用いたことです。野生の生き物には野生で戦って欲しかったのが正直な感想です。しかし、兵器を用いることで人間の方が野生より賢い、戦う術を造ることができる、というメッセージを込めているようにも感じました。本作品は平成に入ってからの作品のため、徐々に作品にも時代背景が反映されていたのではないかと思います。3点目は斎藤洋介さんが出演していることです。斎藤さんは先日お亡くなりになりました。私は斎藤さんは温厚な名脇役という印象を持っていました。しかし、本作品の斎藤さんはアクションを演じ、銃での撃ち合い、さらに暴力的な言葉を吐いておりました。特に印象に残っているのが、ゴジラを手に入れた方が勝つと言った言葉です。人間が生きるためには手段を選ばないっと言った強い意志を感じ、また同時に怖さを覚える演技でもありました。

この映画は同じ種族ともいえる対決で、一方が地球最強でもう一方が宇宙最強という究極の戦いです。メカゴジラとの対決もありましたが、あれは完全に機械とわかるので別物です。これは完璧にどっちが強いのかという純粋な戦いが楽しめるんです。ゴジラは放射能の影響でできた怪獣ですが、こちらは宇宙に飛んだ細胞からできたというなんかすごい設定です。でも宇宙という無限のエネルギーがありそうな世界で誕生したスペースゴジラは、とっても強いんです。やっぱり共同で戦うパターンかなと思ったらやはり共同で強大な敵に立ち向かっていきました。元々はゴジラと戦うためにつくられたものが、地球を守るために一緒になるという熱い展開にものすごく痺れました。しかも人類代表がきちんとスペースゴジラに一撃を与える事ができたのもなんかスッキリします。自分が満身創痍になりながらちゃんと反撃した所が非常に熱いです。しかもギブアップしそうになりながらモゲラは諦めないんです。なんか青春映画みたいで応援しちゃう場面でした。敵の敵は味方という言葉がありますが、それを体現している素晴らしい場面です。どうやって倒すのか非常に楽しみでしたが、やっぱり相手の力を利用するやり方でスカッとしました。

ゴジラVSスペースゴジラの映画で特筆すべきはスペースゴジラのディテールだろう。ゴジラが持つG細胞を持つ怪獣、謂わばゴジラの親戚にあたる怪獣だが、ゴジラと違い禍々しさが漂う姿である。肩と頭部の結晶板が印象的でしかも唯の飾りではなく、ゴジラを対峙する際に散々ゴジラを苦しめることになる強大な武器と化すのである。また、スペースゴジラの持つ宇宙エネルギーから影響を受け作り出される結晶体と夜の福岡の街が、ゴジラとの最終決戦のフィールドと変わり、特撮のセットとしてのレベルの高さは段違いである。物語の構成により前作でのベビーゴジラがリトルゴジラと進化を遂げ、その仕草や鳴き声が私たちが普段愛する犬猫等のペットと同じ感情を抱くのではないだろうか。そして、スペースゴジラに偶然遭遇し、戦火にさらわれるのだが、その事を察知したゴジラがスペースゴジラと邂逅、両者のファーストバトルが始まる。その際のゴジラがリトルゴジラを庇うシーンがまさに動物の親子のように感じる。それと同時にゴジラとスペースゴジラの善悪としての対比ができる。普段はゴジラも人類に疎まれる存在だが、今作品ではほぼ人類の味方である。特撮をまだ観たことない方、観たいけどまた先程前述した前作を観てない方でもスッと入りやすい世界観と物語の構成だと思う。是非観て頂きたい。

ゴジラとは何だろうを纏めた1作となっています。ゴジラはハリウッド版ゴジラや『シンゴジラ』など本当に沢山の作品があります。そして、その作品によって世界感がまったく異なるゴジラは、ゴジラそのもののキャラクターも360度変化してきました。そのためゴジラは、見た人の年代によって偏りが生まれる映画です。私にとってのゴジラはその時代を象徴しながら、見る人によって自由に変化するキャラクターであり、爆発ものの原点と呼ぶべき作品なのです。今回ご紹介する『ゴジラVSスペースゴジラ』は、そのゴジラを象徴したような作品です。まずタイトルの『ゴジラVSスペースゴジラ』。ゴジラとスペースゴジラが戦うのだなという事が一目でわかるのですが、『スペースゴジラ』って何！とビックリしませんか？既にゴジラの自由度を象徴しているような名称になっています。実は歴史あるゴジラシリーズに『怪獣大戦争』という映画があるのですが、こちらは『ゴジラ（そのほか怪獣）』VS「キングギドラ（宇宙怪獣）』というタイトルマッチとなっておりまして、ゴジラシリーズを見てきた人ならば誰もがタイトルだけでオマージュを感じる作品となっております。前置きが少し長くなってしまいましたが、CGが当たり前の時代になった現代の映画ではなく、実際の火薬と着ぐるみを使った昔ながらの作品を、頭を空っぽにしてツッコミながら楽しめる映画です。

子供の頃はずっとゴジラやガメラのような怪獣映画が大好きでした。大好きだったからこそ、当時『ゴジラVSスペースゴジラ』が出ると聞いた時は興奮しました。スペースゴジラとは一体何者なのか？どんなヤツなのか？そんなことを考えながら映画を見ました。とてもおもしろかったです。まず音楽やBGMなどについてですが、平成ゴジラシリーズにしては明るい感じがしました。スリリングなヒューマンアクションを想定したような音楽から、子供向けの明るく楽しそうな感じのもの。シリーズ中で一番音楽の種類が多かったのではと今は思います。めずらしい点を一つ上げるとすれば今時怪獣相手に戦う時は戦車や大砲、レーザー兵器などで対抗するのが普通となっていますが昔はよくピストルやライフルなどの小銃を直接怪獣に向けて撃つというスタイルがあったと思います。この映画でそれを久しぶりに見ました。小さな場面でしたが結構なつかしい感じがしました。ゴジラ映画では怪獣をメインにしながら平行して人間サイドのストーリー繰り広げるようなスタイルがあると自分は思っています。人間側のストーリーはどちらかというと大人向け雰囲気が漂い愛や青春、人間同士によるドンパチからなるアクション、ときには熱血っぽい（？）ものがありました。つまりこの映画は子供から大人まで幅広い年齢層でも十分楽しめるということです。一人で見るのもアリですし、家族で見るのもまたアリです。

『ゴジラVSスペースゴジラ』は、1954年公開の作品『ゴジラ』に始まるシリーズの第21作目にあたる作品で、いわゆる「平成VSシリーズ」の一本として1994年に公開されました。本来であれば前作『ゴジラVSメカゴジラ』をもってシリーズはいったん幕をおろすはずでしたが、同時期に進んでいたハリウッド版リメイク企画『GODZILLA』の製作が遅れていたため急遽さらなる続編として本作が制作されました。特徴として、それまでの平成のシリーズ作品が過去の作品に登場した「キングギドラ」や「モスラ」、「メカゴジラ」を現代風にアップデートして制作されてきたのに対し、「ビオランテ」以来となる新怪獣として「スペースゴジラ」が創造されたこと、そして『地球防衛軍』という過去の作品に登場した巨大ロボットをゴジラに対抗する新兵器としてアレンジして登場させたことが挙げられます。前作で「メカゴジラ」によるゴジラに対する作戦が失敗した後、今度はそれに代わるものとして再び巨大なロボットである「モゲラ」が建造され、同時にテレパシーによってゴジラを制御するという計画が進められていますが、同じ頃、宇宙から未知の怪獣が地球へ飛来します。それはゴジラとよく似通った外観をしていました。そして、ただ純粋にゴジラを倒すためだけに行動し、地上を破壊して回ります。ゴジラに対する切り札として開発されたモゲラは、やがて宇宙怪獣「スペースゴジラ」を倒す計画に方針を変え、ついにはゴジラと共闘するまでに至ります。ゴジラのバリエーションとして新たに宇宙怪獣が生み出された点は画期的で、かつて同様に宇宙から飛来したキングギドラが平成の作品において人工的に創造されたまったく別ものとして登場したことを踏まえ、その空席を埋めるかのようにも感じられます。また、カルト的な人気を誇る『地球防衛軍』に地球侵略を企む異星人の兵器として登場したモゲラが、名称はそのままに対ゴジラ兵器として開発されたという設定も魅力的です。そして、前作で生まれ、ゴジラ唯一の同種族の仲間で恐竜だったものがもはや小さな怪獣として成長し、愛くるしい表情を見せる姿には驚きを覚えます。スペースゴジラが生まれた経緯には過去の作品における出来事との関連が示唆され、シリーズを通して共有された世界観を楽しむことができます。

本作は、大人から子供まで楽しめる作品かと思います。理由としては、私個人が、子供の頃にこの作品を劇場で観賞し、大人になってから、再度見直し、両年齢で楽しめたからです。また、見直した事で、子供の頃とは違った角度でこの映画を楽しむことが出来ました。子供の時は、映画の内容ではなく、ゴジラが戦う事に注視していました。しかし、大人になってからは、戦闘シーンよりも内容に注視するようになりました。特に気になった点としては、スペースゴジラは何物なのかという事でした。子供の頃には全然気になりませんでしたが、本作がゴジラシリーズの続編的な作品で、別作品のビオランテ又はモスラがスペースゴジラの誕生に関係している事を知りました。スピードゴジラは、G細胞がブラックホールに飲み込まれ、結晶生命体と恒星の爆発エネルギーと融合し、ホワイトホールから放出され、異常進化して誕生したと劇中で紹介されており、作品の奥深さを感じ、子供の頃に見た作品とは違う作品のように感じました。また作品を見直した事でスペースゴジラの無敵感を再認識しました。その点は子供の頃見た時と変わりませんでした。圧倒的な力の差でゴジラを圧倒する姿は、地球外生命体の名に相応しい姿でした。