ブラインドネス(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

家族が原作を読んでおり、面白かったと言っていたので期待して視聴しました。結果は期待以上によく出来ており、全く飽きさせない映画になっていました。久々に面白いと思えた映画でしたので、次は原作を読んでみようと思います。

日本とカナダとブラジルの合作映画と知らずに見始めて、伊勢谷友介さんの登場にビックリしました。そして、マーク・ラファエロやジュリアン・ムーアなど実力派俳優揃いで安定の演技力は流石だなと思いました。

コロナの影響でこういった感染系の作品を見ています。ほかの感染系の作品でもそうですが、こういった非常時ほど、人間の本質が見えますよね。今もそうですが、こういう時こそ一丸となるべきだと再認識させてもらいました。

人間の汚い面がしっかりと描かれており、題材も非常に面白いと思いました。見えることが当たり前ではなく、有難いと実感できる作品でした。

この作品は、日本人が洋画に出ていると聞き、手にとった作品でした。始まりから最後まで目が離せずとても引き込まれる物語。実際に現実で生きている全ての人間が盲目になり、隔離状態になるとこうなってしまうのか、人はパニックになるとこんな行動に出るのかと、とてもリアルに描かれていていました。ジュリアン・ムーアがすごく表現力があり、表情がどんどん変わっていく姿が印象的でした。やはり外国の俳優と並ぶと、日本の俳優は少し表現が違って見えますが、そこも個性が出ていて良かったです。今まで盲目の映画は何種類か見たことがありましたが、全ての人が盲目になるストーリー展開は初めて見ましたが、とてもリアル過ぎて所々胸が苦しかったです。何かにすがりたくなるような恐怖や、当たり前を失って気づく怖さや人間の弱さを細かく表している作品。現実には無いだろうという考えが、俳優陣の演技のうまさによって、徐々に今現実で起きてるのでは無いかと錯覚させるほどのめり込めます。見ていて心苦しいシーンが多く出てくるので、そういう表現が苦手な人はおすすめ出来ないですが、とても勉強になるので是非見て欲しい。今の幸せを感じて欲しいです。当たり前のことが幸せだと感じれます。

この映画は日本の俳優と海外の俳優が共演しており、そこが非常に不思議な感じに見えました。こういう状況はかなり珍しいと思いますし、雰囲気としては新鮮な映画だっただけに、そこの印象はまず強かったと思います。ストーリーに関しては謎の奇病が蔓延するというもので、全体的にな怪奇現象のような光景が広がり、パニック映画となっていますけど、若干ホラーのような感じもしました。ただ、この映画では当初起きる奇病とは別にさらに劇的な展開を迎える点が特徴だと思うのです。当初はある日本人男性と彼を診察した医者、その他いろいろな人物が次々と失明するという状況になるのですが、その後は彼らが収容された部屋にて騒動が起きたり、収容された部屋の外でもいろいろな動きがあったりと、単純に奇病そのものだけを描いているわけではない点が良いなと思いました。そういうストーリーになっているがゆえに、飽きないという部分が大きいです。それに見ていて予想しづらいストーリーになっているので、全体を通して面白かったという印象がかなりありました。個人的にはあまり見ないタイプの映画かな？と思うのですが、結構面白かったので、こういうジャンルの作品に興味を持つきっかけにはなったと思います。

ある日突然、原因不明の人々の目が見えなくなるという現象が頻発します。ところが主人公の女性だけはその症状が起きないというところから物語は始まっていきます。人間突然視界を奪われるとパニック陥ってしまうと思いますが、その描写が非常に上手く描かれています。いわゆるパニック映画なのですが、世の中の経済が崩壊した時何を持つ人が強者なのか、そんなことも考えさせる映画です。また、日常と非日常というものが、いかに相対的なものなのかということもテーマになっているのではないかと思います。目が見える日常から見えなくなるという非日常への変化。逆に目が見えないことがもともと日常の世界。そんな、それぞれにとっての日常、非日常が崩れた時、人々はそれぞれどのようにいきていくことができるのか、そういったことを描いている映画だと思います。それと、どの時代、どの世界にも女性を喰い物にする男というのはいるものですね。それに対して女性はやっぱりいざという時精神的に男よりも強いですね。そして、この映画、とにかく出演者の演技がみんな素晴らしいんです。まるで本当に目が見えなくなっているのではないかと思わせるほどの演技、パニクりようが見て取れます。激しいアクション映画とかが好きな人には物足りないかもしれないですが、サスペンス映画なんかが好きな人にはオススメできる映画です。

ある日日本人男性が失明し、彼を診察した医者にも失明が起きて各地で失明が感染症のように広がっていくシーンにはかなりぞっとしました。失明した患者たちは感染が広がることを食い止めるために収容されますが、衛生状態が悪く苦しい生活に追い込まれることになり、この事態はどのように収束するのか気になって仕方がありませんでした。しかししばらくして収容者たちが解放されることになり、映画の雰囲気が明るくなっていくのは観ていてほっとします。解放されてから雨が降るのですが、映画で最も印象的な場面でした。雨に喜ぶ収容者を観ているとこれまでの収容生活の苦しみを洗い流しているように思えたからです。最初は感染に世界が飲み込まれていくのかという不安ばかりで良い展開が全く期待できない映画でしたが、観ていくと救われる部分もあるため暗い気持ちにならなかったのは良かったと思いました。さらに、この映画は感染症がテーマで改めて感染症について考えさせられました。インフルエンザやはしかなどの感染症は実際に私たちの身近にあるものですが、これらの感染症が蔓延して映画のようになったら怖いなと思い、これまで以上に感染症の予防を意識するようになりました。

日本人から伊勢谷友介や木村佳乃が出演していて、さらにはジョリアン・ムーア、マーク・ラファロなど超豪華キャストが勢揃いしていた映画で、彼らの演技力の高さに終始圧倒させられました。日本、ブラジル、カナダで製作されたパンデミック映画ということで、全体的に非常に凝って作られた作品だなという印象がありました。感染すると目が見えなくなってしまうという非常に恐ろしい感染症ということで、現実世界でこれが広まってしまったらその後の世界がどうなってしまうのか、考えるだけでも震えました。現在コロナウイルスという厄介なものが世界中で流行しているように、この映画にあったような感染症がいつ流行り出してもおかしくないのかもしれないとも思いました。いつどこで何が起こるか分からない現実だからこそ、「今」を大切に生きていこうとも考えることもできました。海外の方に混じって、日本人キャストは素晴らしい存在感を放っていたと思います。このコロナ禍であるからこそ、この作品をぜひ見てみてほしいと強く思います。全世界の全ての世代の人にオススメです。これからこのようなパンデミックが起こってしまった場合を想像したり、なにか少しでも将来について考えるきっかけになること間違いなしです。

『ブラインドネス』は、原因不明の伝染病で失明する人が続出し、隔離施設での患者たちの異常な行動を描いた映画です。驚いたのは、この映画では登場人物に、スミス、スズキなどの固有名がないということです。主人公は眼科医とその妻ですが、映画に名前は登場しません。ただ、登場人物の名前を覚える必要がなく、この映画を分かりにくくするということはありませんでした。舞台はアメリカのような印象、会話は英語です。調べてみたら、撮影はカナダとブラジルなど南米で行われています。全体的にセリフは少なく、ゆっくりしたペースで映画は展開します。ストーリーは病気で突然と目が見えなくなる人たちが、施設で隔離され、そこで起こる人間性の喪失、食料などをめぐる権力闘争、乱れた男女関係などを描いています。映画を見ながら「本当にこんなことが起こるのだろうか？」と疑問を感じましたが、人間の精神や心理が異常な状態になると、どういう行動をとるのかについて考えるいい機会でした。フェルナンド・メイレレス監督の非常に細かく演出された映画と感じました。ジュリアン・ムーアは主役の一人の眼科医の妻を好演しています。また、日本人女優の木村佳乃も患者の一人を熱演していました。コロナウィルスの影響で伝染病や患者への対応などが、世界中で問題になっていますが、そういう意味でも考えさせられ、勉強になる映画です。ブラジル人のメイレレス監督の演出と俳優陣の好演などもあり、またコロナなどの伝染病などへの社会的関心から、ぜひ見ていただきたい映画です。