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バケモノの子の内容
映画『バケモノの子』は、2015年7月に公開されたアニメーション映画です。
細田守監督作品で、「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」に続く長編オリジナル作品第4作目です。細田守監督が、原作・脚本も手掛けていて、バケモノたちの世界にある都市”渋天街”を舞台にし、親子の絆を描いた作品となっています。
声優を務めるのは、豪華俳優陣で、宮崎あおいさん、染谷将太さん、役所広司さん、広瀬すずさんが、大泉洋さん、リリー・フランキーさんなど。
映画『バケモノの子』は、バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸にバケモノたちが棲む異世界での修行や冒険など、また、東京渋谷を舞台にした壮大なアクションや、親子の絆、ヒロインとの恋愛など、エンターテインメントがいっぱい詰まった作品です。
世界観が独創的で魅力的。ストーリーの根幹は少年の成長物語で親子の絆を描いている王道テーマの作品。そして、猪王山と熊徹との手に汗握る決戦も良い。邦画アニメーションの中でも秀作の部類に入る作品。
細田監督は以前より家族をテーマにしていて、今回は血の繋がりのない父と子とその周りの人たちとの繋がりを描いている作品。説明不足で「なぜそうなった?」っていうことがあるけど、それはきっと小説を、読めば分かるのかな。
熊鉄と九太の掛け合いが面白い!細田監督ならではの間の取り方での笑いを取るうまさはさすが。ちょいネタも思わず笑ってしまった。声優も各キャラクターのイメージに違和感なくマッチして、なんといっても絵が素晴らしい。細部まで丁寧に描かれていて画面の端から端までしっかり見てみたいと思う作品。少し残念だったのは後半部につれて展開がややはやく、置いていかれそうになった。それも踏まえて作品の世界観は素敵だった。
Twitterやみんなの感想が高くて絶対泣いちゃうと思ったけど、涙流さなく普通に終わった。内容は良かったけど、ただハードルを上げすぎたかな。
主人公の少年とバケモノの掛け合いや笑えるネタがあったり、泣ける作品だというコメントが多くありましたが、同時に、後半部のストーリーについていけなくなったというコメントも多くありました。
あらすじ
渋谷の街に平行して存在するバケモノが棲む街・渋天街。ここで、まとめ役を務めていた宗師(声:津川雅彦)が引退するため、新しいまとめ役を決める話が持ち上がっていました。そこで候補には、数多くの弟子を持ち、品格も一流と認められているバケモノ・猪王山(声:山路和弘)と、粗暴な性格で腕っ節が良く、天涯孤独で弟子もいないバケモノ・熊徹(声:役所広司)が挙げられています。しかし、候補者には弟子を取ることが条件となっています。
渋谷の街に、両親が離婚し、母親を亡くし、ひとりぼっちになってしまった9歳の少年・蓮(声:宮崎あおい)がいました。蓮は親戚に引き取られるのを拒否し逃げ出し、彷徨っていた時、熊徹に出会います。しかし、すぐに見失ってしまいます。蓮は、ひとりでも生きられるよう強さを求めるため熊徹を探し、バケモノの棲む街・渋天街へと迷い込みます。そして、バケモノ・熊徹と出会います。
ある日、市場で熊徹と猪王山が対峙することとなった時、熊徹を応援する者がいないことを知り、熊徹もひとりぼっちなんだと思い、弟子入りを決めます。そんな蓮は熊徹に名前を聞かれても言わなかったことから、9歳だからと「九太」と熊徹が名付けます。ここでは、人間を棲まわせると、いつしか心に「闇」を宿すと言われましたが、現在のまとめ役・宗師が認め2人は共同生活を始めます。
性格の合わない2人は、ぶつかり合い、本音を言い合いながら修行をすることで親子のような関係を築き上げていきます。
8年後、青年に成長した九太(声:染谷将太)は、偶然にも人間界・渋谷へ戻り、女子高生の楓(声:広瀬すず)と出会い、九太は渋天街と行き来し始め、父(声:長塚圭史)とも会います。父は、久太に「辛い過去は忘れて一緒に暮らそう」と言いますが、九太は、何も知らない過去を父に言われたくないと拒絶し、自分の心の中に闇の部分があることを知ります。
人間界と渋天街、どちらにいるべきなのか決まらずにいた九太は、自分の心を決めるため渋天街に戻ってみると後継者を決めるため、熊徹と猪王山の決戦が行われていました。九太は熊徹を応援し、熊徹が勝利を収めましたが、その後、猪王山の子の一郎彦が現われ…。そして、人間界とバケモノの世界を巻き込んだ大事件が起ります。
見どころ
心の闇
今作では、主人公・九太をはじめとする成長期の若者が抱える心の闇が描かれていました。心の闇とは、思春期に起こる葛藤や「自分は何者なのか」という不安や問いを意味しています。
子供の世界は狭く、大人にとっては何気ないことでも、子供には世界が終わってしまうと思うほど重大だったりします。でもその過程で得られることもたくさんあります。この映画では子供の時に抱いた心の闇を肯定的に描いています。
豪華キャスト陣
豪華キャストと言っても、声での出演ですが、声の出演のはずなのに、キャラクターの顔や雰囲気が声優を務める俳優たちにそっくりです。熊徹役の役所広司さんや、百秋坊役のリリー・フランキーさん、多々良役の大泉洋さんなど、キャラクターと俳優がシンクロして見えてきます。
これは、キャスティングの際に、登場人物のキャラクターと共鳴する魂を持った人と出会えるまでオーディションを重ねているからだとか。一部では「もしかして当て描きしているの?」って声も聞こえるようですが、それだけ声優を務める方々の演技力が素晴らしいということでしょうね。
スタッフ
原作・監督・脚本:細田 守
キャラクターデザイン:細田 守、山下 高明、伊賀 大介
音楽:高木 正勝
キャスト
九太(きゅうた)/蓮(れん)声:宮崎 あおい(幼少期)、染谷 将太(青年期)
主人公。9歳の時にバケモノの世界に迷い込んだ少年。バケモノの熊徹に出会い”九太”と名付けられる。
熊徹(くまてつ)声:役所 広司
九太の師匠。熊顔のバケモノ。性格は横暴で品格もない。独学で武術を極めてきた。
楓(かえで)声:広瀬 すず
渋谷の図書館でよく勉強している女子高生。
多々良(たたら)声:大泉 洋
猿顔のバケモノ。熊徹の悪友。口の悪い皮肉屋。
百秋坊(ひゃくしゅうぼう)声:リリー・フランキー
豚顔のバケモノ。僧侶。熊徹の旧友。
宗師(そうし)/卯月(うげつ)声:津川 雅彦
兎顔のバケモノ。高齢で武術の達人。渋天街に棲む10万を超えるバケモノまとめ役。
猪王山(いおうぜん)声:山路 和弘
猪顔のバケモノ。誰もが強さ・品格を一流と認めている。
一郎彦(いちろうひこ)声:黒木 華(幼少期)、宮野 真守(青年期)
猪王山の長男。豚顔の帽子を常に被っている。
二郎丸(じろうまる)声:大野 百花(幼少期)、山口 勝平(青年期)
猪王山の次男で一郎彦の義弟。天真爛漫。食いしん坊。
チコ 声:諸星 すみれ
九太と渋谷の路地裏で出会った不思議な生物。
九太の父 声:長塚 圭史
九太の実の父親。
九太の母 声:麻生 久美子
九太の母。不慮の事故で急死。
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バケモノの子の感想
母親を突然亡くし、家出したレン(人間の時の名前)と偶然出会ったバケモノの熊徹。後をついて行って、バケモノの熊徹に弟子入りした九太(レンが9才と答えたらそのまま名前にされた)が格闘技の技をまねることから自ら技を覚えて強くなっていくシーンが面白かったです。バケモノ界では2枚目キャラクターのライバルの猪王山も顔がイノシシだから笑えます。各バケモノ界の首長達に強さを習え!という師匠の仰せに、首長といわれる人達が全く首長らしくない所もおかしかったです。そんな感じで、設定からして真剣になろうとしてもお笑いになってしまうところが多々あるので、小学生の娘もケラケラ笑いながら観ていました。そして、人間界の現実的でシリアスな一面とバケモノ界の腕力の強いものが一番の世界とのギャップがまるでタイムスリップしているかのようで面白かったです。さらに人間界の若者の心の闇に迫っていく展開には心が動かされました。こうして観ると、明らかに人間は高度な生き物で思考も悩みも多く動物は単純なんだなと思わされます。でも、こうして人間とバケモノが交わっていく中で、人間が親とかバケモノが親とかそんなのは関係ない!!最後に大切なのは絆なんだということを感じることができた映画でした。
細田守監督の作品は全て好きなので、今回の作品も楽しみでした。今までのような簡単なあらすじではなく、ちょっと複雑な展開だったのでしっかり見ないと話が見えてこないと思いました。熊徹と九太の言い合いが本当の親子のようで微笑ましく、見ていて面白かったです。また、「子は親の背中を見て育つ」という言葉があるように、九太も熊徹の動きを見て武術を学んでいき、熊徹も自身の武術に磨きがかかっていく様子がお互いにいいことで2人の関係にも成長が感じられました。九太が青年になって渋谷に戻り、勉強をしたいとなったとき、熊徹は猛反対しました。将来について考える親と子の価値観の違いという点を描いているのか、自分も通った道なのでリアルな描写に複雑な気持ちでした。熊徹が戦いに負けそうになったときの九太の声援でどうにか持ちこたえたシーンは、お互いの信頼関係があってこそだと思うので、いつの間にか信頼関係ができていたことに感動しました。本当の親子ではなくとも親子になれるということを言いたかったのか、そんなことが汲み取れるシーンが多くあり、実際の親子でも当てはまることが多いと思います。夏休みに親子で見たくなるような作品だと思います。
この映画では、あらゆる登場人物の心の動き、そしてそこから学び、成長する姿を描いています。物語をリードしたり、登場人物たちを諌める者は登場しません。人間界からバケモノの世界にやってきた主人公の蓮(九太)も、その九太を弟子にした熊徹も、悩んだ時、壁にぶつかった時は、立ち止まることなく、自ら行動し、人(バケモノ)の話に耳を傾け、自分で気づいて、学びます。がさつで他人の気持ちも考えない、一匹狼のようだった(熊ですが)熊徹が九太との関係に悩み、不器用ながらも改善しようとする様子には、熊徹が愛しく感じられてしまいます。また、そんな熊徹から九太は「強さ」を学びます。人の痛みがわかる優しい人間の九太(蓮)ですが、内気で、ひ弱でした。そんな凸凹の二人がお互いを刺激し合い、自分にないものを相手のよさとして見出し、成長していきます。全体的にやわらかい色使いで、キャラクターもかわいらしいのですが、人間の「心の闇」を表す描写やそのときのキャラクターの表情などがドキリとするほど恐ろしく描かれています。そんな中でも、偶然人間界に戻ってしまった蓮の前に現れた生き別れの父と過ごすシーンでは、少しぎこちないながらも、これまでの空白の時間を埋めようと努める父親の姿に胸がジーンとなり、人間界にも蓮をこんなにも大切に思ってくれる存在がいてよかったなと思いました。幼少期を過ごし、たくさんの仲間がいるバケモノの世界か、本来自分が所属すべき人間界、ふと人間界に戻ってしまった蓮(九太)はどちらを選ぶのか見どころです。
主人公の九太(人間界での名は蓮)は、両親の離婚により親権を取った母親と暮らすことになりますが、母親が交通事故に遭い、亡くなってしまいます。その経緯から親戚に引き取られることになりますが、九太は言い知れぬ孤独を感じ、引っ越しの最中に逃げ出してしまいます。渋谷の街を彷徨っているとバケモノ(熊のような獣人)と出会います。すぐに見失ってしまった九太は『強さ』を求め、そのバケモノを探します。そうしているうちに彼はバケモノ界に迷い込んでしまいます。色々ありバケモノこと、熊徹の弟子となり、修行を積む九太の新生活からお話は大きく動きます。この作品のいいところは、人間とバケモノとの友情、絆の温かさが丁寧に描かれている点です。最初はバケモノ界の住民は九太にあまり好意的ではないのですが、彼が一生懸命、修行や家事などを頑張っている姿に心を開いていく様は素敵だと思いました。そして九太と熊徹は確かに弟子と師匠の関係ですが、それだけではない絆があります。親子のような、兄のような、そして親友のようなとても強いものが2人の間にはあって、それが羨ましく感じます。数年後、九太がたくましく成長し、人間界とバケモノ界両方知っている彼がどのような行動を起こすのか、最後まで見どころがたくさんある少し不思議なストーリーの作品です。
ストーリーを前半と後半に分けると、前半が特に好きです。前半は家出をしたキュータがバケモノ達の住む渋天街に迷い込み、クマテツの弟子として生活を共にしていきます。性格の合わない2人が何度もぶつかり合い、いがみ合いながら、共に認め合い成長していくところが微笑ましくて楽しい気持ちになります。渋天街の様々な獣人達もはじめは災いをもたらすとされる人間のキュータが暮らすことに反対していましたが、キュータとクマテツを何だかんだと気にかけてくれたり、温かく見守ってくれます。後半は17歳になったキュータがクマテツとケンカして人間界に行き女子高生の楓や父に出会います。楓に出会い、小学生から勉強していなかったキュータは楓に教わり、やがて高校生の学習レベルまで到達して楓に大学受験を勧められます。短期間で高校レベルまで理解できるキュータの学習能力の高さに驚きです。最後は心の闇を抱えた一郎彦との闘い、神となったクマテツの化身の刀で決着をつけます。ハッピーエンド好きとしては、最後ただ人間界に戻って、渋天街の良くしてくれた獣人たちとはそれっきりというのが寂しかったです。あと小学生のキュータの反抗期は可愛いですが、高校生になっても相変わらずの反抗期は可愛くないというか、もう少し成長して欲しかったです。前半後半で結構雰囲気が変わりますが、異世界好き、獣人好きの方にオススメです。
僕が「バケモノの子」を観たのは3年前くらいです。その頃は、あまりアニメーション作品に興味が無く洋画ばかりを観ていました。そんなある日、友人の勧めで「バケモノの子」を観ました。すると、のめり込むようにハマって行きました。話の内容はバケモノと人間が共存していない世界で主人公「九太」がたまたまバケモノの世界に入り込んでしまうのです。そこで出会ったのがバケモノの「熊徹」。色々あり熊徹の弟子になる九太。バケモノの世界では人間が共存することが許されない世界。それでも、熊徹は九太を育てると決意します。初めはギクシャクした2人でしたがお互いを認め合い高め合っていく存在になっていきます。そんな時に九太が大きくなるにつれて人間の世界に戻ろうとする出来事が起こるのです。九太も人の子。人間の世界に溶け込んでいき熊徹とは疎遠になっていきます。九太の前に突然現れる父親。弟子である九太が離れて行ってしまった熊徹。2人?はどうなっめ行くのでしょうか。映画を観て改めて友情、家族の大切さを考えさせてくれる映画です。私はこの映画を何回も観ております。友達とケンカをした時、自分に自信を持てなくなったときにこの映画を観て自信をもらってます。一度は観て損は無い映画です。
前半の修行シーンは面白いけど、後半、九太が17歳になってからがおもしろくありませんでした。修行のところは熊徹があんまりうまく教えられないところとか、いい選手がいいコーチになれるとは限らない感が出ていてよかったと思います。感覚とか告げられてもわからないですよね。でも、後半で9歳からバケモノ界にいて、人間界に戻っていけるのもわからないし、普通、大騒ぎになりません?もう死んだ人認定されててもおかしくないと思うのですが。それに、最初に図書館に行ったのだって、意味がわからないし、ヒロインとして会わせるために行かせただけのご都合主義だと思います。それにこのヒロインがウザくてきらいです。よくわかってないのに、一郎彦に説教してくるし、正論厨に見えました。細田守さんの作品はおおかみ子どももそうでしたけど、リアリティがないというか、なんか日本の話じゃない感じがするというか、日本でストリートチルドレンっているのかい?とか、お父さんが嫌な人なのかと思ったら、17歳の時に出てきたら普通の人だったとか、気になるところが多くて、あまり話に入り込めません。なんだろう?ファンタジーにするなら、もう日本を舞台にしなくていいのにと思います。日本を舞台にするなら、ファンタジーの部分以外はリアルにして欲しいです。
日常で誰もが感じる孤独感は、どこからやってくるのでしょうか。私は、自分のこころの中が満たされていないと孤独を感じると思います。こころの中を満たすものとはいったい何なのでしょうか。私は、孤独を感じた時にこころを満たしてくれるのは勇気だと思います。その勇気は自分から湧いてくる自発的なもの、あるいは他の人から与えられる勇気など、どちらの勇気でも自分のこころは満たされると思います。日常で自分に自信をなくしたり、やる気がでないことが続いたりしたときには、自分に勇気を与えてくれる「バケモノの子」をオススメします。主人公の成長する姿が、かっこよく青春を感じることが出来ます。バケモノの世界と人間の世界とのはざまで揺れる主人公のこころの成長が、勇気と感動を与えてくれます。青春時代に感じる苛立ちやこころの葛藤など、ついつい主人公に感情移入してしまいます。主人公の行動がまさに勇気を与えてくれるものであり、私のこころを満たしてくれる作品なのでとても面白いです。子育て中のママ、反抗期に入ったお子さん、こころが満たされないと感じる大人まで幅広い層が楽しめる作品です。映像がとてもきれいで圧倒される映像にこころ奪われます。
簡単に言うとバケモノに出会い自分という人間をバカにされ、それが悔しくてそのバケモノに負けないように努力し成長して徐々に認められていく物語です。これだけだとよくわからない映画ですが。。主人公は、自分は一人で生きているしこれからも一人で生きていくと思っていたけど、バケモノに出会って一人じゃないんだと感じたり人間としても成長していきます。バケモノの世界でのいろいろな出会いやルールなど、たくさんのことを知っていって新しい世界観を見つけていきます。現実でもたくさんの人が孤独を感じたり自分は一人だと思ってしまうこの世界で、本当は誰もが一人じゃなくて一人ひとりのいろんな生き方があったり考え方があったりして、それが普通なんだということも映画の中で表現されていて、強いメッセージ性のある映画だと思います。さすが細田守作品だなと思います。映画館で一度観たのですが、実は結末がよくわかりませんでした。いろいろ考えられる意味があるらしく、映画で観たあとネタバレの考察を読み、そういう解釈なのかなどと感じました。だから、もう一度観てみようかなと思っています。孤独に感じたときや自分は一人だと思っている人は主人公の気持ちがわかり感情移入できるのではないでしょうか。
本当の親子ではないけれど、2人の間にはとても深い絆があるのが、伝わってきて感動しました。種族をこえた親子愛が素晴らしくて泣けました。友情、家族、成長などについて考えさせられました。弱かった少年が鍛えられてだんだん強くなっていく過程が、丁寧に描かれていてとても良かったと思いました。リリーフランキーさんの声がすごく良かったと思いました。ストーリーのテンポが良くて、音楽も素敵でした。笑いあり、興奮あり、感動ありでとても面白かったです。クマテツが口下手で気持ちを伝えるのが上手くないのですが、文句を言いながらもきちんと面倒をみるところが良かったと思いました。九太とクマテツの掛け合いがすごく面白かったです。親子であり師弟であって、お互いに成長していく姿が、胸にグッときました。信頼関係がちゃんとしていれば、どんな場合であっても上手くいくものだと思いました。映像がとてもきれいで良かったです。誰の心の中にも九太にとってのクマテツのような、心に大切にしている人がいるのだと思いました。全世代が共感できるストーリーで、映画の世界観に引き込まれてしまいました。ミスターチルドレンの主題歌がとても良かったと思いました。
まとめ
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