ワイルドローズ(映画)の無料動画フル配信｜DVDレンタルよりオススメ

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ワイルドローズ(映画)の内容

映画『ワイルド・ローズ』は、2018年にイギリスで公開され、2020年6月に日本で公開されました。

本作は、カントリー歌手を夢見るシングルマザーの姿を描くヒューマンドラマとして、トム・ハーパー監督、ニコール・テイラー脚本によって制作されました。

主人公でシングルマザーのローズ役を『ジュディ 虹の彼方に』での好演が光ったジェシー・バックリーが演じました。また、劇中の全曲を自ら歌っており観客を圧倒してくれます。そんな彼女の母マリオン役をジュリー・ウォルターズ、彼女の歌声に魅了された資産家スザンナ役をソフィー・オコネドーと、実力派キャストの共演が実現。

そして、主題歌「GLASGOW」が賞レースで音楽賞を席捲、また英国から音楽映画の傑作が誕生しました。

本作は何においても歌が素晴らしい。主人公の歌唱力も半端ではなく魅力的。久しぶりにサントラを買ってしまうほど、聞き入ってしまいました。

映画の最後、私の心に深く響き声が出るほど泣いた。大人になること、母親になることは自分の行動に責任を持ち、諦めなければいけないことも出てくる。そんな事実を突きつけられても、ローズが夢を追い続けた先にあったものが凄く温かかった。

人間模様が丁寧であり濃厚に描かれており、歌も堪能できる良作品。中でも母親の言葉で、アツくなりました。ジェシー・バックリーの好演はもちろんですが、個人的にはジュリー・ウォルターズのおかげで本作の良さが何倍にもなってると思いました。

主人公を演じた方が素晴らしかったので、調べて観ると『ジュディ　虹の彼方に』の魅力的な世話役の人で、全然分かりませんでした。この方は凄いです。虜になり今後も要注目です。

あらすじ

カリスマ的な歌声を持つローズは、麻薬密売の罪の刑期を終えて刑務所から出所します。実家に帰ると、母・マリオンと二人の幼い子供たちと久しぶりに再会しました。

シングルマザーのローズはカントリー歌手としての成功を夢見ていました。ですが、不器用にしか生きられない彼女は、夢にばかり目が行ってしまい、愛する母や二人の子供たちを傷つけてしまいます。

遂に掴んだチャンスを前に、予想外の出来事が起きてしまいます。夢と大切な家族の間で板挟みになった彼女はどちらを選ぶのか…？

見どころ

観客の心に伝える楽曲

本作の冒頭、主人公・ローズが刑務所の中でカントリー歌手のドリー・パートンの歌を歌っていたことが会話の中でわかり、孤独な刑務所生活の中で彼女の唯一の支えが歌であることを分からせる演出があります。

加えて、開始5分で彼女の歌声が披露されタイトルバックに流れる歌詞がそのままローズの心情や状況を代弁するなど、楽曲の絶妙な選曲も本作の大きな魅力となっております。

そんな彼女は、自分の才能を信じて人生の再スタートに臨みますが、自分の夢の家族との間で葛藤を抱えており、その心情や悩みを観客にストレートに伝える楽曲も素晴らしい。是非、一つひとつ選曲された楽曲に注目していただきたいです。

ラスト5分の感動

ずば抜けた才能と歌うことに対する情熱や努力は惜しまないローズ。しかし、才能と努力だけで夢が叶うかといえばそれはまた別の話。

そんな中で、彼女が最後に決断した内容が本作の最大のテーマとなっており、最後に歌う自作曲「Glasgow」に凝縮されてます。

キャッチコピー“ラスト5分の感動”その感動はまさしく本物であることを感じることでしょう。

スタッフ

監督：トム・ハーパー
脚本：ニコール・テイラー
製作：フェイ・ウォード
製作総指揮：レスリー・フィンレイ / ザヴィエル・マーチャンド / ポリー・ストークス / ナターシャ・ワートン
音楽：ジャック・アーノルド
撮影：ジョージ・スティル
編集：マーク・エカーズリー

キャスト

ローズ：ジェシー・バックリー
麻薬密売の前科と二人の子供を持つシングルマザー。カントリー歌手になることを夢見ている。

マリオン：ジュリー・ウォルターズ
ローズの母親。歌手になる夢を諦めて、子供たちにしっかりと向き合って生きていくことを諭し続ける。

スザンナ：ソフィー・オコネドー
ローズが家政婦として働くことになる家主。地元の資産家で、ローズの歌声に魅了される。

サム：ジェイミー・シーヴェス

アラン：クレイグ・パーキンソン

エリオット：ジェームズ・ハークネス

バーテンダー：ジャネイ・ゴドリー

ワイノナ：デイジー・リトルフェルド

ライル：アダム・ミッチェル

ローリー：ライアン・カー

ネル：ニコール・カー

ケイシー・マスグレイヴス：ケイシー・マスグレイヴス

アシュリー・マクブライド：アシュリー・マクブライド

ボブ・ハリス：ボブ・ハリス

まとめ